shuTくん(+中高生ユーザの皆様)へ
もうすぐ夏休み。Macといっしょに本を読んでみませんか?
〈おすすめ1〉
Mac Os X: The Missing Manual, Tiger Edition (David Pogue著、O'Reilly Media刊)
読解力をつけるには好きなテーマの本を読むのが一番!
分厚いペーパーバックですが中身は消化しやすく、初心者思いの愉快なTiger解説書です。基本用語を英語で知っておくだけでもいい。世界中のMacユーザとコミュニケートする時、きっとお役に立ちますよ。
ちなみに現在のMac OS Xの普及率をヴァージョン別に見てみると、2200万人のアクティヴなOS Xユーザのうち
*OS X 10.4 Tiger・・・・67%
*OS X 10.3 Panther・・・23%
*10.3よりも古いヴァージョンのOS X・・・10%
(WWDC2007 Keynote Addressより)
The Missing ManualシリーズのLeopard版は10月刊行予定です。
〈おすすめ2〉
『カール・セーガン 科学と悪霊を語る』(カール・セーガン著/青木薫 訳、新潮社)ハードカバー
『人はなぜエセ科学に騙されるのか(上・下)』(同上、新潮文庫)ハードカバー版を改題した文庫版で本文内容は同じ、上下巻の二分冊
Dr.セイガンも「疑似科学、エセ科学」の有害性について深く憂慮した人です。潔癖な懐疑主義を貫く一方で、宇宙とは神ならぬ〈未知〉の知ろしめす壮大な神秘の**であることを、ほとんど宗教的な敬虔さをもって受け入れていた科学者でした。
偏狭な伝統主義に囚われず、安直なエセ科学にたぶらかされず、きみ自身の曇りのない理性で健全に「科学するこころ」を忘れないで、というセイガン博士の願いが、野尻さんたちのメッセージにユニゾンで重なります。