CRYSTAL COAT #01利用への実体験からの注意(と、お勧めしたお詫び)
こちらのdiscussion boardsで当初キーボードやパームレストの変色問題が上がり、それへの対策として表題のモノをお勧めした記憶があります。
これ、暫くつかってみて初めてわかったのですが、注意が必要です。
メーカーの言葉を信じ、色んな物へコートしてみましたが、最初に異変に気がついたのはマウス。手指が当たる部分が黄色く変色してきました。よくみると丁度塗装がぼろぼろと取れている感じで剥がれのヘリが汚れている感じで、逆にすごく汚く、みっともない感じになりました。日焼けでボロボロ皮がはがれている背中の様な、といえば分かりやすいでしょうか。で、どうやっても取れません。マイナスドライバーでそぎおとしてやっと取れますが、キズだらけ。
次に気がついたのは誕生日プレゼントに頂いたZIPPOライター。きらきらと光る蓮がかかれている事もあってコーティングして使っていましたが、気がつくと鏡面仕上げのトップやサイドがマウス同様ボロボロに。下地が金属なのでプラスチックのカードや定規で削り落とそうとしましたが埒が明かず、コンパウンドで落とす事に。
するとボロボロと残った部分がやっと取れたと思ったら光っていた部分が真っ白に。もしやと思って更に磨くとやっと鏡面が戻ってきました。
つまり、想像ですが、何層かにコーティングされたガラス層の上部層が剥がれ汚くなり、コンパウンドで上部層は剥がれたが、下部層がコンパウンドでキズが付いて真っ白になった。更にコンパウンドで磨き続けてコーティングを奇麗さっぱりとってやっと鏡面仕上げの金属が見えた、という事になろうと思います。
この事から、宣伝通り非常に強固なコーティングで「素材」を守る事は立証出来ましたが、逆にコーティングそのものの強さはさほどでも無く、物によっては剥がれ、汚くみっともなく、だからといって容易には剥がせない厄介な代物とも言えます。
小さなZIPPOライターを元に戻すのだけでもものすごく大変でした。。。これをコンピューターに使うなんてちょっと怖過ぎます。私は使う事を止めようと思います。
カメラのレンズにコーティングしたという話しもブログ等で見た記憶があります。。。 少なくとも大事なものに、保護剤として気軽に使える代物では無いと断言出来ると思います。逆にあまり触らないもの、熱などによる収縮率の大きくないもの、コード等の柔らかい物ではない固いもの、であれば強固な保護幕で守ってくれるとは思います。簡単に塗布できるクリアラッカーのような物、とも言えるでしょうか。決して金属用ワックスやポリッシュのような物では無いので、ご注意を。