余白調整の仕方がわからないのですが。
プリントアウトする際の余白を調整したいのですが
ファイルからプリント選んだあとに余白を設定するやりかたがあるのか。
もしくは他の表示などからするのか教えていただきたいと思います
よろしくお願いします
iMac (21.5-inch, Late 2012), OS X Mavericks (10.9)
Mr.Mori さん
はじめまして。
私の環境は、
Mac OS X ver 10.6.8
Numbers '09 ver 2.1
ですので、表現などに違いがあるかもしれないことをご承知おきください。
Numbers に限らず、iWork アプリケーションは「インスペクタ」の扱いがキモとなるようです。印刷物出力機能を持つアプリケーションには、[ファイル]メニューの項目に [用紙設定] などがあり、ここから用紙サイズや印刷可能領域の設定などを行うものが多いのですが、iWork アプリケーションではこれらの設定が「インスペクタパネル」に集約されています。さらに、同じ iWork アプリケーションでありながら、Pages、Numbers、Keynote ではそれぞれインスペクタパネルで設定できる内容に若干の違いがあるということにも気をつけなければなりませが、これについては後ほど少しだけ触れます。Numbers のコミュニティに投稿されているので、まずは Numbers でのアプローチを説明します。
- メニューバー [ 表示 ] ＞ [ インスペクタを表示 ]で「インスペクタパネル」を表示し
- まず左端のタブ「書類」インスペクタで、使用するプリンタと用紙サイズを設定します。
- Mac OS X が利用可能なプリンタとして認識しているプリンタがあればプルダウンメニューから選択できるので、プリンタ固有の印刷可能領域などの情報を利用できます。
- 用紙サイズのプルダウンメニューでは、Mac OS Xにあらかじめ用意された用紙サイズと、ユーザが他のアプリケーションなどで設定したカスタムサイズの用紙を選択できますが、Numbersのみではユーザによる用紙のカスタマイズはできません。（これが Pagesのインスペクタパネルでは Mac OS Xの printer setup機能にアクセスできるので、用紙のカスタマイズが可能となります。）
- 次に、左から２番目のタブ「シート」インスペクタで１ページに対する余白やヘッダ領域などを設定します。下の図では cm単位の設定となっていますが、小数点以下２桁までの数値を設定可能なので、最小 1/10 mm単位での設定が可能となります。ただし、プリンタの印刷不可領域を考慮した現実的な値を設定する必要があります。
＊なお、[ Numbers ] ＞ [ 環境設定... ] ＞ [ ルーラ環境設定 ] で、「ルーラの単位：」をポイント(pt)など、他の単位に変更すると、ページ余白の設定もルーラに合わせた単位での設定となります。
これでページに対する余白の設定はできましたが、作成中の表などがきちんとページに納まる大きさとなっているかどうかは「プリントビュー」を表示してみなければ確認できないので、
- [ 表示 ] ＞ [ プリントビューを表示 ]をクリックすれば、設定した用紙1ページ分ずつに区切られた形で表示されます。
プリントビューを隠した状態では、用紙サイズを超える大きさの表であっても１枚のシート上の一つの表として画面に表示されますが、プリントビューを表示すると、用紙からはみ出した部分は別のページに分割されて印刷されることが確認できます。
- さらに、[ 表示 ] ＞ [ レイアウトを表示 ]を選択すると、ヘッダ・フッタ、および本文の領域がそれぞれ枠で囲まれて表示されるので、ページ内のバランスを確認できます。
以上で Numbers としての出力(印刷)結果のイメージは確認できたことになりますが、実際に印刷してみると用紙上でのバランスがおかしなものになってしまう場合があります。これはプリンタ固有の印刷可能／不可領域が Numbers の画面上で再現できていないなどの場合があるためと思われます。またページ数の多い書類の場合は、ページを選んでテスト出力してみることも勿論ですが、初めから複数ページにわたることが見込まれている場合は、冒頭部分のページだけに合わせて余白を設定せず、全てのページで過不足が起らないように配慮することで、「後半のページのレイアウト調整のために、書類全体に一括で影響する余白設定を変更したら、前半部のレイアウトが崩れてしまった。」ということを防ぐことになります。
