フォントを別に設定できるか？

路佳 さんによる書き込み:

日本語と欧文が混ざった文章を入力する際に、日本語と欧文をそれぞれ別にフォント設定できるのでしょうか？

Word 等で日本語が「MS 明朝」に、欧字が「Century」になるような合成フォントが用意されていますが、そういったものをお考えでしょうか？ そうであれば、Pages にはそのような機能はなかったと思います。

現在OS X Lionですが、欧文のフォントを設定すると日本語が変わってしまい、逆に日本語フォントを設定すると欧文フォントが変わってしまいます。

おしゃっていることの意味がよく理解できません。どういった現象のことをおっしゃっているのでしょうか？ Mac OS X の場合は、仮に日本語のグリフを有しない Times New Roman のような欧字フォントを指定しても、{カナ・かな} キーを押して、そのまま日本語を入力すれば、Times New Roman Regular とスタイルが似ている ヒラギノ明朝 ProN W3 等が自動的に適用されます。文字化けは起こりません。

また、逆に ヒラギノ明朝 ProN W3 のようなフォントで文章を入力すれば、{英数} キーを押して欧文に変更しても、ヒラギノ明朝 ProN W3 自体が 20,599 の字母を持っているため、ラテン文字でもバランスの取れた美しいグリフで入力できます。（ただし、アルファベットの中でもヒラギノだとキリル文字やギリシア文字は全角になってしまいますし、イタリックやボールドも選べません。）

私ならば、きちんと合成フォントを使う必要がある場合には InDesign を使います。日本語用のフォントと同じサイズの欧字フォントで混植すると、欧字フォントの方が一回り小さく感じてしまいますので、両方のフォントサイズを適切なサイズに変更する必要があります。（その点ヒラギノなどは最初から欧字フォントもバランスを考えて設計されています。だから、日常程度の使い方ならば安心してヒラギノだけで日本語も欧字言語も入力できてしまいます。←DTP の専門家が読んだら「とんでもない！」と呆れそうですが...。）

その点、Word の合成フォントは中途半端です。あの程度のレイアウト、カーニングしかできないのであれば、Word で合成フォントを使う意味はあまりないと感じています。逆に、Word 程度の組み版であれば良いのであれば、合成フォントが使えずとも Pages で十分 Word 以上に美しいレイアウトができると感じています。

で、Pages 程度の品質ならば（決して悪くは無いと思います）、日本語がメインであるならば、私は全てヒラギノで入力してしまいます。ヒラギノでも十分 ß や ł、ș、þ、ð、ø、ó、ò、ö、ő、ö́、ō、ô、õ、ǒ、ŏ、ȯ、等も普通に入力できてしまいます。

また、比較的欧字が多い文書の場合、ボールド体やイタリック体も使うのであれば、私は Times New Roman 等で最初から日本語も書いてしまいます。

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Apple MacBook Pro (17"/Intel Core i7/2.3 GHz/8 GB RAM/512 GB SSD/HR-AG)

Mac OS X 10.7 (11A511) [Lion]

『Paragraph Style』や『Character Styles』、『List Styles』は、フォントなどの書式をかなり自由に設定して複数登録しておくことができ、かつ、スタイルの適用や変更、キーボードショートカットの割り当ても簡単にできるので、私はとても融通の効く便利な機能ではないかと感心しています。