Mountain LionでのDock&Finder表示の不具合
OS X 10.8にアップグレードしてからDockやFinder表示に不具合を感じたので、下記の内容のフィードバックをAppleへ送信しました。
以下、フィードバックした内容です。
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Mac mini に NANAO ColorEdge CG241W をディスプレイとして使用しております。
OS X 10.7.4の時までは、CG241W用のキャリブレーションソフトColorNavigator.app (v6.1.1)でハードウェアキャリブレーションを行い快適に使用しておりましたが、OSを10.8にアップデートしてからColorNavigator.appが動作不良を起こし、シャドウのごく一部のグラデーションが赤味を帯びるなど正常なキャリブレーションが出来なくなってしまいました。
この点についてNANAOに問い合わせたところNANAOの方でも同様の症状が再現され、「ColorNavigator 6.1.1はOS X 10.8に対応していないので、10.7でお使いください」とのことで、とりあえずは納得致しました。
しかし、それでもなんとかキャリブレーションをしないと仕事にならなかったので、OS標準のディスプレイキャリブレータ・アシスタントやColormunki Photo.appでキャリブレーションを行いなんとか凌ごうと思っておりました。
しかし、ディスプレイキャリブレータ・アシスタント・Colormunki Photo.appのどちらでキャリブレーションをしてもDockの表示が異様に高彩度になってしまいました。
詳しく確認してみると、Dockの表示は高彩度・デスクトップの表示は正常・Finderウィンドウのアイコン表示は高彩度・Finderウィンドウでリスト表示とカラム表示は正常、その彩度の差はおおよそsRGBとAdobeRGBの差…と目視で判断致しました。
ちなみにここで作ったディスプレイプロファイルを、アップデート前にバックアップしておいた10.7.4のシステムにコピーして使用してみたところ、Dockかデスクトップかに因らず同じ色調で表示されました。
以上の事から、本来ならDockもアイコン表示もディスプレイプロファイルを使用して表示すべきはずなのに、プロファイルが適用されないまま表示されているバグじゃないかと考えております。
さらに邪推を進めると、先述のColorNavigator.appの異常動作も似たようなところに原因があるのではないかとも考えております。
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フィードバックここまで
私の環境では確認する術を持たないので推測となりますが、おそらくこの症状はiMacやMacBook系のディスプレイでは確認出来ない、広色域ディスプレイの使用で顕著になる症状ではないでしょうか??
それとももしかしたらコレはバグではなく、10.8での仕様変更なのでしょうか?
もちろん当方の固有環境に因る可能性も排除出来ないので、同様の症状を抱えてしまった方や皆さんのご意見をお聞きしたいと思います。
Mac mini, OS X Mountain Lion, Late2009,2.53GHz,8GB,320GB