印刷されてきたブックの解像度が悪い

私も先日ブックを発注しました。
まだ手元には届いておりませんです。で、こちらで話題になっております解像度ですが、V6でPDFを書き出したものはビットマップ部分については300ppiになっておりました。Appleへの送信時のデータ量も同量でしたので、画像については300ppiになっているように思われます。商業印刷物の場合、画像解像度は使用するサイズで300〜350ppi程度もたせますので、解像度的には許容範囲内です。カラーのオフセット印刷ですと紙質にもよりますが、150線以上200線未満（多くは150線or175線）で印刷されます。
黒くくすんだ感じになるのは、最終的なフォーマットがフォント埋め込みをなされたPDFファイル（ちなみに埋め込まれていたプロファイルはCamera RGB Profileというappleさんのものでした）ということから考えて、印刷自体は何らかのRIPを介しての印刷であると思われます。
けしてAppleを擁護するつもりはありませんが、RGBからCMYKへRIPまかせの変換がかかるので画面で見るよりはくすんでしまうのではと思われます。あと黒ずんで見える要因としてはトナーやインクの質による違いかも知れません。プロのように直接CMYKが指定できればよいのでしょうが、アプリケーションの特性上それは出来かねるようですので、画面で見るよりは明るめに仕上げておくしかないのでしょうね。
長文失礼いたしました。

sea-lineさん、大変参考になりました。ありがとうございます。
今までの流れを拝見して、ブックを発注するのは様子見かなぁと思っていたのですが、ちょっと勇気が湧きました。
実際のデータを検証していただいたので、結果も有る程度は想像できますし、300dpiなら注文しようかなという気になります。
RGBからCMYKへの変換による色の変化は仕方のない部分かなっという気はしますが、最近は安価なインクジェットでも必要以上の補正をかけてくれますからねぇ。^^;
ま、色味は実物を見るまではなんとも言えないので、おりを見てチャレンジします。

たびたびすいませんです。
データは300ppiあってもデータ量的に見てjpegエンコーディングかかってるぽいので質的には？が付きます。
もともとがRAWで記録されたものであれば多少の劣化ですむのやも知れませんが、jpegで記録されたものである場合、質の劣化はさけられませんよね。（もっともAppleさんの設定いかんによるところが大きいですけど）
Appleさんも今のシステムのお気楽さやリーズナブルな点は認めます（あそこまで半自動化できれば立派）が、サンプル展示の件といい、すこ〜しばかり親切さが欠けてるんでないかい？

以前ブックを注文してその解像度の粗さに少しがっかりしていたのですが、最近注文した友人のカレンダーを見せてもらったらとてもきれいに仕上がっていました。
以前のブックは「遠目で見ればわりとキレイ」というレベルだったのですが、今回のは「近くで見てもかなりキレイ」でした。ブックとカレンダーで印刷の違いがないとすれば、ブックもかなりいい線いくのでは？？
みなさんのTell_usのおかげで、解像度や印刷レベルがアップしたのだとしたら、本当によかった。iPhotoからブックやカレンダーを作る機能はとても簡単でデザインもいいものができるので、もう一度オリジナルのを作ってみてもいいかなあ、とうれしくなったのでした。私はブックで再挑戦してみます。
結果はまたお知らせしますね。

発注していたブックが本日届きました。
結果はと申しますと、概ね良好な結果でした。
撮影に使った機材はCanonEOS20D、PowerShotPro1の２機種でいずれのデータもRAWで記録したものです。どのデータも一切補正せずにいたのでシャープネス等甘いまま、色も予想通り若干くすんじゃってました。気にする程度ではありませんでしたが。
いずれにせよ、現物が届くまでどうなるか分からないというのは不安ではありますね。

同じく発注していたブックが本日届きました。
ソフトカバー中。30P　iPhoto6.03 使用した画像はFinepix Z2で撮影した5MピクセルJpegおよびフィルムスキャンした6Mピクセル程度のJpegでした。
送信したファイルは11MB程度でした。（多分）
記憶が正しければ、送信時に相応の調整がされているはずです。
1ページに1〜4枚程度の写真を配置しています。
印象ですが、若干画像があらいかな。という程度。
表紙に文字を配置してありましたが、これも若干解像度が低く感じられます。
トピック内で300dpiになったのでは？という話がでていましたが、うーん。どうだろう。
ぱっと見、300dpiには多少足りない感じです。
色味ですが、これもそれほど違和感はありません。
ただし、人の肌も含め影になった部分は墨が多くのるような感じで、
多少、顔色が悪く見えます。
明るめの写真を準備することをおすすめします。
1冊1700円となりましたが（送料別）全体的な印象は好印象。
何かの記念だとかには手軽な贈り物として良いかも知れません。
まだ送ってませんが。（笑）

sea-lineです。
きりえさん
>>送信時に相応の調整がされているはず
この時にPDFファイルの生成（フォントを埋め込んだり画像に圧縮をかけたり）を行っていると思われます。この時プリントメニューからのPDF保存と数値設定が違っているのであれば、送信時の画像は300ppi以下にされてる可能性もあります。
いかんせん送信時のPDFデータは手元に残らないので検証しようにもできず、データ量のみでの判断しかできませんでした。（期待持たせちゃったようでしたらお詫びします）
で、その後私なりに調べましたことをご報告します。
AppleのiPhotoのBookは旧ofoto（現Kodak）が行っているようです。Appleの最新のデジタルプリンタということばをそのまま受け止めますと、プリントはNexpress2100 or 2100Plusになります。出力解像度は600dpi。
MyBookの方はと申しますと、東洋インキというかHPのIndigo press（出力解像度812dpi）なのだそうです。
印刷方式の違いもあるので単純な数値だけの比較もできかねますが、オフセットの印刷物は2400dpi以上（網点１個が16dpiとして）なので、仕上がりをオフセットの印刷やピクトロといった銀塩の物を想定していると、裏切られた感があるのやも知れませんね。
私的にはプリンタでもここまで出来ることの方が驚きでした。
次回は自分なりに画質調整したもので作ってみようと思います。いつになるかはわかりませんが（笑）

きりえです。
sea-lineさん。またまた貴重な情報をありがとうございます。
>（期待持たせちゃったようでしたらお詫びします）
いえいえ。私的にはできあがってきたBookはサービスとして非常に満足のいく物でした。
若干画像が荒いかなと書いたのは、あくまでも商用印刷物と比較してでして、一般の方（？）が判断の基準になるのは、やはり商用印刷物のクオリティになるのかな？
と、思ってそういう表現をした次第です。
素人に毛が生えた程度ですが一応商用印刷物のデータを作ったこともありますので、
そのメンドクサさ（笑）や所謂、商用印刷の金額も知っておりますので、価格と品質という点ではむしろお値打ちであると思っています。
機会があったら、また作っちゃうよ。多分（笑）