Ethernet カードが取り付けられていない

OS X El Capitan では2 月末に発生したのですが、OS X SnowLeopard では初めて聞きますね。関係があるのかどうか不明ですがリンクを張っておきます。

Mac の Ethernet 接続が最近つながらなくなった場合 - Apple サポート

ひかりひかり さんによる書き込み:

関係あるかどうかわかりませんが、以前は10.6.4をディスクからインストールした後ダウンロードしてあったMac OS X v10.6.8 統合アップデート v1.1　で10.6.8にできたのですが、今回はインストールが失敗しネットワークからのアップデートしかできませんでした。

以下から統合アップデータをダウンロードして保存してあった2011 年の統合アップデータと容量を比べてみましたが、変更されているようですね。タイムスタンプも2015 年1 月になっていました。

Mac OS X v10.6.8 統合アップデート v1.1

> 早速ネットから新しいものをダウンロードすると、アップデートのインストールは可能でした

古いアップデートがあれば、それのethernetドライバーを取り出してしかるべき場所に入れてやれば認識されるようになりませんか？

あるいは10.6.4では動くのなら、それのethernetドライバーを取り出して使う。

英語のサイトだとこんなのがありましたが、よくわかりませんでした。

OSX 10.6.8 upgrade disactivated my ethernet port.

https://discussions.apple.com/thread/3140081?tstart=0

とりあえず、リンク先の中の書き込み（https://discussions.apple.com/message/15524842#15524842）にある対処方法を意訳してみました。

In summary

1. remove the Ethernet interface from Network preferences panel 　（システム環境設定＞ネットワークのリストからEthernetを削除）
2. power off the Mac　（Macをシャットダウンする）
3. boot the Mac into Safe Mode by holding down a Shift key on your keyboard　（シフトキーを押しながら起動してセーフモードにする）
4. go to Network preference panel and let it re-add the Ethernet interface　（システム環境設定＞ネットワークのリストにEthernetを追加し直す）
5. (if necessary) re-apply your setting to the Ethernet interface　（必要ならば設定を変更する）
6. enjoy connectivity :-)

他の書き込みの中には、単にセーフモードで起動するだけで正常になったという報告もありましたし、その後シャットダウンして、電源コードを抜いて30秒ほど待ってから再起動すrことで直ったとの書き込みをある一方で、この方法では解決にならなかったという書き込みもありますね。

それに加えて、システム環境設定のネットワークを選んでも　レインボーカーソルが廻ったままになり

ネットワークの環境を確認もできません。

ターミナルからnetworksetupコマンドを使うことでGUIなしでも確認や変更は可能です。

例：

networksetup -listallnetworkservices

ネットワークサービスの一覧表示

networksetup -getinfo "Ethernet"

ネットワークサービス「Ethernet」の情報表示

networksetup -removenetworkservice "Ethernet"

ネットワークサービス「Ethernet」の削除

その他にも色々なことができますが、詳しくは単に「networksetup」として実行した時に表示されるコマンド一覧か「mac networksetup」で表示される内容で確認してください。（英語ですが...）

ちなみに、私のMac Pro（の予備HD）上にある10.6.8ではAppleBCM5701Ethernet.kextのバージョンは3.0.8bでした。

$ defaults read /Volumes/xxx/System/Library/Extensions/IONetworkingFamily.kext/\

Contents/PlugIns/AppleBCM5701Ethernet.kext/Contents/Info.plist | egrep -i version

CFBundleInfoDictionaryVersion = "6.0";

CFBundleShortVersionString = "3.0.8";

CFBundleVersion = "3.0.8b2";

DTPlatformVersion = GM;

また、

インストールされている「Incompatible Kernel Extension Configuration Data」のバージョンを確認方法が分りません。

ですが、手元のMacで確認した限りでは10.6.xや10.7.xには存在しないようです。10.10,5では確認できました。(10.8..x、10.9.xは不明）

USの別のスレになりますが、こんなのもありました。

https://discussions.apple.com/thread/3479122?tstart=0 Ethernet "Not Connected" - Apple Support Communities

私自身では確認できないので、もし試されたら結果を結果を報告いただけると後で同じ問題に遭遇された他のユーザの参考になります。

方法１：

「I went to the Apple store today since I had time and the genius simply deleted the preferences for the locations I had accumulated in the network panel and reset PRAM. Works fine now, thanks for all the help. I was glad it didn't have to do with the actual ethernet adapter.」

システム環境設定＞ネットワークで、最上部のローケーション（ネットワーク環境）を削除した後でPRAMのリセット。

（書かれていませんが、その後に通常の再起動を行ってネットワークの再設定を行ったと思われます。）

ターミナルで行う場合：

networksetup -listlocations

ローケーション一覧の表示。

networksetup -getcurrentlocation

現在選択されているローケーションの表示。

networksetup -deletelocation "Auto"

ローケーション、「Auto」の削除。

方法２：ターミナルでのコマンドで Ethernet インターフェースをOFF→ONする。（方法１より先にこちらを試した方が良いかもしれません）

（以下にあるコマンドの出力例はUSサイトからのコピーです。ether xx:xx:xx:xx:xx;xx の所やIPアドレスはネットワーク設定やMacごとに異なります。）

1.「networksetup -listallhardwareports」を実行し、Ethernet のDevice 名（例：en0）を確認する。

2.「ifconfig en0」を実行し、状態を確認する。

$ ifconfig en0

en0: flags=8863<UP,BROADCAST,SMART,RUNNING,SIMPLEX,MULTICAST> mtu 1500

options=2b<RXCSUM,TXCSUM,VLAN_HWTAGGING,TSO4>

ether a8:20:66:43:3e:13

media: autoselect (none)

status: inactive

3.「sudo ifconfig en0 down」を実行し、Ethernet を停止。パスワード入力を求められるので、管理者のパスワードを入力（画面には表示されない）

4.「ifconfig en0」で状態を再確認。

$ ifconfig en0

en0: flags=8822<BROADCAST,SMART,SIMPLEX,MULTICAST> mtg 1500　（←UPが消えている）

options=2b<RXCSUM,TXCSUM,VLAN_HWTAGGING,TSO4>

ether a8:20:66:43:3e:13

media: autoselect (none)

status: inactive

5.「sudo ifconfig en0 up」を実行し、Ethernet の使用を再開。パスワード入力を求められたら、管理者のパスワードを入力

6. ちょっと待ってから「ifconfig en0」で状態確認。

$ ifconfig en0

en0: flags=8863<UP,BROADCAST,SMART,RUNNING,SIMPLEX,MULTICAST> mtg 1500　（←UPが再び現れている）

options=2b<RXCSUM,TXCSUM,VLAN_HWTAGGING,TSO4>

ether a8:20:66:43:3e:13

inet6 fe80::aa20:66ff:fe43:3e13%en0 prefixlen 64 scopeid 0x4 （←IPアドレスが割り当てられている。こちらはIPv6）

inet 10.32.80.102 netmask 0xffffff00 broadcast 10.32.80.255 （←こちらはIPv4）

media: autoselect (1000baseT <full-duplex>)　（←接続速度が表示されている）

status: active（←動作中に変化している）

確認作業を除くと実際に必要なのは

3.「sudo ifconfig en0 down」

5.「sudo ifconfig en0 up」

だけになります。

以上、ご参考まで。

余談ですが確認してみたらOS X 10.7.5 とOS X 10.8.5 の統合アップデータも変更されていました。OS X 10.8.5 の方は2013 年の変更なので今回の件とは別かと思いますが、OS X 10.7.5 の方は2015 年1 月のタイムスタンプとなっているので同じような変更があったのかも知れません。

それにしても昔のOS のアップデータがいつのまにやら変更されているとは気付きませんでした。