Apple TV (第 4 世代)はBonjour Sleep Proxy 機能を有するか？

オフィシャルな仕様は存じ上げませんが、現有の環境で実験してみました。

Bonjour Sleep Proxy Server : Apple TV 第4世代

Wake on Demand : MacBook Pro (Yosemite 10.10.5)

いずれの機器もAirMac ExtremeベースステーションにWi-Fiで接続し、Mac内蔵ストレージ上のiTunesライブラリとApple TVをホームシェアリングで共有に設定しておく。Macはシステム環境設定の省エネルギーで「Wi-Fiネットワークアクセスによるスリープ解除」にチェックを入れる。Macをスリープ状態にした後、Apple TVからコンピューターのコンテンツ再生でスリープ中のMacを選び、マイミュージックからライブラリ内にあるミュージックを指定して再生する。

その結果、Macのディスプレイはオフのまま、Apple TVでMac内のミュージックが再生できる。

気付いていませんでしたが、AirMacベースステーションもBonjour Sleep Proxy Serverとして作用してしまう可能性があるのですね。

今度は他の機器の影響を排除するために、機器同士を有線で直結して試してみました。

利用機器は前回と同じです。

Bonjour Sleep Proxy Server : Apple TV 第4世代

Wake on Demand : MacBook Pro (Yosemite 10.10.5)

MacにThunderbolt-Ethernetアダプタを装着して、MacとApple TVをEthernetケーブルで直結しました。MacはWi-Fiをオフにして、Ethernetを最上位ネットワークにして固定IPアドレスを設定します。Apple TVはLANポートにEthernetケーブルを接続すると自動的に有線接続になるので、同じく固定IPアドレスを設定します（逆に言うと手動でWi-Fiをオフにすることはできないようです）。Macの省エネルギー設定は、有線接続になると「ネットワークアクセスによるスリープ解除」と設定項目の名称が変化しますが、同じくチェックを入れたままにします。

これで、Macをスリープ状態にした後、Apple TVからコンピューターのコンテンツ再生を選ぶと、最初はMacが見つけられずにホームシェアリングの設定をするようメッセージが出ましたが、何度か試すうちにMacのライブラリを呼び出すことができ、ミュージックの再生もできました。同じように、終始Macのディスプレイはオフのままでした。

Macへのアクセスが確実でないのは、ネットワークを組み替えたばかりでBonjourやWake on Demandがまだ安定していなかった可能性があるかもしれません。

一応、何曲かまだApple TVで再生していないコンテンツも再生してみたので、キャッシュとかでApple TV内のデータが使われてしまっていることはないと思われます。

余談ですが、クロスケーブルとか気にしなくても済むのは楽でいいですね。