失礼致します。
エムださんがお使いの macOS と「iMovie」のバージョンは何でしょうか?
私の環境は、macOS Sierra(10.12.6)の「iMovie(10.1.6)」です。
動画をレターボックスにしたく、素材を保存しピクチャインピクチャで背景透過のものを使用したのに
透過部分が白くなり成功しませんでした。
どの様にして作成、或いは入手した素材なのか分からないので何とも言えませんが、使用した素材が透過素材ではなかったのではないでしょうか?
レターボックスに使用する透過素材は、以下の手順で作成して見て下さい。
1.「shift」+「command」+「3」キーでスクリーンショットを撮影。
2.デスクトップ上に保存されたスクリーンショットを、ダブルクリックして「プレビュー.app」で開きます。
① 「プレビュー.app」のツールバーで、「マークアップ」ボタンをクリック。
② 表示されるマークアップツールバーで、「サイズを調整」ツールをクリック。
③ 表示される設定パネルで、「縦横比を固定」の項目のチェックを外す。
④ 「幅」のピクセル数を「1920」に設定。
⑤ 「高さ」のピクセル数を「1080」に設定。
⑥ サイズの表示部分で、「サイズを計算中」の表示が消えた事を確認。
⑦ 「OK」ボタンをクリック後に、「command」+「S」キーで保存。
⑧ ツールバーの「縮小/拡大」ボタンで、作業し易い大きさに調節。
⑨ マークアップツールバーで、「枠のカラー」を「黒」に設定。
⑩ 同様に「塗りつぶしのカラー」を「黒」に設定。
⑪ マークアップツールバーで「シェイプ」ツールをクリックし、「四角形」を選択。
⑫ 黒い四角形の伸縮ポイントをドラッグして、スクリーンショットを完全に覆い隠す。
⑬ 「command」+「S」キーを押して保存し、一旦ウインドウを閉じる(ここ大事です)。
⑭ スクリーンショットをダブルクリックして再び開き、「command」+「A」キーで黒い四角形を全選択。
⑮ 選択範囲の上辺中心の伸縮ポイントを下にドラッグして、1,920 x 940 の位置(ドラッグ時に表示される)まで下げる。
⑯ 選択範囲の下辺中心の伸縮ポイントを上にドラッグして、1,920 x 800 の位置(ドラッグ時に表示される)まで上げる。
⑰ 「delete」キーを押して選択範囲を切り取る。
⑱ 「command」+「S」キーを押して保存し、ウインドウを閉じる。
これで「レターボックス」用の素材は完成です。
3.後は、「iMovie」に「レターボックス」用の素材を読み込んで、タイムライン上の動画(或いは静止画)クリップの上に接続するだけです。
「ピクチャ・イン・ピクチャ」にするかどうかはエムださんの自由ですが、上記の「レターボックス」用の素材は、タイムライン上の動画(或いは静止画)クリップの上に接続するだけで、「レターボックス」として機能しますので、以下の様な感じで使い分けて見ては如何でしょうか?
● 「レターボックス」のみ「フェードイン」、「フェードアウト」する場合は、「ピクチャ・イン・ピクチャ」。
● 動画(或いは静止画)クリップを「フェードイン」、「フェードアウト」する場合は、「トランジション」。
プロジェクト編集途中に比率を16:9に変更する事は可能でしょうか。
質問の意味が良く分からないのですが、「iMovie」では編集及び書き出しする際にデフォルトでアスペクト比 16 : 9 で処理されますので、「レターボックス」で一見アスペクト比が 2.35 : 1 や 12 : 5 の様に見えても、動画としてのアスペクト比は 16 : 9 のままです。
「レターボックス」表示からデフォルトのアスペクト比 16 : 9 表示に戻す、或いはその逆にしたいと言う意味であれば、タイムライン上の動画(或いは静止画)クリップの上に接続した「レターボックス」用の素材のクリップをドラッグして移動、或いはクリップの両端を表示を切り替えたい場所までドラッグする事で、「レターボックス」表示とデフォルトのアスペクト比 16 : 9 表示を切り替えられます。