Windowsで文字化けしないzipを作る

古い環境(MacOSX10.3.9)ですがテスト結果から若干の問題点を
1.Unicode正規化問題:
convmv(PerlのUnicode::Normalize Moduleを使用)とMacOSXではUnicode正規化の実装が異なります。例えば「示偏」の「神」と「ネ偏」の「神」がMacOSXでは別の文字であるのに対して、convmvでは正規化時に両方とも「ネ偏」になります。よって次のような問題が発生します。
　フォルダ中に 神(ネ偏).txt と 神(示偏).txt を作成し、アーカイブを作成すると
　A.同一フォルダ内に同名ファイルが2つあることになるので解凍時に問題が出る。
　B.示偏の神がネ偏に化ける。ほかの文字は下記参照。
　問題の起こる文字(MacOSX独自のNFD例外処理)
　U+2000 から U+2FFF
　U+F900 から U+FAFF
　U+2F800 から U+2FAFF(この領域が問題!)
convmvを改造するか正規化処理をiconvに変更すればこの問題は解決できそうですが(私には無理)、受け取る側のOSで対応してなければ結局ダメということになります。回避策としてはU+2F800からU+2FAFFは使うなと頼むしかないのかな。「機種依存文字を使うな」より難易度アップ。(笑)
2.解凍アプリの問題:
本題からは外れますが、StuffIt Expander 9.0.1J(MacOSX10.3.9)で解凍したら、判別不能な文字化けが発生しました。こっちの方が深刻な問題ですね。
私感:
機種依存文字や「かな」の濁点・半濁点問題(NFD)が解決されているので良い感じですし、何よりconvmvの使い道が見つかったのがうれしいです。尚、私の環境は古いので、ムネさんの環境でも検証してみてください。ご紹介ありがとうございます。
当方のテスト環境:
MacOSX 10.3.9
perl v5.8.1
makeSjisZip Ver1.1.3
convmv-1.10
convmv-1.11
convmv-1.12(動作せず)
StuffIt Expander 9.0.1J
BOMArchiveHelper 1.0
Win98SE (VirtualPC-MacOS9)