Mac ProとMac OS 10.9（Mavericks）の組み合わせ

> Mac購入時に入っていたOSを、順次バージョンアップさせていくにあたり、

> 相性が悪くなって不具合が生じたり、Macの性能が追いつかなくて動きが遅くなっていくものなのでしょうか？

一般には、そういうことが無いとはいえません。

しかし、Mac Pro なら最初から、10.9 を動かすのに十分なスペックです。10.9にしても、全く問題ありません。

それで、そういうことを判断する場合に、どこを調べて「充分なスペック」となるのでしょうか。

こちらを御覧下さい。

http://www.apple.com/jp/osx/specs/

また、もし万が一不具合が生じた場合、何か改善策はありますか？（メモリを増やすなど？）

不具合の内容にもよるので、一概には言えません。

TimeMachine等で、しっかりバックアップをとった上で、アップデートすれば、いつでも元に戻せます。

10.9 を動かすのに必要なスペック

http://www.apple.com/jp/osx/specs/

メモリーは 2GB以上が必要です。でもAdobeを利用ということならそれくらいのメモリーは積んでるでしょう。何に使うかにもよりますけど、もちろんメモリーは多ければ多いほど快適です。

Appleが「対応モデル」として公言しているなら、大丈夫そうですかね…。

お使いのMacProは2.8GHzのQuad-Core Xeonを２基積んでいますよね？

GPUはRadeon HD 2600 XTか、GeForce 8800 GTを積んでいますよね？

それに対して、他のMacで、最もスペックの低い対応機種だと、

MacBook Air Late2008 → 1.6GHz Core2 Duo + GeForce9400M

MacBook Late2008 → 2.0GHz Core2 Duo + GeForce9400M

MacBook Pro Mid2007 → 2.2GHz Core2 Duo + GeForce8600M GT

Mac mini Early2009 → 2.0GHz Core2 Duo + GeForce9400M

iMac Mid 2007 → 2.0GHz Core2 Duo + Radeon HD 2400 XT

という仕様です。

他の対応機種のCPUは、MacProと比べる必要も無い事は、お判りになると思います。

GPUも、iMacのRadeon HD 2400 XTよりは上です。

(MacProはグラフィックカードを交換する事も出来ますし…)

メモリは4GBで今まで足りていたのなら、なんとかなるかもしれませんが、可能なら増設したほうが良いと思います。

2008年モデルのMacProなら、4GBの800MHz DDR2 ECC FB-DIMMモジュールを8枚搭載して、32GBまで搭載可能です。

(マイナーなメモリなので高価ですが…)

http://support.apple.com/kb/SP11?viewlocale=ja_JP

頻繁に不具合が生じて、使いにくくなければいいのですが。

それを確認するために

このMacに内蔵でHDを増設し、Mac OS 10.6を入れてバージョンアップでMac OS 10.9（Mavericks）にする

のではないのですか？

元の10.5.8の環境は残しておくのですよね？　元の環境を残しつつ、サブとしてOS X Mavericksで今まで使用していたアプリケーションや周辺機器の動作確認を行い、問題ないと判断したところでサブとメインのOSを切り替えればいいだけ（ダメなら移行を先延ばし）ですし、実際に使い物になるかどうかは使ってみないとわからない部分もあるので人に聞くより自分で実際に試すのが早いと思います。

追記：OS X Mavericksはともかくとして、Mac OS X Mountain Lion v10.6にはアップグレードしておいた方がいいと思います。

＃10.5.8はさすがに古すぎる・・・

ちなみに、OS X Lion以降ではPowerPCアプリケーションは動作しなくなったので、Mac OS X 10.5.8からの移行となると動かなくなるアプリケーションとか周辺機器は当然あるものと思っておいた方がいいです。

既に、2012年5月以降、MacOS X 10.5についてはSecurity Updateも行なわれておらず、OSにセキュリティホールがあってもAppleは対応してくれません。

その状態で使用し続けるリスクを理解した上で、対策をして使用するのなら構いませんが…？

http://support.apple.com/kb/ht1222?viewlocale=ja_JP

「古すぎる」の理由をお聞かせいただければ幸いです。

一番はセキュリティ上の問題です。

新しいOSが出ると古いOSのメーカーサポートは順次打ち切られ、Mac OS X Lionのセキュリティアップデートも最後に出たのが2012年5月ですが、それはアップデートが必要ないということではなく、セキュリティホールが見つかっても放置されている状態なのですからおすすめできる状態では当然ありません。

Apple セキュリティアップデート (Apple Security Update)

そういう意味では、Snow Leopardもいつサポートを打ち切られてもおかしくない状態で、旧機種がOS X MavericksにアップグレードするためにはSnow Leopardが必要という特殊事情によりなんとか延命している状況ですが、10.5よりはマシだし、いつ販売終了するのかもAppleの匙加減一つなので購入できるうちにしておいた方がいいのでは・・・と思う次第。