>メーカーはある程度、把握して頂けないと改善策は見出せない
心配されるまでもなく、Appleやディプレイを製造しているSamsungでは、そのような作業を行っているはずです。不具合関連の具体的情報は当然ながら社外秘事項なので、情報集約中の現時点においては一部の不具合対策チーム以外に具体的な情報が提供されることはありませんけど。このためにも、問題を生じたユーザは速やかに交換を申し出たほうが、原因追求の助けになります。
>保証期間だから交換や修理をして済むと考えるのは安易か
安易とかいう問題ではなく、現時点では原因が明らかでないのですから、そうするしかありません。自分はOLEDの製造現場を直接知っているわけではありませんが、一般に半導体製品やこの手の電子部品は材料が製造工程に流れてから出てくるまで数週間以上を要します。仮に対策方法が明らかになったとしても、新たな工程で作られる部品ができるのは数週間先ですし、それが組立ラインでiPhoneになって出て来るには更に長い時間がかかります。
日進月歩どころか秒進分歩で新製品が出てくるこの業界においては、大部分が良品なのだとしたら、一部に生じる不具合の原因がわからないからといって製造を止めていては商売にならないのです。もちろん、不良を垂れ流していたら企業の存続に関わりますので、技術者は必死で原因を追求しているさなかだと思います。
なお、製造上の問題が明らかとなった場合は、これまでの例で言えば、1年の保証期間を過ぎても当該問題を生じた個体に関しては無償交換や無償修理をすることになるでしょう(最近だと初代Apple Watchが裏蓋剥がれ問題に関して3年間は無償修理となっている)。