Compressorの出力するm2vから作ったDVDを再生して

Compressorの出力するm2vを素材にして、DSP2を使ってDVD-VIDEOを作成しました。次のような画像は、ここのトピックスで何度か話題になっている「エンコードの破綻」なのでしょうか。
1 家庭用のDVDプレーヤで「ビットレート」を表示させると、1秒間隔くらいで「2Mbpsくらいの小さな値」と「9Mbps以上の大きな値」を、画像の内容に関係なく周期的に繰り返す。
2 時々画面がシャックリしているみたいに1秒程度の周期で微妙に揺れる(またはぼやけているのかもしれない)・・・字幕などで目立つ
3 動きの激しい場面で、最大ビットレートに達していない小さなビットレートが使われているにもかかわらず、非常に大きなブロックノイズが目立つ瞬間がある。
以上のような映像について、何か変だなということは分かるのですが、対処の方法は言うまでもなく、原因すらよくわかりません。当方アマチュアのため、「当たり前ですよ」とか「間違ってますよ」という点があるかもしれませんが、何かお教えいただけることがあればお願いしたい次第です。よろしくお願いします。
なお詳細な作業環境は次の通りです。
----------------------------------------------------------
PowerMac G4 867MHz(QS) 640MB/RAM
MacOS X 10.3.9
QuickTime Pro 6.5.2
Final Cut Express HD 3.0
DVD Studio Pro 2.0.5
Compressor 1.2.1
作業1 FCEからCompressorを使用で2passVBR
作業2 FCEからCompressorを使用で1passVBR
作業3 FCEからQuickTimeMovieとして保存し、Compressorで2passVBR
作業4 FCEからQuickTimeMovieとして保存し、Compressorで1passVBR
以上すべて同様の症状が発生
作業5 FCEからQuickTimeMovieとして保存し、QuickTime Playerで2passVBR
この場合、症状がごく限られた部分的にしか発生せず
作業6 固定ビットレートのときは。どの作業手順でも症状は発生せず
----------------------------------------------------------

投稿日 2005/11/09 07:25

返信: 7

2005/11/09 13:13 Community User への返信

> 「ビットレート」を表示させると、1秒間隔くらいで「2Mbpsくらいの小さな
> 値」と「9Mbps以上の大きな値」を、画像の内容に関係なく周期的に繰り返す。

低い方の値がかなり小さいですが、VBRでエンコードした素材であれば、似たような画面内容でも数値が変わる事は異常ではありません。
> 時々画面がシャックリしているみたいに1秒程度の周期で微妙に揺れる
>(またはぼやけているのかもしれない)・・・字幕などで目立つ
これは良くわかりません。経験したことがありません。

> 動きの激しい場面で、最大ビットレートに達していない小さなビットレートが
> 使われているにもかかわらず、非常に大きなブロックノイズが目立つ瞬間があ
> る。
これは、エンコード時に「小さなビットレートが使われている」故に、変化に追従できずに破綻してノイズが出ているのです。おそらく動き予測がうまくいっていないのだと思います。
総じて固定ビットレートでは問題ないという事ですので、テストされた素材内容に、1)VBRの設定が合っていない、2)動きが激しすぎる、のいずれかでしょう。
FCEにその機能があったか定かではないのですが、映像編集の際に、問題のシーケンスの場面転換(動きの激しいところとの切れ目)にチャプターマーカーか圧縮マーカーを打っておいてCompressorに渡すと、その場所に「I-フレーム」という先頭フレームを強制的に入れてくれるので、動きに基づく破綻を最小限に抑えることが出来ます。
さらに、VBRで「動き予測」(と言った文言だったかCompressor 1.xの表記はうろ覚えです)のチェックを入れ、平均ビットレートを高め(例えば5Mbps程度)にしておくなどすれば、ある程度改善すると思います。でも、このような設定ではVBR本来のメリット(=最終的なデータサイズを小さくおさえる)が無くなりますので、この素材に関しては固定ビットレートでエンコードするのが得策かもしれません。

2005/11/09 20:00 Community User への返信

ShinTさん、早速色んなことを教えて下さいましてありがとうございます。
> 低い方の値がかなり小さいですが、VBRでエンコードした素材であれば、似たよう
> な画面内容でも数値が変わる事は異常ではありません。
そうですよね。そう言われると別に気にするほどのことではないような気もます。
ただ私が制作するタイトルは20分くらいの物なのですが、4〜5分経過後から残りの10数分の間最後までずっと、心臓が鼓動を打つように一定の周期的に変動すると言うのが、どうも引っかかっています。ちなみに私がエンコードしたビデオは内容に関わらず常にこの状態になます。市販のソフトなどは結構画像の動作に合わせて変化している様子が見えたり、ランダムに近い状態で変化していると思うのですが。
> チャプターマーカーか圧縮マーカーを打っておいてCompressorに渡すと、その場
> 所に「I-フレーム」という先頭フレームを強制的に入れてくれる
良いことを教えていただきました。「I-フレーム」の場所を自分でコントロールする方法があるとは知りませんでした。
できるだけ奇麗になるようにと思って、かなり高いビットレートを使っていました。(だいたい平均6から7Mbpsでエンコードしています。)だとするとVBRのメリットは無い訳だから、ShinTさんからも最後に書いていただいていますが、固定ビットレートというのが現実的な選択肢なのかも知れませんね。
でも折角VBRの機能があるのに、うまく使えないと言うのはちょっと残念です。

2005/11/17 19:50 Community User への返信

QuickTimeを7.0.3にアップデートしました。
また色々試しているうちに次のような状況が把握できました。
他の方で、同じような状況になる方はおられませんでしょうか。
20分程度のクリップを
1 Final Cut Express HDからQuickTime変換でMPEG2に出力
2 Final Cut Express HDからCompressorを使用で出力
どちらも圧縮はVBR 2Pass 動き予想最高で、平均6.0Mbps 最大8.0Mbpsで行いました。
1の結果 全編20分のうち、ほんの数十秒程度に例のビットレートの周期変化現れる。
2の結果 全編20分のうち、15分程度は例のビットレートの周期変化現れる。
ビットレートの周期変化は、正確に15フレーム毎で、
「8.0M-->2.2M-->9.7M-->3.3M-->10.3M-->2.3M-->9.6M-->1.8M......」というような変化です。
殆ど画像が変化していない場面でも、激しく動いている場面でも、どちらでもだいたい同じような数字で変化します。
一度この周期性が出て来るとしばらく画面の内容に関係なく周期変化が続き、一旦画面が真っ白、又は真っ黒になり、ビットレートが1Mbps以下になるようなことがあれば、通常の変化(動きのあるシーンで大きなビットレート、動かない場面で小さなビットレート)に戻ります。
最初にも質問させていただいたのですが、これは良く言われる「破綻」と言う状態とは異なるのでしょうか。「破綻」という状態がどのような状態なのかを知らないため、その辺がよくわかりません。
この状況について同じような症状をお持ちの方、または解決方法をご存知の方がおられましたら、よろしくお願いします。

2005/11/18 09:07 Community User への返信

こんにちは。
だんさんさんの環境と私の環境とはかなり違うので、お役に立てるかどうかわかりませんがご容赦を。
最初にお書きになったことから・・・、
1 家庭用のDVDプレーヤで「ビットレート」を表示させると、1秒間隔くらいで「2Mbpsくらいの小さな値」と「9Mbps以上の大きな値」を、画像の内容に関係なく周期的に繰り返す。
これについては、ShinTさんが書かれている通りと私も思います。
2 時々画面がシャックリしているみたいに1秒程度の周期で微妙に揺れる(またはぼやけているのかもしれない)・・・字幕などで目立つ
これについては、私も似たような経験があります。何の前触れもなく30フレームごとに画質が極端に落ちてしまう映像がしばらく続き、ある程度時間が進めば次第に正常になっていく、というものです。しかも、同じ場所だけをエンコードし直したら全く問題はありませんでした。また、全部が全く問題なくエンコードされた、という場合もありました。このように、特定の場所で必ず起こる、という性質のものではないようですね。
これについての対処法の一つとして、ここのディスカッションの別トピック「エンコード後のmpeg2ファイルについて」の中で、BSR3aさんが仰っておられるようなことがあります。ただし、Final Cut Express HDの「環境設定」でメモリの使用量の変更が可能かどうかは分かりません。
3 動きの激しい場面で、最大ビットレートに達していない小さなビットレートが使われているにもかかわらず、非常に大きなブロックノイズが目立つ瞬間がある
これは、やはりShinTさんが仰っているとおりだと思われます。この場面で強制的に「Iフレーム」を追加した場合のエンコード結果は、どうだったのでしょうか?

2005/11/20 22:11 Community User への返信

RK100さん、情報を頂きありがとうございます。
1の件については、詳しい続報を1つ前のメッセージに書いています。
「変化する」ことが当然なのはよくわかるのですが、「大、小、大、小」が何十分間も必ず交互というのは、どう考えても不自然な気がします。普通は適当に「大、小、もっと小、大、ちょっと小、大、もっと大、小・・・」とかになると思うのです。
2の件、やはり同じようなことがあるみたいですね。原因も対処法もわからないのですが、救いは「必ず起きる」訳でなく、「滅多に起きない」ことでしょうか。とりあえず、見なかったことにして使っています。
3の件は、だいたい原因は教えていただいた通りだと思うのですが、結局決定的な対処方法は見つかりません。Iフレームを追加してみましたが、いまいち変化がなく、そもそもIフレームの追加そのものが、正しくできているのかどうかすら、よくわからない状態です。とりあえずは「QuickTime変換」を使って「Compressor」を使わずに書き出すことで、何故か今回の素材については解決しています。Compressorを使う場合とQuickTime変換とでは、どこが違うのでしょうか。

2006/04/02 16:50 Community User への返信

時間が経ってしまいましたが、結局ハードウェア・ソフトウェア一式の更新をしました。
ハードはPowerMac G5 2.0GHz DualにRAM 2GB、
ソフトはOSが10.4、Compressorは最新版のFCS5.1付属のCompressor 2。
見事に現象無くなりました。
何かの相性だったとは思いますが、結局原因はわかりませんでした。
とりあえず(お金で?)解決しました。
いろいろ相談にのっていただいた方、有り難うございました。

このスレッドはシステム、またはAppleコミュニティチームによってロックされました。 問題解決の参考になる情報であれば、どの投稿にでも投票いただけます。またコミュニティで他の回答を検索することもできます。

Compressorの出力するm2vから作ったDVDを再生して

Apple サポートコミュニティへようこそ
Apple ユーザ同士でお使いの製品について助け合うフォーラムです。Apple Account を使ってご参加ください。