Time Machineで巨大差分バックアップ、解決までの顛末
数ヶ月くらい前からですが、特別な作業をしていないのにTime Machineで24GB前後の大きな差分バックアップがほぼ毎日発生するようになりました。Yosemite時代からでEl Capitanにアップデートした後も続きました。
いろいろ考えたり調べたりして以下の対策を試しましたが、どれも効果はありませんでした。
(1)特定のファイル、フォルダをバックアップ対象から除外。
・ParallelsのWindows7、OSX10.8仮想マシン(最初から除外済み)
・Parallelsの共有Windowsアプリフォルダ
・iOS機器のバックアップファイル(user>Application Support>MobileSync)
・Dropbox、OneDriveの共有フォルダ
(2)Time MachineのPref.ファイル削除
(3)Time Capsule上のTime Machineバックアップファイルを削除し、Time Machineバックアップを最初から作り直し
差分のサイズが毎回同じくらいということは何か特定のデータが対象になっているのだと推測しましたが、それが何なのか特定出来ず半ば諦めかけていました。
最近になって、どうも写真appを使用した後に限って症状が発生するような気がしたので写真appのライブラリファイル内をチェックしたところ、iPod Photo Cacheフォルダの容量が20GB余りと問題の差分の容量に近いことを発見しました。そこで、試しにこのiPod Photo Cacheフォルダをバックアップ対象から外してみたところ巨大差分バックアップがピタリと止みました。
具体的な手順は次の通り。
・user>ピクチャ>Default Library を選択し、そのコンテクストメニューで「パッケージの内容を表示」を選択する。
・iPod Photo CacheフォルダをTime Machine設定画面のバックアップ除外リストにドロップして追加する。
以前は発生していなかった巨大差分バックアップが発生するようになった原因は何だったのか、同様のトラブルがすべて上記の方法で解決するのか等々不明な点は残りますが、自分が相当苦労した経緯もあり、お困りの方の参考になればとの思いから上記ご報告します。
また、同様のトラブルを別な方法で解決したという方がいらっしゃいましたら、今後の参考までに是非ご教示ください。
MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013), OS X El Capitan (10.11.1)