NTSCのDVD-RをPALのDVD-Rにするには?
以前iDVD4で作成した自作のDVDビデオをヨーロッパの友達に配布することになり、ディスクをPALフォーマットに変換したいのですが、どういう風にすれば出来るのか悩んでいます。
どなたか、アドバイスして頂ける方おられましたら宜しくお願いします。
以前iDVD4で作成した自作のDVDビデオをヨーロッパの友達に配布することになり、ディスクをPALフォーマットに変換したいのですが、どういう風にすれば出来るのか悩んでいます。
どなたか、アドバイスして頂ける方おられましたら宜しくお願いします。
どこの国に送られるのかわかりませんが、少なくともドイツで言いますと、一般に出回っている家電 DVD プレーヤーには、NTSC-Playback 機能が標準で備わっています。これは既に VHS の時代からそうで、無名の安いメーカーのものでもまず備わっていないということはないはずです。つまり NTSC の DVD でも VHS カセットでも、ドイツで発売されている再生機なら、そのままで PAL のテレビ受像機に映し出すことが出来るのです。
DVD の場合はリュージョンが違えばもちろんアウトですが、iDVD で作ったディスクにはリュージョンは含まれませんから、PAL に変換しなくてもそのままで観れると思います。
ただ、ヨーロッパの御友人がプレーヤーの設定を最初にきちんとやっていないと、灰色の画面になってしまうかも知れません。でもこれを一度正しく設定さえすれば、PAL のディスクも NTSC のディスクも、機械が自動的に判断し、必要なら PAL の信号に変換してテレビに出力してくれるのです。
試しに一枚、お友達に NTSC のまま普通にコピーしたディスクを送って、実際に試してもらってはいかがかでしょうか。その際念のためその人に、お手持ちのプレーヤーが NTSC-Playback 機能付きかどうか、調べてもらって下さい。でもドイツ以外の国でも、少なくとも西欧諸国でなら、まず備わっているのではないかと思います。
以前DVDStudioproのトピックでも書きましたが、PALの
ディスクにするには個々の材料すべてをPALで作り直す
必要があり、正直大変な手間な上iDVDの手にはあまると
思われます。iDVDの新規プロジェクトをPAL設定にして
一から作り直すのが一番の近道です(その際ムービーを
事前にPALに変換しておく必要があるかもしれません)
どうしても PAL に変換したディスクを作らなければならない場合は、
1. VOB ファイルを DV ファイルに変換書き出し(例えば Toast Titanium with Jam 等で)
2. それを QuickTime Pro で PAL に変換書き出し
3. 出来上がったファイルにチャプタが生きていればあらかじめ環境設定を PAL に設定した iDVD にドラッグしてオーサリングとディスク作成
4. チャプタが生きていなければ一度 iMovie に取り込み、チャプタを設定して iDVD に送り、オーサリングとディスク作成
という感じになるのではないでしょうか。いずれにしても、iMovie や iDVD に送る前のファイルが、既に PAL に変換済みであることが必須条件です。
実のところ私自身現在ドイツに在住してまして、そのドイツの普通の電気店で購入した DVDプレーヤー(パイオニア製ですが)を持っていますが、先日のメッセージで申し上げましたように、NTSC のディスクを挿入すると機械が自動的にこれを認識し、PAL に変換してテレビに映してくれるので、日本の DVD をドイツの PAL のテレビで問題なく観れております。
ドイツと日本はリュージョン・コードも同じなので、日本で市販されている映画の DVD も再生出来ますし、テレビ番組を録画したものも OK です。画質、音質共に全く問題ありません。iDVD で作られた NTSC のディスクはやってみたことがないのでわかりませんが、多分大丈夫です。
これに対して、日本で一般に市販されている DVD プレーヤーには、PAL を再生する機能が付いておらず、ドイツの DVD を日本のテレビに映して観たい人は、海外向け製品を扱っている特別なショップで、変換機内蔵の特別機種を購入するか、または変換機を買ってプレーヤーとテレビの間に取り付ける必要があります。
でもドイツでは NTSC 再生機能は DVD プレーヤーに標準で装備されいるので、そのような必要がありません。恐らくヨーロッパなら他の国でも同様なはずです。ただフランスだけは SECAM という画像方式が採用されており、これと NTSC の関係がどうなのかはちょっとわかりませんです。
ひでさんがおっしゃるように、変換済みディスクを作るのは非常に面倒で、手間と時間がかかります。でもそのようなことをしなくても、NTSC のまま単にディスクをコピーして送るだけで、多分お友達のプレーヤーで問題なく再生出来ると思います。コンピューターなら画像方式に関係なく観れますし、これらを総合するに、わざわざ PAL に変換してディスクを作成する理由というのが見当たらないように思います。
私の場合はビデオカメラもドイツで買ったものなので、日本の実家に映像を送る際に、本来 NTSC に変換しなければならないわけですが、いろいろ試したあげく PAL から NTSC への変換は、画質の点でどうしてもうまく行かないことがわかり、結局実家の方で PAL 再生機能の付いた特別機種を買ってもらいました。ですから実家で観てもらう分には問題ないのですが、それ以外の日本の知人等に送る場合は、パソコンがないと観てもらえないので非常に不便です。でもどうしようもないのが現状で、日本でも PAL 再生機能が標準で付いていればいいのにといつも思っています。
色々教えて頂きましてありがとうございます。
そんなに大変なことだとは思わず、通常マスターのDVDをToast6でコピーして配布しているので、ToastにあるPALのボタンをクリックしてコピーすればPALになるのかと思っていました。当然不可能だったわけです。それで、まだデータが残っていたのでiDVDでPAL設定にして新規プロジェクトで作り直してみたのです。(ムービーはNTSCのままでした。)ところが作成中オーディオファイルのところで固まってしまいました。その結果元のムービーのオーディオファイルが壊れてしまったようで落ち込んでしまいました。なんともDVDビデオ作製は大変な作業であると再認識してしまいました。
マスターのDVDからムービーを取り出してPALに変換することはもっと大変なんでしょうか?
Jin60様 詳しい情報とアドバイス頂きましてありがとうごうざいます。
ヨーロッパのDVDプレーヤーがそんなに使えるものだとは知りませんでした。
フランス在住の人から、PALのDVDを送ってくれと言われたもので、安請け合いしてしまったのです。
NTSCで問題なく見れるのかどうかサンプルを送ってみます。その間に教えて頂いた方法でPALに挑戦してみようと思います。作製したときのデーターを壊してしまったのがとっても心残りですが、DVDという形で残っているのでそれを元にやってみます。本当にありがとうございます。
ちょっとインターネットで検索してみたところ、次のようなサイトがありました。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1383522&rev=1
ここで質問をしているフランス在住の人が、日本から持って行った DVD がフランスのデッキで問題なく再生出来ると言っていますし、その後のやり取りからも推察するに、ドイツと同様フランスでも、市販の DVDプレーヤーに NTSC-Playback 機能がちゃんと備わっているように思えます。
他のサイトも見てみたところ、フランスで出回っている DVDソフトは、SECAM ではなくて PAL に統一されているようですね。他のヨーロッパ諸国でも観れるようにという配慮なのかも知れません。
でもフランスのテレビ受像機の映像方式は SECAM のはずですから、フランスで販売されている DVDプレーヤーは、PAL も NTSC も SECAM に変換してテレビに出力するという、更に凝った仕組みになっているんだと思います。
EU の中でフランスだけが NTSC が再生出来ないというのも何となく考えにくいですし、恐らく NTSC のまま送っても大丈夫なのではないかと思っています。
IDVD の環境設定で映像方式を変えた場合、素材が PAL で iDVD を NTSC に設定した場合は、ディスクが焼き上がることは焼き上がりますが、映像がカクカクした動きになるなどして、結局使い物になりません。でも一応出来上がった映像は NTSC のようです。これは Apple DVD Player で再生してみて、その際に表示の大きさを「標準サイズ(アップルキー+2)」にすると、PAL の映像と NTSC の映像では大きさが違うのでわかります。
素材が NTSC で設定を PAL にした場合はどうなるのかわかりませんが、一応 iDVD のヘルプには、iDVD で映像方式を変換することは出来ないと明記されています。もしかしたら NTSC → PAL の場合は固まってしまうのかも知れませんね。
Toast 6 Titanium で PAL を選択しても PAL にならなかったとのことですが、これは「ビデオ」を選択した画面でのことですよね。マスター DVD の本編 VOB ファイルをドラッグされたのだと思いますが、恐らく御存知かとは思いますが、そのムービーを選択して、メニューバーの「ディスク」から「ビデオ書き出し転送」を選んで書き出すと、ムービーが DV ファイルとして保存されると思います(ディスクの空き容量が無茶苦茶必要なようですが)。
もしこれが「PAL」にチェックを入れることにより、出来上がったファイルが既に PAL に変換されていればいいですが、NTSC のままだった場合は、それを QuickTime Pro を使うか、一度 iMovie に取り込んで、圧縮形式を「DV-PAL」に設定した QuickTime ムービーとして書き出せば、多分 PAL の映像に変換されると思います。
それをまた iDVD か Toast 6 で焼けばいいはずですが、正直のところ、こうやって書いているだけで気が遠くなります。それと、これだけ苦労して変換した後の映像の質がどうなのかも気がかりです。もし実際にやってみられた場合は、どうなるのか興味がありますので、是非結果を教えて下さい。よろしくお願いします。
えっと、戯言です。
その昔、CDV-Singleが出た時に映像フォーマットはNTSCとPALしか
存在しませんでした。
で、SECAMの地域では(PAL→SECAM)アダプターを付けて見て下さいと
言っていたようですので、今ならNTSC→SECAMのコンバータの費用も
大したことはないのかなと推測します。
採用国数だとPALが一番かもしれませんがSECAMも、それなりの国が
採用している筈。
日本で一番、近い採用国はロシア。
http://e-words.jp/w/SECAM.html
http://www.meijigakuin.ac.jp/joho/kyouin/material/copyedit/copyedit2.htm
あたりを見ると、採用している国はヨーロッパならほとんどが旧東ブロックですね。他にはあの北朝鮮までがどうやら SECAM のようです。開発したのがフランスなのに、興味深いですね。
フランスで市販 DVD ソフトが PAL に統一して提供されている以上、DVD プレーヤーが NTSC → SECAM コンバータを内蔵していないとは考えにくいですが、実際どうなのか、とにかく結果が楽しみです。
NTSC を PAL に変換する手間を考えると、やはり Skip Hendrix さんのお友達の方で NTSC を再生する環境を作ってもらうのが、何よりも一番の策だと思っています。そうなればこれから好きな時にいくらでも、余計な心配や労力なしに DVD を送れますからね。
あ、北朝鮮は頭にありませんでした。
テレビ方式は政治力が大きく働きますので、北朝鮮は、その宗主国の
ロシア(当時のソ連)に倣ったんでしょうね。
で、ロシアとフランスは昔から上の方は繋がっているようで、貴族は
フランス語を使っていたとか。
で、戯言は、おいといて。
私もトピ主の友人の方にDVDプレーヤの確認をしてもらうのが良いと
思います。
NTSCのDVD-Videoをそのまま観る事が出来れば面倒な変換をしなくて
済みますし。
因みにPopcornも異なるテレビ方式の変換はしません。
なるほど、映像方式の違いが体制の違いにも利用されていたんですね。教えていただいてありがとうございました。
iDVD のディスカッションボードは歴史の勉強にもなりますね〜 v(^_^)。
皆さん色々相談に乗って頂き本当に有りがとうございます。
PAL版を作ろうと作業しています。今日はToast 6でVOBファイルをDVファイルに書き出してみました。
しかし、チャプターを作ったり、iDVDでメニュー画面を作ったり又同じ作業をしなくてはなら無いかと思うと、気が遠くなりますが、勉強と思って作ってみます。
それと並行してNTSC版を送って確認してもらうことにしましたので結果が出ましたら報告させて頂きます。
フォーマットのことでも色々と歴史や世界情勢が分かるのは面白い反面、統一できない悲しさも感じます。
我が家のパイオニアのプレーヤーを改めて調べてみたのですが、この機械はテレビへの出力信号を、自動、PAL、NTSC の3種類設定出来るようになっています。出荷時の初期設定は「自動」になっていて、これでうまく再生出来る場合は何もしないように説明書に書いてあります。
ところがこの「自動」では、PAL のディスクは問題なく再生されましたが、NTSC は白黒でしか映りませんでした。これは想像するに、自動的に PAL のディスクは PAL で、NTSC のディスクは NTSC で出力する仕組みになっているのだと思います。我が家のテレビは PAL ですから、NTSC で出力されたのでは映らないことになります。
そこで設定を変えたのですが、方法は、我が家の機械の場合は一度電源を切り、(リモコンの方ではなくて)機械のフロントに付いている早送りボタンを押したままで電源を入れると別の設定になる仕組みになっており、これで再生してみてまた白黒だったら電源を切って同じ作業を繰り返すという、やや面倒臭いものです。が、多くても2回の作業で正しく設定されます。
結果として、自動ではなく PAL に設定されたのだと思うのですが、以来このままで NTSC と PAL のどちらのディスクも再生してくれるようになっています。もし NTSC に設定した場合は、日本やアメリカのテレビに繋いで同様に観れるのだと思います。このような(日本にとっての)海外向け製品というのを日本で扱っているところがあり、それを買えば、ヨーロッパのディスクが日本でも再生出来るわけですね。お友達の逆で、日本に住むフランス人がフランスのディスクを日本で再生したい場合に役に立ちます。
お友達のプイレーヤーには、更に SECAM が設定の選択肢にあるような気がしています。既に書きましたことの繰り返しで申し訳ありませんが、もし送ったディスクがうまく映らなかった場合、NTSC は再生出来ないんだと思わずに、プレーヤーの説明書を読んで設定してみられるよう、お友達に言ってあげて下さい。何となく出荷時に既に SECAM に設定されているような気はするんですけどね。
やっとの事で、PALフォーマットのディスク作製が出来ました。
Jin60様からアドバイス頂いたとおりに
Toast 6でVOBファイルをDVファイルに書き出し、Quick Time Pro(キーを購入しました。)でDV PALファイルに変換書き出しして、iMovie 5に読み込ませて、チャプターを作製しました。ここまではすこぶる快調でしたが、仕上げにPALに設定したiDVDでオーサリングとディスク作成で、二度、ディスク作製でエラーがおこりました。どうやらiDVDに附属しているメニュー画面の動画がNTSCフォーマットだからではないかなと思ます。それで動画ではないメニュー画面に変更してやっとの事で完成です(多分?)。
多分というのは確かめようがないからです。PALのプレーヤーがないので日本のプレーヤで試したところ見事にエラーが出ました。MACでは問題なく視聴可能です。
あとはこれを実際にフランスに送ってみてもらうことしなりました。
又結果を書き込みます。
それにしても私の作ったディスクは4つのビデオからなっており大変時間がかかりました。それに画質がどうなったのかも気になるところであります。
気の遠くなる作業、お疲れ様でした。
出来上がったディスクがマックで問題なく再生可能なら、多分うまく行ったものと思います。画質の劣化もないようですね。私自身は NTSC から PAL に変換するのは、その逆よりうまく行く確率が高いのではと思っていたのですが、どうやらその予想が当たっていそうな気がしています。
そう予想していた根拠は、1秒あたりのフレーム数です。NTSC は確か1秒あたり約 30フレーム、PAL は約 24フレームで成り立っていて、つまり PAL の方が少なくなっています。これを変換によって多いのが少なくなる分には問題がなく、逆に少ないものを無理矢理多い方の方式に変えるのは、不可能か、何らかの障害が起こるのではと考えたんです。QuickTime の書き出しに DV-PAL はあっても DV-NTSC がないのもこのせいなのかな、なんて勝手に思っていました。もちろん全然見当違いなのかも知れないんですけど。
> 仕上げにPALに設定したiDVDでオーサリングとディスク作成で、
> 二度、ディスク作製でエラーがおこりました。どうやらiDVDに
> 附属しているメニュー画面の動画がNTSCフォーマットだからでは
> ないかなと思ます。
これはちょっと不思議です。私は常に PAL の素材を扱っているわけですが、PAL に設定した iDVD で、動画のメニューで問題なく PAL のディスクを作れています。変換して作られた PAL の素材でも条件は同じだと思うのですが・・・。
iDVD の環境設定で映像方式を変更した場合、それが反映されるのは次の新しいプロジェクトでのはずですよね。最初に iDVD を NTSC に設定していて iMovie からムービーを送ってしまった場合は、その後で PAL に設定し直ても、そのプロジェクトでは無効だと思うのですが、その辺りはどうでしょうか。
と言いつつも、日本の DVD プレーヤーでは(めでたく)エラーが起きたようですので、ディスクはやはり PAL なのだとは思われますが、実際どんなディスクに仕上がったのか、非常に興味があります。拝見出来なくて残念です。
お友達のところでどうなるか、NTSC のままのディスクの結果も含め、報告を楽しみにしています。
NTSCのDVD-RをPALのDVD-Rにするには?