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Linuxとのデュアルブート設定について

元々UNIXマシンを扱っていたので、最近Mac OS X上で色々いじくっています。
そんな訳で、せっかくPowerPC上でLinuxが動くので試してみたいと思い、Debian GNU/LinuxというOSをパーティションを切ってインストールしてみました。
インストールは何とか出来たようなのですが、optionキーを押しながら起動してLinuxのボリュームは見え、それを選択し起動メニューは表示されるのですが、そこでLinuxを選択しても元の起動ボリュームリストに戻ってしまうのです。
そんな訳で未だにLinuxでの起動は出来ていません。
Linuxのボリュームを選んだ直後に出るメニューは次のような物です。
First Stage GNU/Linux Bootstrap
Press l for GNU/Linux
Press x for Mac OS X
Press c for Mac OS CD-ROM
Stage1 Boot:
ここで「l」と入力すると
Loading second〜Stage bootstrap...
と表示され、元の起動ボリュームパレード画面に戻ります。
ここで、Mac OS Xのボリュームを選択しても画面がグレーになるだけでその先に進まないんですよ。
OpenFirmwareのprintenvで確認するとboot-deviceはhd:,¥¥:tbxiとなっています。
何処を書き換えれば良いのでしょうか?
また、OS 9の頃のMac OS ROMってTigerではどのファイルにあたるのでしょうか?
できればマシンの起動プロセスについて詳細を教えていただけると助かります。
また、Terminalなどから別のLinuxやHFS+パーティションの操作が出来る方法を知っていたら教えて下さい。

投稿日 2005/09/19 20:16

返信: 11

2005/09/19 21:25 Community User への返信

debian は「細かいことは気にしない」distribution です。細部の設定をやってくれない、間違っていることがよくあります。そういうことは自分でやりなさい、という distribution です。
起動で、メニューが出てくるところを見ると、起動パーティションの設定は正しくされているようで、OF も正しく動いています。ただ、そのあとがうまく続いてないようです。
OSX のターミナルで、sudo pdisk /dev/disk0 -dump (内蔵ドライブにインストールしているとき)とすると、パーティションマップを表示します。これで、Apple_Bootstrap なるパーティションがどこにできているか探します。このパーティションは HFS ですが、Apple_Bootstrap なるパーティションのため、Tiger や MacOS では、自動的には、マウントされません。但し、マウントポイントを用意しておけば mount コマンドで普通にマウントできます。マウントして中を見ると、yaboot (yet another boot の略です)と yaboot.conf というのがあります。この yaboot.conf の中身が不適切なために、Linux が起動しないのです。このファイルは単なるテキストファイルですので、これを修正してやれば、起動するようにできます。
とりあえずは、この yaboot と yaboot.conf を Tiger のルートパーティションにコピーします。これらは、直接、Apple_Bootstrap からコピーするより、debian の cdrom からコピーする方が簡単でしょう(cdrom から カーネル(名前は vmlinux)もコピーしておきます)。こうすれば、OF の画面で、
boot hd:X,yaboot
としてやれば、(yaboot.conf が正しければ)、Linux を起動させることができます。X は Tiger のルートパーティションのパーティション番号です。
さて、問題の yaboot.conf ですが、cdrom からコピーしたものをベースに変更します。変更点は、もとのは cdrom 上のカーネルを読み込むようになっているので、これを Tiger のルートパーティションのものに変更する。cd:, となっている部分を、hd:X, に変更します。また、root= という行も変更します。インストーラではラムディスクをマウントするようになってますが、これをインストールした Linux のパーティション(/dev/hdaY、Y は Linux のパーティション番号)に変更します。initrd= という行は削除します。これで、OF から Linux が起動しませんか?
起動の仕組みなどは、yaboot のホームページなどのドキュメントを読んで下さい。(ここには、yaboot.conf をどうするのかも説明されています)。でもいまアクセスできないようですね、、、
起動するようにできれば、あとは、Linux から /etc/yaboot.conf を変更してdual boot にできるのですが。
> できればマシンの起動プロセスについて詳細を教えていただける
ここでは無理です。google で適当なところを探して下さい。
とりあえずは、debian の ppc install の解説をよく読んで下さい。
> OS 9の頃のMac OS ROMってTigerではどのファイル
mach_kernel です。
> Terminalなどから別のLinuxやHFS+パーティションの操作が出来る方法
ext2fsx をインストールして下さい。
http://sourceforge.net/projects/ext2fsx/

2005/09/19 23:19 Community User への返信

はに様
いつも的確な回答ありがとうございます。
教えていただいた内容については試そうとしているのですが、マウントポイントってどうすれば設定できるんだっけ?とか壁は高いです。
何せUNIX関係は3年もいじっていなかったので、ぼけまくりです。
いろいろと探ってみてまた質問するかもしれませんが、よろしくお願いします。

2005/09/20 01:03 Community User への返信

> マウントポイントってどうすれば設定できるんだっけ?
うーん、なかなか前途は厳しそうです。
mkdir /Volumes/ln-boot
mount -t hfs /dev/disk0sX /Volumes/ln-boot
かな。ln-boot の名前は何でもいいです。

2005/09/21 00:44 Community User への返信

途中経過報告です。
ご指示通りApple_Bootstarapを/devにマウントし、yabootとyaboot.confを/にコピー(CD-ROMには見つかりませんでした)。
yaboot.confを次のように修正してOpenFirmware画面で「boot hd:,yaboot」を実行。これでLinuxの起動画面に入るようになりました。
...
boot=/dev/hdb3 *Apple_BootstarapはSATAの2台目の第3パーティションに有ります。
device=/ht/pci@7/ks-sata-root/k2-sata@1/disk0 *OpenFirmwareのdevalias名
partition=7
root=/dev/hdb7 *Linuxの「/」は第7パーティション
...
macosx=/dev/hda3 *Mac OS Xの起動パーティション
image=/boot/vmlinux
...
しかし、カーネルパニックを起こして停止してしまいます。
...
pivot_root: No such file or directory
/bin/init: 432: cannot open dev/console: No such File
kernel panic: Attempted to kill init!
<0>Rebooting in 180 seconds..
これを見て「pivot_root」や「/bin/init」、「dev/console」が無いのかと思い、再インストールしてみましたが同じでした。
「/」パーティションのマウントの仕方が判らず、確認出来ず。
Debianのインストールマニュアルのブートパラメーターの項目を見ると「カーネルは最大でコマンドラインオプションを 8 つと、 環境オプションを 8 つ受け付けます。 (インストーラがデフォルトで付加するオプション含む) もしこの数を超過すると、 2.4 カーネルは超過したオプションを無視してしまいますし、 2.6 カーネルはカーネルパニックを起こしてしまいます。」と有ります。
これは接続している周辺機器などとは関係ないのでしょうか?
試しにUSB, FireWireなどの外部接続ポートから機器を外しても同じでした。
いろいろとググって探ってはいるのですが、有益な情報が見つかりません。
もう少しサポートをお願いします。

2005/09/21 01:40 Community User への返信

> pivot_root: No such file or directory
> /bin/init: 432: cannot open dev/console: No such File
> kernel panic: Attempted to kill init!
このカーネルパニックは、root= のルートパーティションの指定が間違っているため、カーネルが正しいルートを見つけられないためです。まず、G5のSATA の場合、Linux でのデバイス名は /dev/sda、/dev/sdb になります。SATA ならすべて scsi device になるかというとそういうわけでもないようですが、コントローラによって、scsi デバイスになったり、ide デバイスになったりするといったところです。
これを直されるとどうなりますでしょうか?

2005/09/21 13:44 Community User への返信

御利用のマシン情報が G5 になっているので、G5 の場合は、、と書きましたが、インストールされているのは G5 でしょうか?
小生、最新の debian-testing (9月20日付け)のネットワークインストーラをダウンロードしてうちの G5 で起動させてみましたが、起動こそすれ、インストーラはまともに動きませんでした。debian のどれをどの機種にインストールされようとしているのでしょう?

2005/09/21 15:08 Community User への返信

インストールしているのはPowerMac G5/2.5GHz Dualです。
DebianのバージョンはSarge(3.1 rev1)の安定版でインストールには「expert-power4」を選びました。
また進展が有りましたら書き込みたいと思います。

2005/09/22 06:07 Community User への返信

sarge でやってみました。うちも同じ G5 2.5 GHz Dual です。できますよ。Xまで動いてしまいました。G5 では、いままで、testing ばかりで試していたので、sarge でうまく動くとは思ってませんでした。sarge そのものは、6月にリリースされたときに全バイナリー(DVD 2 枚)を jigdo でダウンロードしてました(夜中放置しておいただけです)。
yaboot.conf を手動で変更して試しているより、インストールをやり直す方が速いように思います。多分、まだ最初の base install でしょうから、要領よくやれば30分もかかりません(15分?)。
インストールされているのが、sdb なのが(少し)気になります。sda にインストールする方が問題が少ない(とにかく os は片方にまとめる)と思います。大分前のことですが、やはり、sdb に Linux をインストールしたところ(osx とApple_Bootstrap は sda)、ブートさせることが出来ませんでした。今なら出来るのかも知れませんけど、それ以来、osx も linux もsda にインストールしてます。sdb (250 GB)はまるごとデータディスクにしてます。当時は、まだ、yaboot に問題があったのかも知れませんけど。

2005/09/22 12:42 Community User への返信

いろいろと御指南ありがとうございますm(_ _)m
yaboot.confのドライブ設定をご指摘の通りhdb*ではなくsdb*にしたらインストールが完了し、一応ログイン出来ました。
インストールはNet Installを選択し、用途も色々と選択したので2時間くらいかかりました。
ただ、X-Windowが立ち上がるでもなく、CUIのプロンプトのままでその先に何をすれば良いのか正直分かりません。
LinuxってGUIじゃなくCUIのOSなんでしょうか?違いますよね?
Linuxのインストール目的はそのインターフェースに慣れる事とOSの構成を理解する事なので、特に何のアプリケーションを動かしたいとか今はまだありません。
もうLinuxがどんな物なのかなどもう少し調べてみて、今度はsda*にインストールしてみてどうなるかやってみたいと思います。
まあOS Xでデュアルブートが出来なかったら、Virtual PC上で動かしてみたいとも思っています。
あとインストールが完了して初めてログインする時にディスプレイがどうのというメッセージが出たのですが、何か関係があるのでしょうか?
詳細は記録していなかったので分からないのですが、グラフィックカードがサポートされていない旨のメッセージだったと思います。
当方の環境はATI Radeon 9600XT (128MB)でディスプレイはCinema HD Dispray 23 (1,920*1,200, 32bit)です。

2005/09/22 21:48 Community User への返信

うまくいったとのことでおめでとうございます。
> X-Windowが立ち上がるでもなく、CUIのプロンプトのまま
debian ppc はユーザも少ない(なそう)ので、インストール直後に自動で X を立ち上げるようにはしないようです。それと、X の設定プログラム自体が古くて、最近の機種のグラフィックカードには対応してないようです(例えば、最近のマックでは、多くの機種で ati の radeon 系のカードですが、ドライバーオプションに radeon が出てきません)。でも、X (これも、珍しく、XFree86 ベースです。今では、他の distribution では XOrg のものが普通です)には debian 独自のパッチが一杯当たっていて、radeon ドライバーもちゃんと動きます。ということで、一応、設定プログラム(インストール中に実行されます)で、fbdev ドライバーか何かにしておいて、vi などで手で修正してやる必要があります。
ATI Radeon 9600XT (128MB)は同じ(BTO で変えたりされておられませんよね?)と思いますので、ドライバー radeon で動くと思います。ディスプレイは、Cinema HD Display 23 が動くように出来るかどうかは知りません。うちは、nanao の17' 液晶モニタ(1280x1024)をアナログ接続していますが、これでは問題なく動いています。
とにかく、startx として X が動くようにすればいいのですが。うまくいかないときは、/var/log/XFree86.0.log に出ているエラーを見ながら config (/etc/X11/XF86Config-4)を変更して対策します。
Linux は動いても、OSX との dual boot がうまくゆかないようでしたら、やはり、OSX と debian が異なるドライブにインストールされているための可能性があると思います。まだ、yaboot が直ってないのか、設定の書き方を変えないといけないとか、かも知れません。yaboot.conf の OSX のほうも OF パスで書くとどうでしょうか?yaboot は /etc/yaboot.conf を変更して、/usr/sbin/ybin -v とすると、変更がインストールされます(もちろんルートで実行します)。

2005/09/24 12:54 Community User への返信

はに 様
sda*にインストールしてデフォルトのままデュアルブートに成功しました。マシンを起動するとちゃんとブートローダー画面が出て起動するOSを選べるようになりました。
インストールの途中で出てきたグラフィックカードの選択で「ati」を選び、素直に続けて行ったらDebianのGUI画面が立ち上がりました。
ただ、どこかで設定を間違えたのか画面の解像度で1,920*1,200が表示されず、表示されていた最大解像度である1,600*1,200を選んだら画面が上下に2分されてマウスポインタもずれるような状況になりました。
これは多分、インストール途中で聞かれていて、デフォルトのままリターンしたのが原因だと思います。
もう一度再インストールしてみたいと思います。
いろいろと細かい事まで手取り足取り教えていただき、本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。

Linuxとのデュアルブート設定について

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