確認させていだきます。
システム環境設定の「ユーザとグループ」の左側のリストに、
現在のユーザ
XXXX
通常
と表示されているのですね。
だとすると、そのアカウントは存在するものの「管理者」アカウントではなく「通常」のアカウントに変わっているということになります。
つまりユーザ名やパスワードが間違っているのではなく、通常アカウントであるために管理者権限を得ようとしても認証を蹴られているわけです。
「ターミナル」ユーティリティから以下のコマンドを実行(下線部を入力してretunr)することで管理者アカウントの確認ができます。
現在のアカウント名を表示
$ echo $USER
xxxx
管理者として登録されているアカウントの一覧を表示
$ dscl . -read /Groups/admin GroupMembership
GroupMembership: root xxxx yyyy
この例では、xxxxとyyyyの二つが管理者アカウントです。
アカウントタイプを変更したり新規アカウントを作成するには管理者アカウントから行う必要がありますが、他に管理者アカウントがないということですので、そのままでは変更できません。
一旦、シングルユーザモードで再起動して、以下の手順で新しい管理者アカウントを作成してください。
# シングルユーザモードではコピペができないのでコマンドの打ち間違いの無いようにご注意を。
- シングルユーザモード(cmd-S押下)で起動。(参考:Mac をシングルユーザモードまたは Verbose モードで起動する - Apple サポート)
- この時点では起動ボリュームは書き込めない状態なので、書き込み可能にします。→「/sbin/mount -uw /」と入力したあとreturnキーを押します。(以下、『...』を実行と記述)
- OSが設定済みの状態を解除し、再設定を行うようにします。→『rm /var/db/.AppleSetupDone』を実行。
- 再起動します。→『reboot』を実行。
- 起動するとOSの設定手順が始まるので画面の表示に合わせて進めていき、その中で新しい管理者アカウント(既存のものと重複しないもの)を作成してください。
その後は新しい管理者でログインしている状態からであれば、元のアカウントを設定を確認・修正が可能になります。
修正後は新管理者アカウントは不要になるわけですが、今後も同様のことが起きないとも限らないので、いざという時のためにこの新アカウントは残しておくのも良いと思います。