iPhotoとAperture

>Apertureは高機能だが結構重いソフト
Aperture 1から2になって、かなり軽くなりました。
PowerBook G4/1.5GHzでも結構使えます(Aperture 1.5のときはようやく動くといった程度)。
現在はMacBook Pro 2.4GHzで使用していますが、12000枚余の写真(多くはD200のRAWデータ)を扱っていてもとても快適です。
iMac intel Core Duo 2.0GHzなら十分な能力があるのではないでしょうか。
で、自分はiPhotoは全く使っていません。Photoshopは必要に応じてApertureから呼び出して使用しています。
>、写真の整理はiPhotoを主体にして、RAWの現像操作のみApertureを使用するという使い方はどうでしょうか？
写真管理という観点からはあまりお勧めできません。やはり一元管理していたほうが良いと思います。
それに、写真管理の上でもApertureはiPhotoより相当に高機能ですから、写真管理だけiPhotoで行う意味はほとんどないと思います。
また、ApertureだけでなくAdobe Lightroomも比較検討してみてはどうでしょうか(自分がApertureを買ったときはまだLightroomは出てなかったので選択肢に入れませんでしたが、今から始めるのであれば有力候補の一つですね)。

Hit-Cさん、さっそくのコメントをありがとうございました。それもとても要点をよくまとめられていたので、よく事情がわかりました。
MacユーザーにはiPhoto使用者が圧倒的に多いと思うし、私の妻や友人もそうなのですが、彼らにデータを渡すときもApertureから手軽にできるのですね？
Adobe Lightroomも比較検討したいと思います。Adobeのソフトとの連携も場合によっては重要なのでしょうね。
Aperture（あるいはLightroom)を早く手に入れるつもりです。

一度に撮影する枚数が多くなると iPhoto で整理するのは大変だと思います．
Aperture で整理するようになってずいぶん効率的になりました．
整理は Aperture のほうがよいと思います．
ぼくは自分で撮影したものは Aperture で整理して，友達からもらったりインターネットからダウンロードした画像などは iPhoto で整理しています．
Aperture と iPhoto と相互にやりとりする機能もありますが，あまり使ってません．

おのひろきさん、コメントをありがとうございました。
なるほど、Apertureは整理する機能も相当高いのですね。今までの先入観がかなり違っていたと思い直しています。
これまでは、iPhotoの写真は年度ごとに分けて違うファイルに入れていたのですが、Apertureに読み込むときは過去のものを一括して移動させても問題ないのでしょうか？　それとも年度ごとなど別のファイルにされているのでしょうか？

（的確なコメントは、既にHit-Cさんとおのひろきさんが寄せられておりますので、余談としてお読み下さい。）
iPhotoは基本的にJPEG用のアプリだと思います。特に写真／カメラの知識がなくても、面倒な細かい設定をせずに手軽に使い始めることができる点が魅力です。
ただ、これからRAWデータを主に扱われるのでしたら、早晩iPhotoでは物足りなくなる日が来ると思います。「病膏肓に入る」（スクリーンセーバのWord of the Dayで習った）と申しますから。
とすれば、プロでなくても写真が好きな方なら、早めにRAWが得意のアプリに乗り換えて、ユーザの脳が新鮮なうちに、設定内容や操作方法をきっちり覚えておかれるにこしたことはないでしょう。
RAWファイルの保存管理も編集もAperture 2／Lightroom一つに任せられてよいと思います。もちろんJPEGファイルも扱えますし。
[選択のひとことポイント]
＊Macとの連携第一ならAperture 2 （Webギャラリーへの公開もiPhotoと同じくらい簡単にできます）
＊Adobe Photoshop CS3との連携第一ならLightroom （RAWファイルの見映えが同じで、一方のソフトで行った変更／編集結果が、どちらにも自動的に反映／保存される等のメリットがあります。言い換えれば、否応なくCS3を使わざるを得なくなります）
詳しくはLightroomのサイトでご確認下さい。
http://www.adobe.com/jp/products/photoshoplightroom/
# ApertureとLightroomで比較すると、プロフォトグラファーの間では後者を選ぶ人が多いようです。LRがほとんどすべてのRAWフォーマットをサポートしていることも選ばれる理由の一つでしょうけど、Aperture 1の使用感があまりよくなかったので、こちらは負のイメージを引きずっているのかも。第一印象って大切ですね。
## かく言う私めもアマチュアの分際でLRを検討中。素人にもわかりやすいチュートリアルムービーを多数見られることと、タブレットとの互換／連携のよさに惹かれております。（個人的見解ですが、細かいレタッチにはペンの方がいいと思うことがよくあります。スライダで色温度や露光量を少しずつ調整する時も、マウスポインタをヨチヨチ水平移動させるよりペンをさっさと左右に動かす方がラクチン。）

Sariさん、ていねいな説明をありがとうございました。
ApertureとLightroomのサイトを見て、両方のビデオを見ました。正直言って、どちらがどう良いのかわかりませんでした。（両方すごそう）私はCS3を持っていますので、そういう意味ではLMに心を動かされます。
でも、Adobeのソフトを使い始めたころ、なかなかなじめなかったこと、それに比べてAppleのソフトは直感性に優れている、という印象があり、今はApertureにしようかなと思っています。「ユーザーの脳」が直感性のないものを使うことを拒否する傾向にありますので。D80もあまりにオプションが多いので最初は辟易しました。
これからのハードやソフトはできるだけ直感性に優れたものが良いと思います。「病膏肓に入る」のはよいけれど、やはりソフトやハードに使われるのはいやですから。
というわけで、LMとの比較はよくわかりませんが、Appleの直感戦略を信頼してApertureを買いにいきます。

# 敢えて、Lightroomユーザーの声を。。。（もう買われたのかもですが）
直感性に関してはLightroomは相当良い線いってます。他のAdobeアプリケーションとは違います。機能とターゲットユーザーをしぼれているからでしょうね。iPhotoよりも良いぐらいです。且つ、LightroomがApertureより良いなと思う点は（以下全て私感且つ実感）
1) 「格段に」軽い。MacBookでも難なく使える。これ、個人的に重要。
2) プリントがApertureと比べて奇麗。
3) カメラへの対応がApertureと比べて早い。というかApertureが遅い。
4) PhotoShopとの連携はすばらしい。これも個人的には重要です。Lightroomで写真選んでPhotoShopで詳細に仕上げる、の様な事を物撮りなどでは多用しますので。
5) バックアップがしやすい。大量のデータの管理がApertureと比べて（私は）管理しやすい。
6) 必要ディスク容量が少なくて済む。意外な盲点。Apertureは意外と容量食います。
7) Windows / Mac両対応。一人で使う事を前提にWin/Mac両方にInstallできるライセンス形態。
一方確実に劣っているなと感じる点はただ一点。マルチディスプレイ未対応な事。１画面の設計になっています。但しこれはLightroom2で対応になります。
# ていうか、買ってから後悔しないように、どっちが自身にあっているか、まずは体験版入れてみて実際に試して見れば良いのに。。。両方。。。
## ちなみに私はLightroomを導入してからiPhotoは使っていません。唯一iMovieやFCEに写真使いたいときだけそれらとの連携の為に使います。

usadii3さん、コメントをありがとうございました。（では買いに行こうかな、と部屋を出かけてふとディスカッションボードを見たら、貴重なコメントを発見・・・これは冗談）
そうですね。Apertureの方は体験版を試してマニュアルをダウンロードして試したところだったのですが、Lightroomもそうしようと思い直しました。確かに、苦労して覚えたPhotoshopなどとの連係が良いというのは魅力ですね。
また、私もMacBookを持っているので、これで使いやすいというのも魅力ですね。
AppleのディスカッションボードでAppleApertureの競合品の良さをディスカッションするのもちょっとだけ気が引けますが、これもAppleの明るい未来のため、とお許し下さい。

IPhoto の過去のものを一括して取り込んでも良いし，Aperture 側でも年度ごとに分けるようにして，ライブラリを別にしても良いでしょう．
Aperture は iPhoto と比べると，ファイルの管理，ライブラリの管理は直感的でないかもしれません．理解するまであれこれ調べました．
ぼくは新しく Aperture を使い始めるときに，それまで使ってきた iPhoto のライブラリはそのままにして取り込みませんでした．

# ちょっと脱線すみません。
> AppleのディスカッションボードでAppleApertureの競合品の良さをディスカッションするのもちょっとだけ気が引けますが、
Macを快適に使う術からは逸脱していないので良いのでは、と個人的には考えています。SafariとFireFox, Mail.appとThunderbird, ことえりとATOK, iCatとSkype, MS OfficeとiWork等々。。。競合であったり、ライバルであったり、補完するものでもある、と。逆に選択肢の多い事はAppleにとっても結果的には良い事であると思います。
Apertureに話を戻すと、個人的な感想では先を行っている感じがあります。一方でそれが逆に仇となってハードウェアが追いついていない感じもあります。私がMacProをメインに使っていたらApertureを選んでたかも知れません。Apertureの先進的でよく考えられたインターフェースはさすがAppleと唸らせるものと思います。が、MacBookには荷が重い(^^;　で私はLightroomだ、と。Apertureはプロ製品て事なんだとやっぱり思います。最低でもMacBook Proは必要。出来ればMacProでサーバーもあって、てな使い方では最強じゃぁないかなぁと。一方のLightroomはよりコンシューマーに振ってある感じがします。ApertureとiPhotoの中間（よりApertureより）にあると考えると分かりやすいのかな。真っ向から競合する製品というのが一般的な解釈ですが、個人的にはそう捉えてます。
> これもAppleの明るい未来のため、とお許し下さい。
てことです。
# ちなみに70を過ぎた父もCanonの5Dと40Dの写真の管理・現像にLightroom使ってます。ちょっと教えただけて使いこなしてます。そのぐらい簡単。

＞# ちなみに70を過ぎた父もCanonの5Dと40Dの写真の管理・現像にLightroom使ってます。
う〜ん、これは魅力だ。usadii3さん（と、お父さん）が親子で使っておられる。
私的にはタブレットよりも強力なincentiveになり得ます。
LRを使用中にわからないことにぶつかったら、ココに投稿してusadii3さん（か、お父さん）の託宣を待つことができるかも—とムシのいいことを期待してLRにしようか…？
（Appleさま：どちらのソフトにするにしろ、きっとMacで使いますからね。お約束よ。）
＞2) プリントがApertureと比べて奇麗。
プリンタは何を使って比較されました？ 　親子の秘密でなければ、いつか教えて下さい。
＞最低でもMacBook Proは必要。出来ればMacProでサーバーもあって、
EIZOカラマネCG301Wもあって、MAXART K3 (VM)なんかもあって、休憩時間にはアップルパイの差し入れがあって…………

> プリンタは何を使って比較されました？
えと、ウチで使っている写真用プリンタは。。。EPSON MAXART PX-7000, EPSON PX-G5100,CANON PIXUS Pro9000, CANON MP810の４台です。

のぞみさんへ
Lightroom体験版をお試し中でしたら、既に気づいておられることと思いますが、念のため補足させて下さい。
[LRの場合]
iPhotoライブラリの内容をLRカタログデータベース（ライブラリ）に読み込む際、読み込み元として、iPhotoライブラリのパッケージ全体を指定することはできません。
LRの「ファイル」メニューで「ハードディスクから写真を読み込む」を選択し、写真が入っているフォルダを個別に開いて中の画像を指定してから、LRに読み込むという手続きが必要になります。（最小限必要なデータを単純コピーするだけなので、読み込みスピードは速いです。）
この時、読み込んだフォルダ名は保存されますが、個々のイメージファイル名は、オリジナルの識別記号番号に戻ります。（例えば『のぞみさん、エベレスト登頂』というタイトルを付けていた写真がIMGP1914やDSC00624などに戻ります。）メタデータはiPhotoが撮影機器から読み込んでいた基本的な情報だけが保持されます。
[Aperture 2の場合]
スタートアップ画面に「iPhotoライブラリの写真を読み込む」というメニューがあります。これを使えば、1クリックでiPhotoライブラリがほぼ丸ごとApertureライブラリへ引っ越してきます。（スライドショーや、.Mac Webギャラリーの設定は引き継がれません。）
静止画像については、iPhotoライブラリの元の構造（階層）が保持され、フォルダ名、アルバム名、写真のタイトル、キーワード、メタデータ等も変更なしで読み込まれます。ただ、iPhotoの「イベント」はApertureのシステム上「プロジェクト」と名称変更されるようです。「イベント」というフォルダ名は残っていて、その中に「プロジェクト」が格納され、デフォルトでは各プロジェクト（旧イベント）に01、02、03など番号が振られています。
当然ながら、iPhotoライブラリに多数のそしてファイルサイズの大きな写真がある場合は、（単純コピーではないせいもあって）Apertureライブラリへの読み込みに長い時間がかかります。
PowerMac G5で、試しに4GBほどのiPhotoライブラリを作って、まっさらのAperture 2トライアル・ライブラリに読み込んでみましたら、終了までになんと1時間もかかりました。アンチウイルスソフトを切らなかったからかな？　それとも私のG5がヘタっているのか？
[LR、Aperture 2共通]
読み込み後の元のiPhotoライブラリは、削除しない限りそのまま残っています。
（注：LRには元の画像を「コピーして読み込む」「移動して読み込む」などの読み込みオプションがあります。）
# 補足が蛇足になったかも。ご容赦下さい。

usadii3さんへ
写真用プリンタ情報をありがとうございます。たくさんお持ちで、プリンタのブリーダーさんのようです。いろいろなモデルで出力結果が比較できていいですね。
RAW写真は印刷用に撮りますので、プリンタとの相性や紙選びがだいじだと思います。

Sariさん、iPhotoからの移行に関するていねいな説明をありがとうございました。
実は、今回の最初の質問をする前に、Aperture2で「iPhotoライブラリからの読み込み」をなにげなく実施したら延々数時間読み込みを続け、その間他のソフトに影響が出たのです。それでAperture2に恐れをなしたところでした。
それで、iPhotoとAperture２を併用するのが良いのかな、と思った次第です。ApertureにしてもLRにしても、iPhotoからの移行は慎重にしようと考えています。