皆さんDTM用のモニタースピーカーってどんなの使ってます？

自宅では、設置スペースと防音の問題で、ほぼヘッドフォン（FOSTEX T20、B&O A8 他）しか使えない状態です。あとは PAIONEER と TASCAM のパソコン用のパワードスピーカを使う程度です。
良いモニター環境とは呼べませんが、それでも他所に持って行って、ありゃ！　と思うほど違った経験が無いのは、劣悪なりに数種類のモニター環境を切り替えて作業するので、特定のモニターに依存するようなミックスの問題は洗い出せてるのかな、と自己分析してます。
良いモニターをデーンと用意できれば、それに越したことは無いと思いますが、そのモニターを活かすには設置する部屋の音響も重要だし、と、理想を追究するといくら予算が必要なのか、、、；；

音楽制作に限って言えば内蔵スピーカーは向いていないと思います。
…というかとても信用できません(^^;
私も基本はヘッドフォンモニタ（SONYのモニター用：生産完了品）を使用しています。Mac miniをONKYOのミニコンポにOptical接続してあるので、必要に応じてこのコンポのスピーカーを利用しています（スピーカーケーブルは汎用の太め--約3mm径--のものに交換しています）。
導入には至っていませんが、いま気になる存在を一つあげるとBOSEのM3ですね。とりあえずコストパフォーマンス的には群を抜いていると思いますよ。とてつもなく共振しやすい場所に置くなど、「ありゃりゃ…」的な設置さえしなければ悪い買い物ではないと思います（試聴した感想ですが）。
最適なモニター環境を構築するのは非常に難しいと思います。理論も必要ですし、経験も欠かせないでしょう。そして何よりも（下世話ですが）ゼニですな(^^;

あっ翡翠さん！以前にもお世話になりましたね！ご回答ありがとうございます。
Ｂ＆ＯのＡ８ですかぁ。デザイン性も良く音質も評価が高い様ですが、モニターとしてはどうですか？
私も生楽器の録音やMIDIでの打込みの際はそこそこのヘッドホンを使用しますが、Mac直結で使っているウーファー付きの安物ミニスピカーが前述の通り何とも．．．（セミプロクラスの友人たちは辛口で）
そこで、２、３ヶ月かけてあれこれ探しまわっておりました。
地元の楽器店で良く聴かせてもらう10MStudioの音が大好きなのですが、それに匹敵するものには未だあたっておりません。
やはり最終的にはヘッドホンではなく空間での音のバランスを確認したいと思いますので、良いモニタースピーカーを望んでいます。これがなかなか難しいんですよねぇ。

ご回答ありがとうございます。
ミニコンポにMac mini。視覚的にも似合ってそうですね。
モニター代わりに使ってて、過大入力などの際に怖くはないですか？
私も最終確認にはステレオを使用してましたが、地震被害で使用不能に(; ;)
そこで、直結の安物スピーカーだけで我慢してました。
GarageBandの操作や録音に慣れてきたら、出来上がりの音が気になりだして、友人のアドバイスも厳しく．．．．
理想的なホームスタジオ環境というのは望むべくも無いのですが、せめて良いモニターだけでもと．．．．
皆さんも苦労されているのですね。
M３いいですよね！試聴した中では気に入ってます。

A8 は、基本的にはリスニング用です（もともと iPod 用に使ってるものです）。
ただミックスの過程で、こういう、所謂モニターではないもので、聴くのは必要だと思います。
> 地元の楽器店で良く聴かせてもらう10MStudioの音が大好きなのですが、それに匹敵するものには未だあたっておりません。
最近あんまり機材に興味が湧かなくなってしまって、、、。名称から想像するに、YAMAHA NS-10M の何代目かの後継機種でしょうか？
かつてどこのスタジオに行っても、ミキサーの上に NS-10M が、という時代がありましたね（その前はオーラトーンだった）。最近こういう互換機（？）みたいなのまで出てますね＾＾；
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=233^EX10M^^
出来の良いクローンか、はたまた単なるバッタもんか、分かりませんが、、、。
ただ、この手のスピーカーはどのスタジオでも、メインのモニターとしては使われてないと思いますよ。メインはあくまで、その後ろに設置された巨大なスピーカーで、10M クラスのものは、一般家庭での鳴りをチェックする、という意味合いが強いと思います。それで聴いて悪ければ、またメインのモニターに戻って調整する、と。
> やはり最終的にはヘッドホンではなく空間での音のバランスを確認したいと思いますので、良いモニタースピーカーを望んでいます。これがなかなか難しいんですよねぇ。
モニターが重要なのは言うまでもないんですが、最近思うのは、作りたいと思っている音を、作り手が身体で知っていることが大事だな〜、と。
小規模なライブハウスでさえ、自宅で可能な最大の音量をはるかに越える大きな音量で満たされています。その感覚（広い意味でのライブ感覚かな）を身体で覚えていないと、どんなモニター環境を構築しても、ダメじゃないかと思います。

＞作りたいと思っている音を、作り手が身体で知っていることが大事だな〜
同感です！
また、いくら機材に詳しかったり音楽的知識が豊富でも、紡ぎだす音が共感を呼ぶものでなければとも常々感じております。所詮素人ですから大したものは創造出来ませんが、発表出来る環境が今様になると、独り善がりの表現では許されなくなる事もあると思います。
そういう意味で、諸兄の意見を伺ったり、忠実で再現性の高い再生装置を求めるのだと思います。
ＮＳ−１０Ｍのプロ環境での使用形態については私も存じておりました。
実際、自身も普段はカーステレオや部屋のオーディオセット、iPod等で市販の音源を聴く事が多いので、そういう意味での再現確認用の廉価モニターと言うのは知ってました。だからこそ素人なりにもそれに近いものを望んでます。
GarageBandのように使い勝手の良いツールは、エモーショナルな高まりを操作で煩わせる事無く、ストレートに記録し加工出来ます。
再現の際にも、気持ちに正直な音になっているか、確認出来れば最高ですね。
自分の身の丈にあった（廉価と言う意味）良質のものを求めたいと思っております。

10Mが気に入っているという事でしたら、同社のHS50を試してみてはいかがでしょうか？
デスクトップ用のかなり小型の物と比べたら少し大きいですが、僕は気に入っています。
音も（並べて聞き比べた訳ではないので、僕のイメージの中でですが）10Mに似ている様に思いました。
トーンコントロールはありませんが、H、M、Lでのゲイン切り替えスイッチもあるので、少しなら音色もいじれます。
といっても10Mの音が欲しくて買った訳ではないのですが（笑）
無難な感じの音、判りやすい（EQ、エフェクターの変化が判りやすい）音がしそうかな？と思ったからです。
オーディオ用で良い音がするスピーカーが、必ずしも音楽制作に向くとは限らないと思うので。（モニター用という物が必ずしもそれとは思いませんが、HS50がまさにそんな感じに思えました）
小型のものでシッカリしたものがなかなかないんですよね。
その中ではBOSEのM3は気になる商品ではあります。

　タカシさん、貴重なご意見ありがとうございます！
YAMAHAも何台か試聴してきました。HS50ももちろんです。その前機種であるMSP-5というのを聴いたときには、どうにも耳に痛くて数分間で断念(* *)
HS50はと言うと、確かにおっしゃるとおり、比較的フラットで虚飾の無い音に感じました。私的には10Mに近い様にも思えました。
最近の音楽の傾向でしょう、聴感的に帯域が広そうに感じる仕掛けで再生する事が当たり前の様ですが、HS50はその傾向が少なく感じました。おすすめの理由よく判ります。
因に設置等どのようになさってますか？（置き場所とか）共振対策はどうされてますか？
ゲイン調整ではどのような変化が感じられるのでしょう？
参考にさせてください。
ＳＥ/３０お使いだったんですねぇ、我が家ではまだ細々と生きてます。（シーケンサーとしての現役は既に引退）

MSP5、、確かに痛い感じがするんですよね。
（中高域が落ちている感じがするので、少しドンシャリっぽいのかも。確かにワイドレンジ風。笑）
普通に机の上（液晶を間に挟んで）に置いていて、あまり大型、重い台は置けないのでTAOCというインシュレーターみたいなものに載せています。
（3個セットで8千円程度の物を2組使用）
もし、将来違うスピーカーに換えても使えるかな、と思いまして。
SE/30は良いですよね、カッコいいです。
日本ではII cxのみが発売されると言われつつ、新宿ルミネでの発表会を見せてもらいまして、不意打ちを食らった形で II cxと並んで舞台上に登場したSE/30のカッコ良さにやられました（笑）

　早速のご回答痛み入ります。
オーディオ製品等によく使うやつですね。
やはりインシュレーターなどは必須でしょうね！
一般家庭には共振物が多いですし。
あって損はないのでしょうが、ちょっとお高いですよネェ．．．．
でも、大変参考になりました。ありがとうございます。
SE/30 は発売当時軽自動車ぐらいしましたネ。（いや？それより高かったかな？）
機種が末期の頃（Classic発表のあたり？）半額以下になって、３年半のローンで買ったのを思い出しました。（若くて金もないのに）それから世間に背を向けました。

TAOCでは割と安い部類である事と、重量のあるインシュレーターなので安定すると思われたので買ってみました。
せっかく買うので、単なる台ではなぁ、、と思ったからです。
http://www.taoc.gr.jp/taoc/insulator.html
この中の、TITE-46PINです。
SE/30は安いモデルでも90万程度しましたね。
あの頃はなんで買えたんだろう、、（今じゃとても無理です。笑）

またまた情報ありがとうございます。
サイトも確認してみました。
なかなか効果ありそうなものですね。
まあ、まずはモニターを決めてからですが、中程度の大きさのものなら有効でしょうね。
因に、3個セットと言う事は、前面に1個か後ろ側に1個かと言う事になりますね。
一般に前面1個の場合は指向性が増し、2個の場合は広がり感が出るそうですが、HS50に使用した場合でもそのような変化は確認出来ますか？
プロの方のホームスタジオの記事にもHS50が写ってました。
確かに良いモニターなのでしょうね。もう一度試聴に行ってみます。

まずモニターを聴き比べるときに、誰の何を聴いていますか？
それが一番重要で、その曲がご自身の「音の理想像」だからです。
テンモニって、リスニング用としては薄っぺらくて決して「聴きやすい音」ではない為、だからこそ「これでそこそこ鳴れば、他ので聴いてもまぁ大丈夫？」的なモニターだと認識しています。（あくまで個人的な意見です、余計な味付けがないっていう意味で）
試行錯誤で個人的にはモニターはFostexのNF、リスニングはBoseのAM。
「DonaldFagenのI.G.Y」と「TLCのWaterfalls」を聴いて特徴をつかんでいます、これはフロアやホールの備え付けPAのチェックにも必ず持参してます。

ちょっと時間が経ってますが、一応前後で試しましたが前一個が良いかなと思うので、これでしばらく行ってみます。
まあこれを選んだのは思った程高くない事もそうですが、HS50を机に置いただけだと低いので高さも欲しいからです。
で、僕の中でこの機種の一番気に入らない部分を書き忘れました。
それは、、ヒスノイズがある事です（笑）
なんでか判りませんがサーっと出ています。ノイズの量が本体裏のゲインつまみに左右されずに出ているので、逃げ道はないのかも。
シャーではなく、サー（ファー）といった感じなので、目立ちにくいのですが、潔癖な人はダメかも知れません。
目の前で鳴らすので、気になる人は耳を近づけて見た方が良いかもです。
あと、キャラクターも10Mに似ているという事で、あのペタペタした音も好みが分かれるのかな。
shakeさんも書いていますが、決して良い音ではないでしょうね。
（変な音や悪い音ではないと思いますが、良い音じゃないところが良い所、、って良く判りませんね。笑）

タカシ さん、ここに返信すると、並び順が逆になってしまいますね。
> あのペタペタした音も好みが分かれるのかな。
msg # 1.1.1.1: 作成日 2006/12/30 5:19 pmの「忠実で再現性の高い再生装置を求めるのだと思います」という一文、テンモニは決して再現性高くないです、と言いたかったのでした。
厳しいかもしれませんが敢えて。
プロの現場で使ってる云々とかいう雑誌の受け売りみたいなのは、一度取払った方が良いです。
制作側は、あらゆる環境でそれなりに鳴る音を作らなくてはなりません。
その為に「いじった音」が「いじった分だけ変化する」モニターを選んでいるだけです。
書かれている事はもっともなんですけれど、「忠実で再現性が高い」ということがどんな事か、肌で感じられていないように見えたもので。
「自分の身の丈にあった（廉価と言う意味）」と言われている割には、「やはりインシュレーターなどは必須でしょうね！ 」
これってなんだかなぁ？と思ってしまいました。インシュレーターの予算をモニターに回した方がはるかに良いのに...
経験上インシュレーターって置いてダメなら必要かもしれませんが、置く場所と聴く位置の調整で何とかなるので。
プロとかセミプロとか初心者とか、そんなのは判断の基準にはなりえません。比較すべき音を自分の耳で比較する、そういう姿勢が大事です。
「セミプロ」っても所詮「素人の中〜上」です。