すでに一杯になっているTime Capsuleに新たにMacを追加

バックアップしたいすべてのMacが使用しているファイル容量の和はTimeCapsuleのHDDの容量以下ですかね？

そうであれば全てのTimeMachineのバックアップを削除してから、再度それぞれのMacのバックアップをとればいいと思いますよ。

m難しいことは考えずに単純に追加できないでしょうか。

結論から書くと、新しく外部ディスクを購入するのが上策。

その金銭的な余裕が無いなら、今までとれていたバックアップの続きがバックアップされないリスクを勘案した上で、新しいMacでTime Machineバックアップを作成するときに、Time Capsuleをバックアップ先に選べばいいでしょう。

Time Capsuleはディスク容量の空きが少なくなると、自動的に以前のバックアップを消してくれますが、

たしかにAppleはあっさり

「バックアップディスクの容量不足

バックアップドライブの残り容量が少なくなってくると、Time Machine はもっとも古いバックアップを自動的に削除し、新しいバックアップ用の容量を確保します。」Mac Basics：Time Machine で Mac をバックアップする方法

と説明していますが、実際には単純に削除だけをしている訳ではありません。

AirMac Time Capsule を使ってはじめてバックアップする

Mac Basics：Time Machine で Mac をバックアップする方法

にある通り、初回はMacのデータをほとんどそのままコピーし、日付のデータをつけて保存します。

２回目のバックアップからは、前回のバックアップとの違いの分だけ（増分バックアップ）を保存していきます。

一番下に大きな土台としての初回のバックアップがあり、その上に少しずつ増分バックアップを積み上げていくとイメージしてください。

当然、増分バックアップだけではMac全体のバックアップにはならないことは理解できると思います。

では、容量不足の時に、一番古いバックアップ＝初回のバックアップを削除するのか？

答えはもちろんNo.です。

（Time Machine.appの修復機能を超えたデータの削除を行うと、増分バックアップが「バックアップのデータ」として認識されない、ただの書類データになる、という悲惨な状態になります）

実際に行われるのは、最も古いバックアップと２番目に古いバックアップのデータをコピーして足し合わせた内容の「一番古いバックアップデータ」を作り直す、と考えましょう。

新しく「一番古いバックアップ」のデータが出来たことを確認して、Time Machine.appは最も古いバックアップと２番目に古いバックアップの両方を削除します。

単純に言えば、新しく作る「一番古いバックアップ」の分は空き容量が無いと、Time Machineはこの作業を始めることが出来ません（実際にはもっと複雑な作業をするので、それ以上に空き容量が必要です）

その容量さえ不足すると、Time Machineのバージョンによって文面は変わりますが「容量不足のためにバックアップを作成できない」「容量をあけて、再度バックアップを実行する必要がある」という内容のエラーが出て、バックアップできなくなります。

以下の手順で問題ないかと思います。

1) 現状のTime Capsuleにあるバックアップを自分が必要だと思う分のバックアップを外付けHDDに保存しておきます。

2) Time Capsuleのバックアップの全てを削除します。

3) 今までのMacのバックアップと新たにバックアップするMacのバックアップを行います。

Time Machine（というかTime Capsule）内のHDD容量は3TBありますので、バックアップしたいMacすべてのストレージ領域をカバーしていますが、それだけでは十分ではないのですね。

当方のTime CapsuleのHDD容量は1TBですが、2台のMac(MacBookPro：500GB+Mac mini：1TB分)のバックアップを行っても、空きの容量の方が多いのでまだ間に合っていますね。

但し、仮想マシンとクラウドデータのバックアップは対象外にしています。