確実にゴミ箱を空にする

>削除したファイルを復活することは可能なのでしょうか。
「削除したファイル」を上書きしているかどうかですね。
上書きしていない限り、復活は可能だと思います。

> 確実にゴミ箱を空にする
本に例えると...　ページと本文を消してしまうのと同じです。dataを保護しませんので上書きされたら終わりです。
ページを消しただけなら本文は消えずに残ってますが(一定の時間を過ぎると上書きされます)見る事は出来ません。
Data Rescueなどを使えば直ぐなら復活できます。
# 直ぐにMacを終了して上書きされないようにすれば復旧の可能性は高いです。

MacOS Xの説明には、
「Finderのメニューから「確実にゴミ箱を空にする」を選択すると、ファイルはエラーデータでただちに上書きされ、二度と復元できません。」
とあります。
単なる削除ならデータレスキューソフト類で復活も可能でしょうけど、このケースでは無理ではないかと。

> 確実にゴミ箱を空にする」を選択すると、ファイルはエラーデータでただちに上書きされ、二度と復元できません。
なるほど。それでは復活出来ませんね。:-)

> 何らかの方法で復活できてしまうような話を聞いたのですが・・・。
できるかできないかを問われれば、できないことはないでしょうね。ただ、莫大な費用と手間がかかって、かつ、場合によっては完全に復活できないといった代物です。
通常の「ゴミ箱を空に」では、ファイル管理情報を消去するのみで、ファイルの実体は（その領域が上書きされるまで）残っています。ファイルレスキューソフト等は、この状況を使ってファイルを復元したりします。
「確実にゴミ箱を空にする」では、管理情報だけでなく、ファイルのデータにも上書きをしますので、普通は復旧は無理です。
しかし、ライブドアの家宅捜索でサーバが押収されたように、上書きされたデータでも、僅かな磁気記録の痕跡を解析して、ファイルを復旧できないことは無いようです。しかし、それこそ、上述のような場合のように（コストと手間の天秤にかからないような）、必要な証拠情報とか、国家機密レベルの物でない限り、コストと手間の浪費でしょうね。
＃磁気記憶の痕跡からファイルを復旧できないことは無いというのがあるので、初期化の時に"0書き込み８回"等、何度もデータを上書きして、痕跡の解析すらできないようにしてしまう機能が付いているわけですけど。

「ゴミ箱を空にする」は、コマンド "rm" と同様に、ファイル管理情報を消去するだけで、実際のデータは残っています。
「確実にゴミ箱を空にする」は、コマンド "srm" を使って、
0xF6, 0x00, 0xFF, random, 0x00, 0xFF, random の順で、
DoD（アメリカ国防総省）アルゴリズムに準拠した方式で7回上書きしてから消去します。
もっと確実にファイルを削除したい時は、ターミナルで下記のコマンド "srm" を使用すると、Peter Gutmannアルゴリズム（諜報機関が採用しているデータ消去）で35回の上書き後、データを " 0 "（ゼロ）で埋めてくれる（ -z オプション）ので、発見しにくくなります。
当然ながら35回も上書きして、さらに "0" を埋め込むので、大きなサイズのデータを削除するには、相当の時間が掛かります。
sudo srm -rz 削除するファイルのパス

なるほど。普通はそこまでして削除しなくても「確実にゴミ箱を空にする」で大丈夫そうですね。
相当重要な機密データを取り扱うときなどは、そのコマンドから削除すれば、ほぼ確実になるわけですね。
よくわかりました。
どうもありがとうございます。

そういうことなんですか。
よくわかりました。
通常の、「ゴミ箱を空に・・・」と「確実にゴミ箱を・・・」の大きな違いは、上書きということなのですね。
みなさん、わかりやすい御説明、ありがとうございます。