Mac OS 10.8にMac OS 10.13を上書き
Mac OS 10.8をMac OS 10.13にアップグレードする際の注意事項について
Apple の脅威の通知と金銭目当てのスパイウェアへの対策について
Apple の脅威の通知と金銭目当てのスパイウェアへの対策についてが公開されました。
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Mac OS 10.8をMac OS 10.13にアップグレードする際の注意事項について
基本はHAYAMAさんの書かれている通りだと思いますが、10.8 Mountain Lion から 10.13.2 High Sierra への移行でいくつか注意点(特に見落としそうなもの)を思いつくまま並べておきます。(順不同)
1: APFS(10.13から)
HAYAMAさんも指摘されてますね。
気をつけなければならないのはファイル共有。少なくとも現時点ではAPFSボリューム上のフォルダはAFP(アップルファルプロトコル)で共有できません。SMB方式(Windows標準)の利用に切り替える必要があります。
iOS 11、macOS High Sierra、macOS Server 5.4 の導入準備をする - Apple サポート
なお、APFSのサポートに伴いEFI(ファームウェア)のアップデートも行われます。そのため、インストール作業で行われるリブートの際に電源ボタンの長押しなど通常のアップデートではしない手順が必要な場合もあります。
その際に純正でないハードウェア(拡張カードなど)をとりつけていた場合など、ファームウェアの更新で失敗するケースもあるようです。
2: iCloud上のメモ(10.11 El Capitan から)
iOS9および10.11から新しいメモ(Notes)の形式が導入されました。それまでのデータが消える訳ではありませんが、新しい形式をサポートしていないそれ以前のバージョンや他のOSからは移行後のメモとの同期はできません。
この移行は一方通行で移行後に元に戻すことはできません。(あとから移行することはできます)
メモ App をアップグレードする - Apple サポート
3: iTunes 12.7
iTunes 12.7 では iOSデバイス上のAppの管理機能がなくなりました。iOSデバイス上で管理する形になります。どうしても必要なら12.6.xに戻す必要があります。(ここのコミュニティでもどこかに書き込みがありました)
4: VPN
いつからか忘れましたが、VPNの方式としてPPTPがサポートされなくなりました。(プロトコル自体の安全性の問題)
5: HFS
Mac OS標準フォーマットと呼ばれていたディスクのフォーマット形式ですが、Sierra 10.12から読み込みもできなくなりました。
# 10.8 では読み込みのみのサポート
# 現在、標準として使用されているのはHFS+(Mac OS拡張フォーマット)
古いメディアをそのまま使っている場合にはあらかじめHFS+などに移行しておく必要があります。
とりあえず、こんなところでしょうか。
OS のバージョンが離れすぎていますので、Apple 製も含めて大半のアプリケーションはそのままでは使えないかと思いますが、それらアプリケーションが macOS High Sierra 10.13.2 に対応しているかの確認から始めればよろしいかと思います。最悪に備えて、アップグレード前に Time Machine.app で外付け HDD にバックアップすることをお勧めします。尚、macOS High Sierra から内蔵 SSD の場合、強制的に APFS フォーマットに変換されますのでご注意を!
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