私の環境は OS X Mavericks(10.9.4)の「Final Cut Pro X 10.1.2」トライアル版ですが、(前:約7秒、後:約6秒)の
ビデオクリップを作成して検証して見ました。
>少し気になっているのは、前後のカットが短いから(前:約7秒、後:約6秒)なのでしょうか。
前後のカットの何割かまでしか長さを伸ばせないなどあるのでしょうか。
はい、短い方のクリップの継続時間よりも長い継続時間を設定しても、トランジションの継続時間は短い方のクリップの
継続時間より長くする事は出来ません。
トランジションの継続時間を調整する方法は、大きく分けて 3 つ有ると思いますが、その内の 1 つは toki さんが説明されて
いますので省略しますが、検証して見た所、今回のケースではトランジションの継続時間を延ばす事が出来ませんでしたので、
残りの 2 つの方法(こちらは今回のケースでも OK です)を説明します。
1 つは「Final Cut Pro X」の「環境設定」で予め設定して置く方法。
(※ 最初にクリップ間に挿入した継続時間を変更出来ないトランジションは、削除して置いて下さい)
「Final Cut Pro」メニュー >「環境設定」>「編集」タブ >「トランジション」の継続時間がデフォルトでは「1 秒」に
なっていると思いますので、数値(秒数)右側の「▲」マークをクリックして「5 秒」等の長めの設定、或いは Him さんが
設定したいと考えている長さにして置いて下さい。

(前:約7秒、後:約6秒)のクリップの間にトランジションをドラッグ&ドロップしようとすると、下の画像の様な
メッセージが表示されると思いますが、構わず「トランジションを作成」ボタンをクリックします。

今回のケースの様にクリップ自体が短く、クリップに十分なメディアハンドル(クリップの端をドラッグして延ばせる部分)
が無い場合は、トランジションを作成すると下の画像の様に、「環境設定」の「トランジションの継続時間」で設定した
継続時間になる代わりにオーバーラップする為、トランジションの継続時間の分だけ「プロジェクト」の長さが短くなります。

トランジションの継続時間に納得が出来れば、これで完了。

2 つ目はトランジションをダブルクリックして「詳細編集」にし、各クリップの継続時間のオーバーライドを調整する事で
トランジションの継続時間を調整する方法です。

前のクリップの継続時間が 7.12 秒なので、トランジションの継続時間 5 秒を確保する為に、7.12 - 5 = 2.12 秒の位置で
クリップをクリック。

後のクリップの左端が 2.12 秒の位置に移動して 5 秒のオーバーラップが確保されるので、トランジションの中央部を
ドラッグして一旦右端まで移動させます。

「+04:00」秒と表示されますので、半分の「+02*00」秒と表示される位置まで戻し、トランジションの左端または右端を
ドラッグしてトランジションの継続時間を調整します。

作業が終了したら「詳細編集を閉じる」ボタンをクリックして、通常の「タイムライン」表示に戻します。
