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続ターミナルでのコマンドの使い方。(超初心者向け)

投稿者: 
最終更新: 2010/11/20 03:00
1 16094 最終更新 2010/11/20 03:00

ターミナルでのコマンドの使い方。(超初心者向け)の続編です。

ターミナルコマンドのさわりについては、上記のリンク先をお読みください。


改めて書きますが、

初心者向けに書いていますので、概念的に正しくない表記があります。

「コマンド、なんだそれ?」という人向けです。

バスと言うものを使用いたしますので、右記を事前にお読みください。パスってなに。(超初心者向け)


コマンドの使い方。


manコマンド

コマンドの「使い方」(オンラインマニュアル)を表示します。英語で表示されます。このコマンドは、書込をしないはずなので、初心者の方も安心してご使用頂けます。

英語が読めて、コンピュータ用語を理解している方は、これを読むのが早いでしょう。下記のような使い方をします。


cpコマンドの例:

man cp


rmコマンドの例:

man rm


これで、コマンドの使い方がターミナルで閲覧できます。簡単ですね。manの直後に半角スペースを入れて、コマンド名をタイプするだけです。

このmanで表示される「使い方」は、画面に収まりきらない場合が多いです。「ターミナル」アプリケーションでは自動的に1ページ表示すると、スクロールが停止いたします。「ターミナル」アプリケーションのウインドウの末尾に「:」が表示されます。この表示状態で、下記のようなキーボード入力(半角文字)をすると(ターミナルのウインドウの)画面のスクロールができます。


[space]key一画面スクロールします。

[b]key逆に一画面スクロールします。

[d]key画面の半分をスクロールします。

[u]key画面の半分を逆にスクロールします。


他にも複数有ります。ネット等でお調べください。上記のキーボード入力は、lessコマンドに準拠しています。(今後もそうだと保証できませんが^^)


mvコマンド

ファイルやフォルダを、他のフォルダやパーティションに移動するコマンドです。移動するついでに、名前の変更もできます。使用例は下記です。


mv ~/Desktop/file1.rtf ~/Documents/file3.rtf


上記の例では、デスクトップにあるfile1.rtffile3.rtfという名前に変えて、移動いたします。コンピュータでのファイルやフォルダの移動というのは「コピー後、元のファイル等を消す」ということです。ここで注意したいのは、mvコマンドが「コピー」できなかったことを検知しなかった場合はファイル等がコピーされることなく元ファイルが削除されます。



duコマンド

ファイルとフォルダの容量(このコマンドの説明では、ファイル容量等と表記)を表示いたします。

使い方はHAL さんのドキュメントの下記が分かりやすいです。

ハードディスクの空き容量が極端に少なくなる場合の対処方法

上記リンク先を読めば、このドキュメントを読む必要が無いくらいです。「それをいっちゃー、おしめーよ」ということで。下記の様な使い方をいたします。


du -sh ~/Documents


duの後ろの「-」の後についているのはオプションといいますが、試しに下記を実行してみてください。


du -s ~/Documents


「h」が無いだけですが、ファイル容量等が、バイト単位で表示いたします。「h」を付ければ「K」(キロ)「M」(メガ)「G」(ギガ)などの見慣れた単位で、表示してくれます。

「s」は今回の例では~/Documentsのファイル容量等のみを表示するオプションです。下記を実行すると、実感できます。


du ~/Documents


HAL さんのリンク先にありますが、起動ディスク内のファイル容量等を調べることができます。その際には、アクセス権の問題で下記のように、sudoコマンドも使います。


sudo du -sh /*


試しに、下記も実行してみてください。


du -sh /*


アクセス権が無いフォルダやファイルについては「Permission denied」が出て表示されなかったでしょう。


ちなみに、動画や音楽のヘビーユーザの方で、~/Moviesや~/Picturesに動画や音楽を保存している方は、ときどき下記のコマンドをタイプして、ご自分のフォルダの容量を覗いてみてはいかがでしょうか。Finderの「情報を見る」でも確認できるのですが、コマンドで見るのも楽しいです^^



du -sh ~/Movies ~/Pictures


ちなみに、このduコマンドはMacOS X10.5.xとMacOS X10.6.(0から3まで)とでは、Time Machineのバックアップに対して使用した際に表示される内容が異なります。MacOS X10.5.xまでは、差分バックアップを考慮せず、Time Machineのバックアップの日付フォルダに入っているファイルの総容量を表示いたします。MacOS X10.6以降では、差分バックアップされたファイル容量のみを表示するようになりました。Time Machineのバックアップの日付フォルダの下の階層の容量表示については変更がないようです。


以下、続く(コメントをお読みください^^)

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