レコーディングで綺麗に声を入れる方法

DTM超初心者です。

オーディオインターフェイスは steinberg UR22を使っています

コンデンサマイクはRODEを使ってます。



レコーディングをしているのですが、いまいち音が良くないと思うのですが

どうすれば綺麗に声がはいるのでしょうか?

MacBook Pro, iOS 7.0.4

投稿日 2013/12/04 04:07

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2013/12/04 06:31 peoplerikiya への返信

それを一口で説明出来ればレコーディングエンジニアの方たちの立場がなくなってしまう^^;


いくつか一般的なことを書いておきます。


1.音を録る空間に気をつける。

レコーディングルーム以外での録音では、マイクに音が入る前のノイズが多々ありそれが邪魔をします。まずはこれを除去するのが最も効率的。

エアコンなど空調設備のモーター音もさることながら空気の対流のノイズもマイクは拾います。一般家庭でしたら家の外を走る車や人のノイズも問題となるでしょう。

DAWをしようしているのであればMacPCFANの音も問題になります。

壁、床、天井からの一時反射音も大敵です。特定の周波数帯が逆相で重なればそのポイントだけ音圧は下がりますし、正相で重なれば変なピークを感じることになります。防音効果を高めた部屋ではそれだけ音エネルギーが外部に逃げていかないため反射率が高くなります。レコーディングスタジオでは吸音板によりその反射を押さえますが、一般的な鉄筋コンクリートのマンションではこの反射音が大敵となります。

歌い手のリップノイズや声帯、喉からでる不要な音もマイクで拾うとノイズとなります。ポップガードを使用して人の口や咽喉からでる不要なノイズをカットしてください。このポップガードも低下価格の物を使用するとハイ落ちの原因になりますので要注意。


2.マイクに気をつける。

RODEはかなり高域を持ち上げた音作りになっています。そのためぱっと聞いた感じでは値段の割にHiFiな印象を受けるかもしれませんが、中域が乏しいため所謂太い音にはなり難い傾向があります。自分の目指す最終的なイメージにあったマイクを使用しているかどうか今一度再考してください。もちろんアマチュアが100万円クラスのマイクを使用するのは現実問題として不可能だと思います。お手軽なところではSM57程度のダイナミックなどがもう一本あれば使用目的にあわせて使い分けれると思います。


3.ヘッドアンプ(マイクプリアンプ)を使用する。

マイクレベルの信号レベルは非常に小さく、そのままレコーディングに使用出来ませんのでどこかで増幅しなければいけません。おそらく今はUR22のマイクINに入力しているのだと思います。このアナログ段での信号の増幅で音質がほぼ決まります。安いHAではそれなりの音にしかなりません。マイクレベルの信号をラインレベルに増幅する際には如何ににひずみを押さえて(あるいは耳に心地いい程度のひずみを与えて)増幅できるかが肝となります。予算が許すのであればぜひアウトボードのHAを用意してください。


4.EQで音を整える。

録りの段階でEQをかけ自分の目指す音に近づけます。もちろん録った後にデジタルドメインでEQをかけてもいいのですが、それ以前に録りの段階で最低限音がいいと感じるレベルの調整はしましょう。マイクに音源が近づくと、特に低域は距離の二乗に比例してエネルギーが下がります。つまり距離が半分になると低域は4倍になり、その低域が後述のコンプレッサーの引っかかりに大きな影響を与えてしまい思った通りの音作りができません。

録りの段階で80%程度EQでの音作りができていれば最高です。


5.音の聴感上のダイナミックレンジを崩すこと無く、音声信号のダイナミックレンジを押さえる。

大きい声から小さい声まで、オケに埋まること無く聞かせたいと思います。小さい声で歌った時にそのニュアンスを壊すこと無く信号レベルを持ち上げ、大きい声で歌ったときにはレベルオーバーすること無く録音しなければいけません。そのためにコンプレッサーを使用します。ボーカルの場合、レシオは1:4、アタックは早め、リリースは遅めで調整してください。この設定はなかなか文字で書けません。何度もトライアンドエラーをして試してください。


以上の調整をADコンバーターを通す前に全て行ってください。そうすればよりよい音でレコーディングができると思います。

2013/12/04 16:10 やすどん への返信

付け足し、というか。

一番大事なのは、歌い手が気持ちよく歌える環境を用意すること。


  • どんな大声を張り上げても近隣所の迷惑にならない場所の確保。
  • 大きすぎず小さすぎないモニターの返し。音程の正確さは、ここで決まる。
  • 歌い手の歌声は、出来れば録音する音とモニターに返す音は、別々の音作りをする。録音はドライのままでも、返しには十分リヴァーブをかけるとか。
  • 十分な練習、体調管理。


DTM やる限り永遠のテーマです。完全な答えはありません、あったとしてもそれは時と場合によって変わる。試す、失敗する、また試す、失敗する……その繰り返しだと思います。それでもセオリーみたいなものはあり、最近はありがたいことに書籍にもなっています。書店や図書館で探してみると良いと思います。

技術的には GarageBand だけではやれることに限界も出て来ます。追加の投資も必要になると思います。

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