HD編集奮闘記
MASABOYです。
先日、ある作品でFCP5を使ってHD作品を制作いたしましたのでご報告します。
できるだけシステムを安価に抑えるため、もともとあるG5-Dual2.5G(メモリー3.5G)とモニターCinamaDisplay23-inchをベースに組みました。
キャプチャーカードはblackmagicのDeckLink HD Pro Dual Linkに(http://www.blackmagic-design.jp/)
フルHDでモニターリングできるようを同じくblackmagicのHDLinkを購入しCinamaDisplay23-inchに接続しました。
DeckLink HDはPCI-X 133MHz対応ですが、Dual Linkの方はBNCのプラグが多いので133のスロットにはハマらず
ひとつ下の100の方に入れる必要がありましたが、問題なく動作いたしました。
RAIDディスクは、Micro SolutionのENTERPRISE SATA #2(http://www.micro-solution.com/)とTEMPO-XeSATA 8(http://www.sonnettech.com/jp/product/tempo-x_esata8.html)の組み合わせを、
セレクション越後屋(http://www.selection-echigoya.com/)で、
HDDはバルクでWestern Digital Caviar SE 16 WD2500KSを8台購入しました。
全部で50−60万円の投資で抑えることができました。
ディスクスピードが心配でしたが、Blackmagic Disk Speed Testによる実測で400MB/s以上で非圧縮の10-Bit RGB4:4:4で46fpsまでいける
(8-Bitだと92fps)ということで安心しました。また、ディスクをホットスワップ(起動中にオン/オフできる)できるのも魅力ですね。
実際に取り込んでみた所、ストレスなく編集できました。8-Bitの時は、ディゾルブ、スーパーともグリーンの表示でリアルタイムプレビューできましたが、10-Bitでは全部レンダリングが必要です。しかし今回はスーパーやエフェクトはほとんど使わない作品なので画質を保持しするため10-Bitで編集しました。
また今回、30本を超える素材の量で、Media100しか使えないプロデューサーと2人でオフラインをやるという事で、HDCAM素材を一旦DVCAMに落として
オフライン後、タイムラインをEDL書き出しして、HDCAMのデッキを借りてバッチ取り込みをするというスタイルをとりました。
EDLの読み込みは、問題なくいけたのですがアシスタントに任せたMedia100の取り込み時に起きていたTCずれ(Media100は素材のTCが飛んでいても、それに気づかずそのまま続けてTCを書いてしまいます)で大変に苦労しました。
編集時はHDLinkが以外に重宝しました。
また、今回HDVの素材がいくつかあり、一旦FireWireでHDVフォーマットのままで取り込んだ後にタイムラインにのせて編集しようとしましたがレンダリングに大変時間がかかります。
しかし、DeckLink HD ProはHDVムービーをリアルタイムでHD-SDI出力ができる事に気づき、取り込んだ素材をHDCAMに一旦コピーして再度取り込みました。
編集後に再度デッキを借りて落としました。このときにMac側から同期信号を送るように設定しないとうまくいきませんでした。(DeckLink HDに内蔵)
一旦、終わった後に、耳の聴こえない方の為に、ナレーションやコメントに全編スーパーをのせる作業を行いました。
HDサイズのままだとスーパーを乗せただけでレンダリングが必要なので、一旦ダ***ンしたSD素材をFCP5に取り込み、リアルタイムプレビューをしながらスーパー入れ作業をしてHDのタイムライン上にコピー&ペースとしました。文字サイズ等は、あらかじめテストをしていたので、HD上での位置の変更はほとんどありませんでした。
いざレンダリングという所で、問題発生!
20分の作品でしたが、とくにエフェクトをかけている所などはメモリー不足で何度も止まったり落ちたりで・・・しかも、レンダリングしたはずの所のスーパーが透明になる現象が何ヶ所にもおきました。これだけは、チェックに時間がかかり、大変でした。
メモリーも最終的に8GのMAXまでしましたが、この現象は変わりませんでした。
色を変えたり、SDの素材をエフェクトで拡大する作業もしていたので、一旦白完パケの状態でムービーに書き出して、やってみました。
これで、メモリー不足は出なくなりましたが、スーパーが透明になる現象は変わりませんでした。これは、困りました。
素材本数が多かったのでHDCAM to DVCAMのコピー費はかさみましたが、
HDCAMデッキのレンタルが7万円×3日間だけに収まりましたので、ある程度、安価に抑えられたと思います。
という事で、つたない体験ですが、お役に立てれば幸いです。
MASABOY
P.S.:DeckLinkはPCI Express晩も出ましたが、SATAを8本つなげるTEMPO-XeSATA 8が、まだPCI Expressに対応していないので最新のG5-Quadでは同じシステムが組めないのが残念です。