> 何かシステムにトラブルがあった時ボリュームが複数ある方が良いからパーティションは作っておいた方が良いと言う意見
これは、意味も解らずやっても利点はありません。パーテーション分けてもHDDが壊れたら当然全体が壊れます。それでも分ける利点(?)としては
0) 例えば本体160GB HDDで80GB / 80GBに分割（数字の正確性は無視してね）していたとして、第一パーテーションにSystemとアプリケーション、第二パーテーションにユーザーが作成したデータ用として
1) backupを取る時により手元にあったりする本体サイズより小さいHDD2台でも良くなる。 80GB x2台とかね。起動可能なSystemのバックアップを復元で作成する時にも同様に80GBがあれば良い。（※1: これは新たにバックアップ用HDDを用意するというような場合には全く意味なし。手元に80GBクラス２台があるよーな場合）
2) HDDのハードウェアトラブルでは無く、ファイルシステムのトラブル等でOS Xが正常に動作しなくなったりした場合、第二パーテーションはそのままで第一パーテーションのみ新規にクリーンに再Install出来る。（※2: んでも、パーテーション分けないでもユーザーデータのバックアップをちゃんと取っていれば同じ事）
3) OS9起動可能マシンの場合等でOS9パーテーションを作る場合、一つのＭacに複数のMac OS Xを別パーテーションにそれぞれ入れて「もしも」に備える。（※3: OS9に関してはIntel Macなら既に未対応だし、後者は特殊な使い方と言えるでしょうね。）
4) HDDが物理的にでなく深刻なファイルシステムエラー読み出せなくなっているか、物理的に破損でも極軽度、もしくは稀に回転する場合がある等で、且つ、DataRescue X等のデータ救出ユーティリティーで認識する場合、パーテーション分けされてあった方が救出しやすい（あたりを付けやすい）。 （※4: これもバックアップがあれば出番は無し）
って、ぐらいでしょうか。てことで、現時点ではBootCampでWindowsを利用する場合以外にはあまりパーテーション分けする意味はありません。パーテーション分けの事を悩むよりも調子よく使うための工夫の方に頭のリソースを振り分けてあげた方が良いかと。それと、バックアップ。これからは（というか前からですが）「トラブル回避」はパーテーション云々ではなく、「如何にしてバックアップをとるか」の方が大事かと思います。
# てことで、私もつい最近までパーテーション分け派（私の場合は(1)の理由が大きい、手持ちのバックアップHDDの関係ですね）だったのですが、先日BootCamp利用の為に内蔵HDDを250GBに換装した時に、Windows用パーテーションだけ用意してあとは１パーテーションにしました。
## 参考：手持ちの3.5inch 200GB HDDに復元でOS Xパーテーション丸ごと定期的バックアップ（というか丸ごとコピー）、換装後の2.5inch SATA 160GB HDDに更にデータのみ毎日差分バックアップ、Windows用に手持ちの2.5inch 30GB HDD、Movie作業用に手持ちのFireWire 80GB 3.5inch HDDを。。。（全て余ったHDDをHDDケースにいれて） あとはデータを定期的にDVDに移行、です。
### つーか、大容量3.5inch １台買えよって感じか、私（泣）
