XML 書類の開き方

元の執筆者の意図したレイアウトも再現できないのはやはり好ましくありません。

XMLファイルにレイアウトはないと思いますが？

XMLはデータ構造のみです。レイアウト情報を含みません。

レイアウトするにはCSSやXSLを必要とします。

ダウンロードしたファイルを開いてみましたが、CSSやXSLを指定する記述がありませんでした。

つまり、このファイルは人間が見ることを想定されたファイルではありません。

おそらく、XMLデータを読み込む特定のソフトがあり、そのソフトが独自のレイアウトで再現することを想定して作成しているのでしょう。

この場合、開くソフトによってレイアウトは変わってしまいますので、執筆者が意図したレイアウトを再現するには、執筆者が使ったソフトを使って読むしかないと思います。

“天下の Macintosh”がそれらのファイルを開けないというのはあり得そうもないと思えるのです

こういう表現は、嫌みが感じられて、嫌な印象を受けます。やめていただけると助かります。

追記。

「Mac XML ビューワ」でググってみました。

すると、下記のページへのリンクを見つけました。

XML View Plugin

http://www.entropy.ch/software/macosx/xmlviewplugin/

これをインストールすると、SafariでXMLファイルを表示できるようになります。

インストールする前と異なり、タグ付きで表示されます。これだけならJeditXと同じですが、タグと閉じタグのセットを折りたたむことができます。そのため、格段に読みやすくなります。

とりあえず普通の文章のように表示できればいいんですけどね...。ベタ文はちょっと読みづらすぎる...。

XML View Pluginで多少は解決したようで安心しました。

ですが、重要な点をご理解いただけていないように思えたので、少々くどくなりますが説明します。

どれが人間が読むべき文章で、どれが機械に処理させるべき文字列か、どうやって区別しましょうか？

例えば先のファイルの場合、＜abstract＞タグや＜title＞タグで囲まれた部分は、人間が読むべき情報です。

しかし、＜keywords＞タグや＜date＞タグで囲まれた部分は、普通は読まない情報です。これは、ソフトウェアがデータを検索したり抽出したりするときに使います。けれど、状況によっては表示すべき情報になるかもしれません。

このようにXMLファイルでは様々な、それこそ表示ソフトによって異なる「任意のタグ」が使われており、HTMLファイルと違って、どれを人間に見せるべきかという区別が明示されていません。それはCSSなどが担当するのです。

繰り返しになりますが、先のファイルにはCSSの指定がないので、専用ソフトウェア以外での表示を想定せずに作られています。おそらくは専用のデータベースに読み込ませるためのファイルであって、これをビューワソフトで人間が読むことはないのだと思います。

これを「普通の文章のように表示」、つまり人間が読むべき文章だけを表示し、それ以外は隠し、さらにタグを表示せず、という処理を施して表示することは原理的に不可能です。そのように書かれていないのですから。

データベースソフトから書き出したCSVファイルを開いて、「普通のデータベースのように表示できればいいんですけどね。カンマとタブで区切られていては何が何のデータか分からなくて読みづらすぎる。」と行っているようなことなのです。おわかりになりましたか？