Apple の脅威の通知と金銭目当てのスパイウェアへの対策について

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ThunderbirdからAppleMailに送信したメールの添付ファイル名の文字化け


文字化けに関する話題は古くからあるみたいですが、検索してもこの件は出てこなかったもので新たに投稿させてもらいます。既出だったらすいません。


困っているのはThunderbirdからApple Mailに「長い日本語ファイル名の」添付ファイルを送ると、ファイル名が先頭数文字以降化けると言う現象です。具体的には、例えばThunderbirdで「いろはにほへとちりぬるをABCDEFG.doc」と言うファイルを送ると、Mailで受信した時には「いろはにほへH$A$j$L$k$rABCDEFG.doc」となります。


確認はThunderbird 3.0.4とApple Mail4.2で行いました。


何が起こっているかは比較的簡単に想像できます。Thuderbirdで送ったメールのヘッダは以下のようになっています。



Content-Type: application/msword;

name="=?ISO-2022-JP?B?GyRCJCQkbSRPJEskWyRYJEgkQSRqJEwkayRyGyhCQUJDREVGRy5kb2M=?="

Content-Transfer-Encoding: base64

Content-Disposition: attachment;

filename*0*=ISO-2022-JP''%1B%24%42%24%24%24%6D%24%4F%24%4B%24%5B%24%58%24;

filename*1*=%48%24%41%24%6A%24%4C%24%6B%24%72%1B%28%42%41%42%43%44%45%46;

filename*2*=%47%2E%64%6F%63



このように、日本語ファイル名は ISO-2022-JPにされた上でいわゆるURLエンコードされ、長いので3行に分割されています。AppleMailは Content-Dispositionヘッダの filename パラメータを見ているようなのですが、どうも分割されたパラメータを「行毎にデコードしてから」→「結合」しているようですね。つまり下のような感じで、2行目以降でははISO-2022-JPであると言う情報とコントロールコードが欠けるため、文字化けするのでしょう。




filename*0*=ISO-2022-JP''%1B%24%42%24%24%24%6D%24%4F%24%4B%24%5B%24%58%24; → "いろはにほへ"

filename*1*=%48%24%41%24%6A%24%4C%24%6B%24%72%1B%28%42%41%42%43%44%45%46; → "H$A$j$L$k$rABCDEF"

filename*2*=%47%2E%64%6F%63 → "G.doc"


RFC的にどっちが正しくてどっちが間違っているのか知りませんが、ここはひとつAppleMailの方で処理の順番を変えて、「パラメータを結合してから」→「デコード」して欲しいものです。



で、質問なのですが、これをうまいこと回避されている方はいらっしゃいませんでしょうか。何か設定で挙動を変えられるのだったらありがたいのですが。


Mac Pro, Mac OS X (10.6.3), Thunderbird3.0.4,Mail4.2

投稿日 2010/04/23 10:31

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返信: 16

2010/04/28 22:19 izawak への返信

izawakさん による書き込み:



filename*0*=ISO-2022-JP''%1B%24%42%24%24%24%6D%24%4F%24%4B%24%5B%24%58%24;

filename*1*=%48%24%41%24%6A%24%4C%24%6B%24%72%1B%28%42%41%42%43%44%45%46;

filename*2*=%47%2E%64%6F%63




上記の表記がRFC 2231になっているから、正常に変換できないのでは無いでしょうか?



手元に環境が無いので検証していませんが、Thunderbirdの設定でmail.strictly_mime.parm_foldingを0にする事で、

MIME変換をRFC2047に変更できる様です。

2010/05/01 11:20 あさ への返信

あささん、コメントありがとうございます。


mail.strictly_mime.parm_foldingの値は0~3を試してみたのですが、これで変更できるのは Content-Typeのnameパラメータの振舞いのようで、Content-Dispositionのfilenameパラメータは変化せず、残念ながら解決しませんでした。


他に何かお心あたりの点があったらコメントいただけると幸いです。

2010/05/11 19:38 izawak への返信

本件に関する続きのメモとして。


ほとんど反応がないのでこんなことが起きているのは私だけなのかなとGoogleで探していたのですが、過去にもじら組で話題になっているのを見つけました。


http://forum.mozilla.gr.jp/cbbs.cgi?mode=al2&namber=38883&rev=&&KLOG=245


まさに私が困っている文字化けの話のようですし、問題点も同じようですね。これで分かるのは、この問題は2007年からあって、Appleはまだ直してないと言うことです。


私にできることはバグレポートを出すことだけのようです。


なお、すでに問題の回避法をご存知のかたがいらっしゃれば教えていただけるとありがたいです。


では。

2010/05/14 21:46 izawak への返信

苦労されている方も多いようですし、プロトコルの問題ですので、Apple

あるいは Mozilla にバグだとレポートしても相手が認めてくれないと始ま

らないので、plugin を作りました、私の周りの症状しかチェックしていな

いので直るかどうかは運次第です。


http://sourceforge.net/projects/mimefix/


から、1.6.4 をダウンロード、インストール、Mail.app を再起動してメール

ボックスを『再構築』すれば、先方のメーラの意図通りデコードされるかも

しれません。マルチユーザの場合、個々に install する必要があります。


大量のメールを spool している場合時間がかかるので、化けているファイルだ

け別 folder に入れて、その folder を選択して『再構築』する方が良いかもしれ

ません。


私の周りの Thunderbird の場合、Mail.app の Preference から、"Name" を

"Filename" に優先、にチェックしないとダメでした。この場合はリスクがある

かもしれません。


問題あれば、以下のいずれかを行ってください。


1. sourceforge に英語で ticket を上げる

2. ~/Library/Mail/Bundles/MIMEfix.mailbundle 以下を消去した後、Mail.app

を再起動、メールボックスを再度『再構築』すれば元に戻ると思います。

2010/05/15 09:29 ikob への返信

ikobさん、ありがとうございます。


さっそくMIMEFixを試してみましたが、きちんとファイル名をデコードできました。これは素晴しいですね。


AppleがMailを直すまでこれでちゃんと添付ファイルを処理できます。


重ねて感謝します。

2010/05/26 18:22 ikob への返信

こんにちは.


ThunderBird 2/3 に囲まれ苦労しており,pluginの作成有り難うございます.


sourceforgeから1.6.5をダウンロード,インストール,Mail.appを再起動し,

期待しつつメールボックスの『再構築』をしましたが,デコードは元のままです.


再現性を見るため,以下ファイル名の添付ファイルをThunderbirdから送信し,

Mail.appで受信しましたが,いずれもデコードに失敗します.


平成22年.xls,いろはにほへとちりぬるをABCDEFG.rtf,これはテストのための送信ですファイル.rtf


なお,当方の環境が

Mail.app (3.6)

Mac OS X 10.5.8 (PPC)

のため,MIMEfixがMail.appのバージョン,OSのバージョン,CPUに依存しており

正しく動作していないということでしょうか.



2010/05/26 21:58 keme3 への返信

配布バイナリに PPC 向けのものがなさそうだということは確認しました。


$ file ~/Library/Mail/Bundles/MIMEfix.mailbundle/Contents/MacOS/MIMEfix

/Users/ikob/Library/Mail/Bundles/MIMEfix.mailbundle/Contents/MacOS/MIMEfix: Mach-O universal binary with 2 architectures

/Users/ikob/Library/Mail/Bundles/MIMEfix.mailbundle/Contents/MacOS/MIMEfix (for architecture x86_64):Mach-O 64-bit bundle x86_64

/Users/ikob/Library/Mail/Bundles/MIMEfix.mailbundle/Contents/MacOS/MIMEfix (for architecture i386):Mach-O bundle i386

$


多分、環境設定メニュー(Preference) に MIMEfix のエントリは現れていないと思います。

今、時間がとれないので Sourceforge にチケットだけ上げてあります。

2010/05/27 11:21 ikob への返信

ikobさん,早速コメント有り難うございます.

>多分、環境設定メニュー(Preference) に MIMEfix のエントリは現れていないと思います。

Mail.app(3.6)の環境設定メニューに,MIMEfixのエントリ(アイコン?)は現れていません.


>今、時間がとれないので Sourceforge にチケットだけ上げてあります。

有り難うございます.

最初,Sourceforgeにチケットを上げようと考えて,Sourceforgeのアカウントを作成した

のですが,以降の操作が良く分からなくて…そもそそ「チケットって何?」という状況でしたので.

デバッグ等,私で出来そうな事があればお手伝いさせて頂きますので,お声をかけて下さい.

なお,自宅がiMac (Mac OS X 10.5.8, Mail.app 3)なので,後ほど確認させて頂きます.

2010/06/02 13:34 izawak への返信

こんにちは、初めて投稿させて頂きます。このスレッドの皆様に感謝の意を表したく、その為だけに新規登録しました(笑)。


私もこの文字化け問題にここ数年悩まされてきました。しかし私の周りのThunderbirdユーザーが全てWindows環境なので、てっきりMac - Win間の問題だと思い込んでいました。今回このスレッドを発見した事により、それがThunderbird - Apple Mail間の問題である事が判明し驚いている次第です。


問題提起をして下さり、更には原因までも詳しく解説して下さったizawakさんに感謝します。そしてプラグインを開発して下さったikobさんにも大感謝であります。本当に助かりました!


ここで一つ質問ですが、私もikobさんと同様に「Prefer "Name" than "Filename"」にチェックを入れないと正しくデコードされませんでした。この事に関しikobさんは「リスクがある」と指摘されていますが、具体的にどの様なリスクがあるのかを解説して頂けないでしょうか?当方文系ですので(苦笑)、話が専門的になりすぎると理解に苦しむ可能性もありますが...。


結局のところ、Apple側とMozilla側が歩み寄って対策をとってくれなければこの問題は解決しない...という事になるのでしょうか?そして添付ファイル名には日本語の使用を避けた方が無難であるという事も言えますよね?


Eメールの「Subject:」欄に日本語を使用するのが御法度だった時代を思えば文字化けの問題もかなり進歩・解決したとは言え、まだまだ色々と不具合が存在するんですね...。


ともかく、このスレッドの皆様に改めて感謝申し上げます。本当に有り難うございました!

2010/06/02 15:58 Kaz96133 への返信

Kaz96133 による書き込み:


そして添付ファイル名には日本語の使用を避けた方が無難であるという事も言えますよね?


添付ファイル名に日本語は、使いません。

ローマ字に変更して添付しています。

最近は、ファイル名の長さを意識しなくなった程度でしょうか。

2010/06/16 23:28 Kaz96133 への返信

10.6.4 で Mail.app が更新されていたので、MIMEfix も対応しました。

おそらく、Thunderbird から発信されたメールの添付ファイルの文字化けは 10.6.4 で解決しているような気がします。私が持っているエラーサンプルは問題なく decode できました。従って、Thunderbird に起因する問題で MIMEfix を必要とされていた方は uninstall した方が良いと思います。つづけて使用する方は、Mail.app のアップデートの度に plug-in を更新する必要があります。


ご質問の、リスクについてですが、obsolete されたフィールドのデータからファイル名を起こしているので、そのように書きました。

2010/06/17 18:02 ikob への返信

MIMEfix-1.6.6にてPPCにも対応頂きました.


MacOS X 10.5.8 - Mail(3.6)にて,環境設定タプへのMIMEfixアイコンの表示,

ならびに動作確認をさせて頂きました.

なお,IntelMacでは,前バージョン(MIMEfix-1.6.5)でMacOS X 10.5.8 - Mail(3.6)での動作確認済みです.


この場を借りてikobさんにお礼を申し上げたいと思います.

対応頂き有り難うございました.


2010/09/30 10:10 ikob への返信

OS10.4時代からずっとこの問題で悩んでいました。

最近、一気にバージョンアップ(10.4.11PPC→10.6.4Intel)してこれで直るのかと思いきや、やはりダメでガッカリしていました。

症状が発生するパターンは固定されているので、ThunderBirdかAppleMailのどちらかに原因があるだろうことは予想していましたが、周りがWindowsのThunderBirdユーザーばかりでして、ここでようやく原因が分かりました。

(Appleへのフィードバックはしておきました)


「MIMEfix-1.6.6」で解決しました。

本当にありがとうございます。


なお、10.6.4&AppleMail4.3(1081)でも上記問題は発生していました。

2010/09/30 10:53 ikob への返信

SnowLeopardでは解決されていることを期待して,不具合の報告を出しそびれていましたが…


当方の環境で,MIMEfix-1.6.6 の Prefer "Name" than "Filename"を有効にする(チェックを付ける)を指定し,AppleMailで Windows対応の添付ファイルを送信 を有効(チェックを付ける)状態で添付したファイル名が全て「mime-attachment」になっています.


ikobさんが仰っているリスクとは上記の不具合を引き起こすものでしょうか?


今の所,通常は「Prefer "Name" than "Filename"を無効」で使用し,ファイル名が文字化けしたメールを受信した際に「Prefer "Name" than "Filename"を有効」にして受信フォルダの再構築を行ってしのいでいます.

ThunderbirdからAppleMailに送信したメールの添付ファイル名の文字化け

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