別アカウントでファイルメーカーが開けない

ライセンス問題では？
MS の Office はインストールすれば、同じマシンにあるアカウントからなら誰でも実行できます。複数のユーザがデスクトップを同時に実行できるわけではないので、これは MS 社の方針だと思います。
しかし、どこの会社もこれと同じ態度とは限りません。特にネットワーク越しに実行できるようなアプリの場合は、ライセンス問題は非常に厳しいと思います。1 ライセンスのパッケージがインストールされている場合には、本当にワンアカウントからしか実行できない、というライセンスの解釈が、ネットワークアプリが普通の unix 環境では、普通と思います。

FileMakerProは6.5でも7.0でも同じMacの２つのアカウントから同時に起動して使うことができます。これはMS Officeと同じです。。
ただし、同じ書類を同時に開くことができないということになります。今回の事例も同一のFileMakerPro書類を開く件だと解釈しています。
FileMakerProでは、書類を開いているだけで内容の変化を記録していきます。途中何らかの原因で不正にアプリケーションが終了することで、終了時に開いていた書類の整合性がなくなることもあるようです。こういう場合には次回その書類を開いたときに、その修復が行われます。
FileMakerProの特徴から、同一書類に同時に複数のユーザーがアクセスすることは困難なのだろうと想像します。FileMakerPro Serverを使えば、このような操作が可能になるのかなと、憶測ですが、思います。
今回の問題についてです。
アカウントＡで書類１を開いているとします。書類１と書類２が関連付けされている場合には、アカウントＢでは書類１のみではなく書類２も開くことができません。
アカウントＡで書類１を開いている場合、アカウントＢでは書類１、書類２も開くことができません。
ネットワーク上の他のPC（MacでもWindows機でも）で書類１にアクセスしている場合、自分のMacの任意のアカウントから書類２は開くことができません。
『同一書類に複数のアカウントからはアクセスできない』という問題が本質ではないかと想像しましたが、いかがでしょうか。

> ２つのアカウントから同時に起動して使うことができます
そうなんですか。どうも適当なこと書いてすみません。
ただ、データベースソフトで、複数のアカウントから、同じファイルが参照できないとしたら、ビジネス用としては、ほとんど無価値になってしまいますね。せいぜい家計簿用だな、、1 ライセンス用ということでそうなっているのかも知れませんね。
別ライセンスのファイルメーカからもアクセスできないのですか？
エクセルは、ネットワーク環境で、1ライセンスのを同時に複数のユーザが実行することはできませんが、複数ライセンスあれば、それらを同時に立ち上げて、1つのファイルを参照することはできますね。
ビジネス用のデータベースソフトだと、一人が書き込む時は、他の利用者は書き込めないように制御（排他制御）するなど、工夫されています。そして、すべてのユーザが同じデータを参照できるようになっています。

はに様
FileMakerPro 7をちょっといじってみました。
複数のPCで同一ファイルを扱う方法がありました。
『FileMakerPro＞共有設定＞FileMakerネットワーク』でネットワーク共有の設定ができます。
これは、TCP/IP経由で現在開いているファイルを他のPCと共有することができる設定です。
さて、これで同一PC（Mac）の複数アカウントで開こうとすると、はに様ご指摘の通り、単一のライセンスでは不可能なようです。２つのライセンスがあれば２つのアカウントで同一のファイルを開けるようになるはずです。ただし、２つのライセンスを登録できるかどうかはわかりませんが。
『ファイル＞共有ファイルを開く』として、現在他のPCで開いているファイルを参照することができます。
FileMakerProは同一ライセンスのものを不正に２つのPCに登録すると起動する時点で警告が表示され、後から起動しようとしたものが起動できなくなったはずです。同一PCの別アカウントで同一ファイルを開こうとして上記の操作をすると、書類を開こうとした時点で『別ライセンスが必要』な旨のメッセージが表示されます。

たくさんご教示いただきありがとうございました。
ライセンスの問題なのですね。正直、ファイルメーカーは結構高価なので、もう１つ買うのは難しいです。
同じコンピューターなのにアカウントが違うだけで同一の書類が開けないとは夢にもおもいませんでした。厳しい世界なんですね。

LAN上に複数のPC（Win or Mac）があるのなら、Webで閲覧させたらどうですか。
FileMakerPro 7の場合：
『FileMakerPro＞共有設定＞インスタントWeb公開』
FileMakerPro 6.5の場合：
『ファイルメーカーPro＞プレファレンス＞プラグイン』でWebコンパニオンにチェック。
最大5台までWeb経由で接続して閲覧できます。確か修正、追加もできたような記憶があります（今は確認できません）。マニュアルにやり方が書いてあったと思いますので、利用する場合にはご確認を。
見た目はあまりよくありません。レイアウトを変えるには、Developer版が必要だったと思います。
以上、ご参考に。

ありがとうございます。
ファイルメーカーの書類というのが実は患者様のデータベースなので、個人情報保護法も施行される（？）ことですし（もちろんされなくても）、Web公開するのはまずいと思います。
せっかく教えていただいたのにすいませんでした。

Ｗeb公開とはなにも、Internetに（外に）むけて公開という意味では
ありません。社内のみのHomePage公開という意味です。所謂イントラ
ネットってやつですね。外部からは参照させなければ良いのです。
ローカルなネットワークでのローカルＷebサーバーって意味です。
というか、最初の話に戻りますが、茂木さんが書いていたように、
『同じファイルを同じMac内の２つの別々なアカウントで【同時に】
開こうとしていた』という事で間違いないんでしょうか？　
そうだとすれば同じMac内で同時に一つのファイルを開くって方が
ふつーに考えれば結構面倒くさいことですが。。。ネットワーク
経由でリモートデスクトップで、２画面体制で同時にひらいてた？
面倒くさくて片方ログインしたままファストユーザースイッチで
切り替えてたとか？
逆に言えば管理者はログオフして、一般ユーザーでログイン
し直せば良いだけの話ではないでせうか？　で、管理者がなにやら
やらなければならないときは、一般ユーザーをログオフして
管理者でログインすれば良いだけでは？

個人情報保護法を踏まえた対応をするのであれば、もっと厳格な運用が必要ではないかと思います。たとえば、ファイルそのものに対するアクセスを制限するようなことを考えなければ、あとあと問題になると懸念します。
医師、看護師の場合、患者情報を漏出することは刑法上の責任を問われるわけですが、その他のスタッフ（例えば受け付けの方など）にはこのような規定がなかったと言われています。個人情報保護法の運用にあたってはこれら「その他のスタッフ」に対する教育を行い、情報を流出させない旨誓約書を書かせるべきという専門家もいます。
さて、ファイルメーカーでの患者情報の管理ですが、これはきちんと情報収集した上での運用が必要です。
電子カルテのためのメーリングリスト（ML）ですが、こちらに参加されてはいかがでしょうか。クローズドMLということですので参加してからということになりますが、過去ログを見ることもできます。こちらをご覧ください。
http://www.psyto.com/medfm/
私もusadii3様が書かれているように、管理者がログオフして、別ユーザーで一般ユーザーでログインし直し、当該ファイルを閲覧することが単純で確実だろうと思います。また、その際、アクセス権の制限をするべきだろうと思います。
FileMaker 5.5がどうだったかは忘れてしまいましたが、6.5や7であればファイルにユーザー名とパスワードを設定できます。また、アクセス権の設定により、レコードのブラウズ・編集・削除・作成・印刷・書き出し・その他の制限を付けることができます。FileMakerには立派なマニュアルがついていますので、ご覧ください。
例えば、印刷、書き出し制限をつけることが、法の実効に寄与するということもあります。
医療機関における個人情報保護法のことがでてくると、現状では、見ることよりも守ることを優先して検討すべきなのだろうと思います。守ることができた上で利便性の向上を検討すべきだろうと思います。顧客情報、患者情報は、流出した場合の集団訴訟ともなれば、情報が悪用されなくても１人あたり１万円の損害賠償＋訴訟費用が請求されるとのことです（受け売りですが）。十分ご注意ください。

パスワードによるアクセス権の設定なら4.0以降は大丈夫だと思います。3台
程度の至極小規模な環境（Mac2台にWin1台）ですが、実際にやっていました。
#当然該当するライセンスは取得した上でです。
3.0以前はアクセス権を設定する必要のある用途のファイルを作成したことが
ないので存じません。（中途半端な内容で申し訳ありません。）
それと「インスタントWeb公開」ですが、7.0はブラウザ越しでもある程度は
スクリプトが走るらしく、レイアウトも自作をある程度再現できているらし
い（ネット等の受け売り）ですので、7.0が実装している機能の範疇で業務用
途が収まる小規模なものなら有益かもしれません。
受け売りネタを読んでいる分には、「接続台数限定の v6 Unlimited」風な印
象を受けました。
#7.0は現在当方にテスト環境がないので試すことができません。受け売りネタ
#がガセでしたらご容赦ください。

いろいろ教えていただき本当にありがとうございます。
Web公開の件、やっと理解できました。はやとちりですいません。
ログイン、、の件ですが、スタッフのみがログイン（管理者その他はログアウト状態）でもやはりハードのデータベースは開けないのです。←これも僕の理解違いであればすいません。
LAN内の異なるパソコンで同時に開けないというのも、普通に考えれば当然のことですよね。。
法律の件ですが、確かにもっと厳格に考え直す必要がありそうです。僕のようなよくわかってない人間が適当にやれる次元ではないことがよくわかりました。医師会経由で個人情報保護法にむけた保険商品も出るらしく、専門家とよく相談して考えていきたいと思います。
ご親切に本当にどうもありがとうございます。

管理者がログアウトしていても開けないのはおかしいですね。ファイルメーカーそのものは起動するのですよね。それを前提として、以下をご参考に。
当該ファイルそのものの「所有権とアクセス権」はどうなっていますか。
当該ファイルを選択し、『コマンド＋Ｉ』として所有権とアクセス権をみてください。
オーナー以外は「アクセス不可」になっていませんか。
この場合、次のメッセージが表示されます。
『「（ファイル名）」は使用中のため、開くことができません。ファイルが単独使用に設定されているか、ネットワーク上でホストが見つかりません。』
この場合、『所有権とアクセス権』の『詳細な情報』からアクセス権を変更します。

トビからずれますが・・・
受け付けなどその他スタッフからの情報漏洩に関して当事者への罰則規定はありませんが、管理者の責任は問われますので注意が必要です。

>> ログイン、、の件ですが、スタッフのみがログイン（管理者その他
>> はログアウト状態）でもやはりハードのデータベースは開けないの
>> です。
そうそう、ここがミソだったのです。これが最初に書かれていれば
ライセンス云々の話はなかったでせう。
茂木さんもかかれてますが、通常な状態なら、開けます（開けてます）。
なにかちとおかしな状態になっているのでは、とおもいます。
茂木さんの書いたことのほかに、一度plist等を含めFileMaker関連
のものを全部一旦消去して、再度Installしてみるとかも必要かも。
キャッシュとかも。

ちなみにライセンスですが、はて？と思って良く読んでみると、
やっぱり同一個人に於て、デスクトップとノート、職場と携帯PC等
という様に一つのみコピーを使用できるとあります。同時には使用
出来ません、もちろん。MS Officeと同じです。（そいえばOfficeは
同時に２つを起動しようとするとネットワーク経由で関知して片方
が起動できなくなる仕組みになってますね）
更に同一のコンピューター内で別なアカウントで使用できない等の
記述もありません。
極端に言えば仮に同一コンピューター内に（違うInstall場所に）2つ
Installしてあったとしても、同時に起動でなければライセンス
的には問題無いということでせう。
てことは、当該ファイルが「誰かが」開いているとロックかかって
しまっているか、アクセス権が適切でなくエラーメッセージも
適切でないか、ファイルのキャッシュが壊れていてそれを参照する
もんだからまだ誰かが開いていると誤報が流れているか、とか、
そんな感じではないかと推測したと。。。