「Microsoft OneDrive が、ログイン時の自動起動を OFF にしていても起動してしまう。」 場合に、追加で確認するべき箇所。
# コミュニティの過去の記事(ご質問)と同様の症状が発生しました。
解決にあたり若干の追加情報がありましたので、以下共有いたします。
# 症状
- ログイン時の自動起動設定を OFF にしているにもかかわらず、ログインのたびに OneDrive が軌道する。
- 設定箇所① = User/Global の Startup Items, Launch Agents, Launch Daemons, Extensions 。
- それぞれ、OneDrive 自動起動関連のアイテムを無効化 ないし 削除(又は存在しないことを確認)。
- 設定箇所② = なんとなく関係の有りそうな、 com.microsoft.OneDrive-mac.plist の OpenAtLogin 。
- 値を 1 から 0 に変更。
- 設定箇所① = User/Global の Startup Items, Launch Agents, Launch Daemons, Extensions 。
# 効果が有った対処法: 「xpc の DB に残留している」(と思われる)エントリを直接無効化する。
0. 以下は全て su での操作。
1. ディレクトリ /private/var/db/com.apple.xpc.launchd/ に移動。
2. ファイル loginitems.501.plist を開き、以下のエントリを行ごと削除して上書き保存する。
<key>version.com.microsoft.OneDriveLauncher</key>
<string>(バージョン番号の文字列)</string>
<key>com.microsoft.OneDriveLauncher</key>
<string>com.microsoft.OneDrive-mac</string>
3. ファイル disabled.501.plist を開き、以下のエントリの値を編集して上書き保存する。
編集前
<key>com.microsoft.OneDriveLauncher</key>
<false/>
編集後
<key>com.microsoft.OneDriveLauncher</key>
<true/>
4. ファイル disabled.plist を開き、以下のエントリ(行)を追加して上書き保存する。
<key>com.microsoft.OneDriveLauncher</key>
<true/>
5. (不要かも) Launch Service DB を再構築する。
6. Mac 再起動し、ログインして確認。
# 環境
- Mac mini Late 2014 (Macmini7,1), Intel Core i5
- macOS Monterey 12.7.6
- SIP: OFF, homebrew 4.3.12, 管理権限付きのユーザで運用中
- Microsoft OneDrive 24.132.0701.0001: 2 アカウント
- Microsoft Excel/Word/PowerPoint 16.87 (24071426)
- Microsoft Teams 24165.1406.2974.9471
- Microsoft Auto Update: 未インストール
# お断り
- あくまでも「結果として解決した」 1 ケースとご了承ください。
- 手順の切り分けが十分ではなかったため、手順 2〜5 の中には原理的に不要なものも有るかと思います。
- ただし手順 2 のみを実行した場合は効果が無く、Mac 再起動後にエントリが復元されてしまうことを確認済みです。