Gracy さんによる書き込み:
先日、Windowsにこの外付けHDDをつないで写真を取り込もうと試みましたが、無知な為、できませんでした。
通常の Mac 用の外付けハードディスクとして使っていたのであれば、そのハードディスクは HFS+ でフォーマットされていますから、PC[=IBM-PC互換機の略。Macintoshに対してPC/AT、PC/AT互換機を指す。=Windows パソコン]では、そのハードディスクは認識しません。(特殊なユーティリティをインストールすると、Mac のディスクも認識するようにできますが...。)
その際に、Windowsでの操作でパーテーションを削除してしまいました。
更にその後フォーマットを開始しましたが、
パーティションを削除したり、フォーマットをするということはデータを削除することだと言うことは認識されていますよね? つまり、ご自分でデータを削除されてしまったわけです。とてもお気の毒ではあるのですが、ハードディスクがうまくマウントされなかったとは言え、どうしてそんな貴重なデータの入ったハードディスクの中身を削除しようなんて思われたのでしょうか...?
フォーマットを開始しましたが、まずいと思い途中で中断しました。
途中で中断したとしても、こういうものは開始した瞬間にもうアウトです。瞬時にデータは消えます。正確に言うと瞬時にデータが読めなくなります。その段階では実はデータそのものは残ってはいるのですが、デーア復旧ソフトも、私の経験では役に立った試しはありません。何万と言うファイル名が記号になってしまったファイルが復元されても、そんなのをいちいち確認することは不可能ですし、写真なんかのファイルですと、半分が真っ黒になっていたりして、使い物になるのはありませんでした。
どうしても必用なデータがあるならば、サルベージ業者に依頼するという方法がありますが、それでも、失われたファイルが全て復活するという保証はありませんと言うか、ほとんど無理でしょう。データが復旧できなくても手間賃の料金は支払わなければなりません。天文学的な費用が掛かります。(少なくとも10万円以上。)
「初期化」とか「フォーマット」とはデータを捨てることだということを、絶対に忘れないようにしておいてください。これなんか、まさに「覆水盆に返らず」の典型的な実例のような気がします。
今後のことですが、ハードディスクは必ず数年で壊れます。(運が良ければ10年持つかも知れませんが。)高速回転する部分があるので、必ず摩耗して、劣化し、いつかはクラッシュします。USB メモリや SSD のようなメモリならば回転部分はありませんが、今度は、こちらは書き込み回数に比例して劣化していき、ある一定の書き込みの後に突然全く読めなくなってしまいます。ですので、重要な写真等のデータは、内蔵 HDD にのみ保存するのではなく、DVD や Blu-ray ディスクや、別の HDD 等に重複してバックアップを取っておくようにします。さもないと貴重なデータを失うことになります。