IP電話アプリ（AGEphone, SMARTalk）が落ちる

iOS6.1.2のiPhone4Sを、SIM下駄とMVNOでデータ端末として運用中です。

iPhoneをSIPクライアントとするIP電話を専用アプリ（AGEphone, SMARTalk）で使うと、

アプリの動作が不安定（画面操作を受け付けなくなったり、アプリ自体が落ちる）です。

基本的にアプリは標準設定にて使用してます。（設定変更しても改善がみられなかったため）

具体的には着信時にアプリを起動すると当該アプリ上の操作ができず、

かかってきた電話を受け取ることが出来なくなります。

発信時は、発信前に相手先電話番号を入力するまではアプリ上で通常操作が出来るので、

発信自体はでき、先方が電話に出れば通話は問題なく出来るのですが、

発信をした段階で当該アプリでの操作が出来なくなります。

・Wi-Fi、3G問わず発生するが、移動中の3G運用中の症状が一番重い

・当該アプリを削除して再インストールで、多少の改善がみられたが決定打には至らず

・発信時、着信時とも回線切断をアプリから行えない（先方に切ってもらう必要がある）

あまり他ではこの現象の話をきかないので、もしかしたらOSをアップデート（現状だと7.1.2）

（AGEphoneは、iOS7対応の新バージョンが動作可能になるらしい）

することで改善できる余地があるのかもしれませんが、とりあえず

この現象の問題がどこに存在（ハード、アプリ、OS、VPN）するのか把握したいと思います。

＜AGEphone Version 1.52＞NTTひかり電話推奨アプリ

自宅LAN上のSIPサーバ（ひかり電話用ルータ）のアカウントにVPN（L2TP/IPsec）で接続

バックグラウンドでの着信は設定により可能だが、アプリが落ち電話に出られない

アプリがバックグラウンドだと回線保持されるが、通話は出来なくなる（アプリの仕様？）

自宅LANからはVPNなしでWi-Fi接続するが、その場合だと発着信ともアプリは正常動作する

＜SMARTalk Version 1.2 build 41BD0＞Fusion IP-Phone SMART公式アプリ

Fusionの指定SIPサーバのアカウントに接続

着信時のアプリ操作はAGEphoneよりは多少マシ（アプリが操作を受け付けるときもたまにある）

バックグラウンドでの着信やプッシュ通知は可能だが、SIPサーバとのレジストリに癖がある（アプリの仕様？）

アプリがバックグラウンドでも回線保持され、通話しながら他のアプリの操作が出来る（アプリの仕様？）

自宅LANからは、Wi-Fiでも3Gでも発着信ともアプリは正常動作する

なお、通話品質自体には問題ありません。

通話先の相手の話によれば、時々音声の途絶があるようですが、

ビジネスの営業用途ではともかく、通常の会話で支障を来す程ではありません。

（固有名詞や数字は、聞き取れないときに再確認が必要になる場合があります）

一方で当方への通話相手の会話は、音声途絶もなくクリアに聞き取ることが出来ます。

厳密に言えば通話以外のノイズや周囲の環境音が途絶したり、フェージングしますし、

遅延が１秒程度発生してるようですが（ラジオの音声を流して電話すると確認できます）、

通話相手との会話には影響を及ぼさないので、コミニュケーションに支障はありません。