10.7と10.8のプレビューAppの違い

クリーンインストール環境で試してみました。何か変わっているのは間違い無いですが私のところで確認する限りではOS X Lion でも程度の差がある程度で色は違いました。OS X Mountain Lion の方が色の違いは大きいでようですが。

OS X Lion, OS X Moutain Lion 共にカラープロファイルが入っているファイルでもプレビュー.app は無視して開くようですね。

w私が記載したのは初めてファイルを開いた際の話です。手動で選択した時の話ではありません。

sそれとモニタにもよるのかもしれませんがOS X ではモニタのプロファイルはモニタに合わせたものを選びます。それと私のところでは同じプロファイルを指定しても同じ色にはなりませんでした。

再度、確認しますがモニタで設定しているプロファイルは、そのモニタ用の物でしょうか。

yy928 さんによる書き込み:

10.7の場合はモニタに割り当てているプロファイルが当てられるようです。

OS X Lion しか確認できていませんがMac とモニタによって割り当てるプロファイルが変わるようです。ノートMac だと「カラーLCD」プロファイルを割り当てた時は「カラーLCD」又は「sRGB」が割り当てられました。

6500Kガンマ2.2 で作成したプロファイルをモニタに設定していると、何を使って色調整しているのか不明でした。どのプロファイルを割り当てても最初に開いたときの色と一緒になりません。

ついでにOS X 10.10.3 でも確認してみましたが、あからさまにダメダメでした。プロファイルを割り当てるメニューが機能していません。すべて試したわけでは無いですが、どのプロファイルを選んでも色が変りません。使い方が変ったのか、私のOS X が破損しているのか、はたまたバグなのかです。

なかなか検証が一発で出来ないのでバラバラと書き込んで申し訳ありませんが、iMac(27-inch, Late 2009) でOS X Mountain Lion で確認したところ、モニタプロファイル「iMac」を選択した状態で、プロファイル添付無し(本来はAdobeRGB の画像です。)の画像をプレビュー.app で開いて確認したところモニタプロファイル「iMac」「カラーLCD」(ノートMac 用のプロファイルかと思います。)「sRGB」のどれでも色が変りませんでした。

私もOS X Mountain Lionを使用するようになって、プロファイルが埋め込まれていない画像に対するMacのマラーマネージメントシステムの挙動が変わった事に気付きました。

私はプロファイル無し画像はsRGBとして扱うという現状の仕様の方が良いと思っています。というかそれまで苦痛でした。

この影響は一般的に多いsRGBに近い色域のモニターを使用しているならそれほど気にならない、というか気付かないかも知れませんが、広色域のモニターを使用している場合顕著に表れます。

私の使用しているモニターはAdobeRGBの色域を90％以上カバーする所謂広色域モニターですが、以前のプロファイル無し画像をモニタプロファイルと見なす仕様ですと、WEBからダウンロードした画像ファイル（大抵はsRGB環境で作られ、プロファイルなどは埋め込まれていない）をなにげにプレビューなどで開いてしまうとど派手な色味で表示されていました。本来sRGBの画像ファイルをAdobeRGBとして表示してしまうのですから当然の結果です。

結果、その様な画像ファイルはsRGBのプロファイルを埋め込む処理を余儀なくされていましたが、現在はその様な事をする必要が無くなり助かっています。

因みに、沢山のファイルに画像プロファイルを埋め込む時は１つずつプレビューで開いて変更しません。

HDD直下の/Library/Scripts/ColorSyncフォルダにカラープロファイル関連のスクリプトが有ると思いますが、その中のEmbed.appがプロファイルの埋込のスクリプトなので、このアイコンに画像プロファイルを埋め込みたいファイルをまとめてドラッグ&ドロップして、埋め込みたいカラープロファイルを選択すればまとめて処理してくれるので便利です。今でもデスクトップにエイリアスを置いてあります。

iMac(27-inch, Late 2009)OS X Mountain Lion で65Kガンマ2.2 のモニタプロファイルを設定して確認したところ、sRGB が使用されて画像が開いているようです。

これは問題無かったのですが、MacBook Pro(Retina, 15-inch, Mid 2012)で確認したところ

OS X Lion ではモニタープロファイル「カラーLCD」の場合は、sRGB または「カラーLCD」が使われているようです。

モニタプロファイルを「65Kガンマ2.2」 のものに変えると、sRGB または「カラーLCD」が使われ、設定したモニタプロファイルは使用されていません。

OS X Mountain Lion ではモニタープロファイルが「カラーLCD」でも「65Kガンマ2.2」でもsRGB または「カラーLCD」が使用されているようです。

どうやら動作はMac のモデルによって変わりOS X Lion では必ずしも、設定しているモニタプロファイルが使われるわけでは無いようです。とくにMacBook Pro(Late 2011) は「65Kガンマ2.2」をモニタプロファイルとして使っていると、何を使って色変換をしているのか不明というオチが付いております。なかなか謎の多い仕様です。

OS X Yosemite で機能しなくなったのも何か関係があるのかもです。