こんにちは。
DVD−RにDVDstudioproからオーサリングしたものを
１０００枚コピーのために納品するつもりでしたが、
『グラスマスターを作るにはVIDEO_TSファイルではなく
DDPが必要』とアメリカの友人がいいます。
DDPからDLTに落としてグラスマスター（日本でスタンパーと言われているもの、
という理解で正しいでしょうか）にする、という工程、が
レプリケーション replication
(少量枚数コピーのデュプリケーションではなく）ならば、日本のスタジオが
台湾などで海外生産する時の工程は、何かそれと違ったものなのでしょうか？
普通に「構築／フォーマットをしてから焼いたDVDーRを納める」、というので
『OK』とスタジオからは言われているのですが、どうも心配です。
ご指南よろしくお願いいたします。ありがとうございます。
ミワ
だいぶ日数が立ってしまったので「今更」かも知れませんが…。
お友達がDDPに言及されていたようですが、厳密にはDDP2.0あるいはDDP2.1のデータ形式で持ち込んでください。と言うことになろうかと思います。
余談：CMF（Cutting Master Format）というのもあります。我々が普通に「DVD-R」と呼んでいるものは「DVD-R for General」と言う規格でして、その昔はオーサリング等に持ちいる「DVD for Authoring」と言う規格がありました。今もありますが、もうドライブ自体が生産終了なので、事実上無いに等しい規格です。この「…for Authoring」にCMFフォーマットで書き出せばプレス工場に持って行けるはずだったのが、いつまでたっても（少なくとも日本では）DDP書き出しのDLT一本やりで現在に至っています。
で、現実的にはDDP2.0なりでDLTのTapeIIIあるいはTapeIVに書き出したもののみ受け付けますと言うプレス工場が一般的ですが、米国ではDDP2.0/2.1でディスクに書き出したものを持ち込んでスタンパーまで持って行ってくれる工場があるような話を耳にしました。理論的には当然出来るはずなんですが、日本では業務フローとして確立されていないと思うので、たぶん駄目でしょうね。
さらに「構築＆フォーマットしたもの」（＝つまりは、VIDEO_TSを収めUDF1.02で書き出されたDVD-R）を持ち込めば、そこからスタンパーのマスタリングまで持って行く事も実は出来るようなので（実際に持ち込んでやってもらった国内工場あり）スタジオで言われたと言う話は間違っていません。
それにしても、ややこしい話ですよね。
次世代光ディスクは（HD DVD、Blu-rayとも）HDD入稿みたいですから、SD DVDもそれに引っ張られてHDD納品となってほしいですね。
DDP でないとコピーはできない？
