音声用に最適化とは？

　う〜ん、試してみては如何でしょうか？
そして、こういう結果が出たと提示していただけたら幸いです。

すでに試みたのですが、恥ずかしながらわたくしの
耳では、違いが聞き取れませんでした。
ですので”おわかりになる方”がいらっしゃいましたら
どうか教えてください。

わたしも気になっていました。
「音声用に最適化」では意味不明なので、US バージョンはどうなっているのだろうと思い、Apple US の Discussions で検索してみました。
どうやら
optimize for voice
を翻訳したようです。
「声」と訳すのが一般的でしょうから、朗読などを聞きやすくするのでしょうか。もしかするとポップミュージックのヴォーカルを強調してくれるかもしれないので、わたしも試してみます。

>わたしも試してみます。
便乗で申し訳ないですが、エンコード時間に違いが出るかどうかもチェックしてもらえるとありがたいです。
もしかすると音声なら忠実な波形再生よりもエンコード時間の短縮の方が良いという意味かもしれませんので。

　あ、失礼しました。
　音質劣化の程度、エンコード時間、エンコード後のファイルサイズ
等のパラメータがあまり変わりないようでしたら使うこともないと。
　ただ、そう言ったオプションの効果が有るものと殆どないものが
有るとは思いますが、それがどれかは私には判らないです。

試してみました。
「カスタム」で「音声に最適化」を選択すると「詳細」に「ボイスフィルタを使用」と表示されます。
読み込み方法は AAC エンコーダ、読み込み設定は次のようになりました。
128kbps（ステレオ）、VBR、ボイスフィルタを使用、Velocity Engine に最適化。
比較した設定は
128kbps（ステレオ）、VBR、Velocity Engine に最適化。
試してみたのは Copland の Lincoln Portrait（朗読 Henry Fonda）、James Taylor の October Road の2曲です。
読み込み速度は、
ボイスフィルタ使用
James Taylor x10前後　Copland x16.5前後
ボイスフィルタなし
James Taylor x9.8前後　Copland x5.9からx14
わたしの環境ではこの数字はそのときの調子でいろいろなので、速いか遅いかはわかりません。
iMac から直接ヘッドフォンで聴きましたが、以下はボイスフィルタ使用時の印象です。
James Taylor
声もギターの音も肌触りがなめらかです。アコースティックというのかもしれません。ベースや金管楽器も角が丸い感じです。ダイナミックスはいくぶん失われ、迫力は落ちます。
Copland
Fonda さんのナレーションは、いくらか残響が加わったようで、スタジオではなく舞台で話をしているような印象です。子音が抑えられるのでしょうか、発音は少し聞き取りにくくなりました。しかし響きがやわらかく、言いたいであろうことが伝わりやすくなったようです。（聴いていて感傷的になりました。・・蛇足）
以上、非常に主観的で参考にならないかもしれません。
ただ、iPod の音が少し鮮やかすぎるような印象を持っていましたので、このボイスフィルタは気に入りました。当分この設定を使うことにします。
作業中に今は亡き長岡鉄男さんのオシロスコープの分析を思い出しました。どなたか音響の分析をされる方はいないでしょうか。

Podcast（ポッドキャスト）に関してよくお問い合わせいただくご質問 (FAQ)
に「iTunes」の最新バージョンに新しいエンコーディングオプションがいくつかあるのに気が付きました。「iTunes」を使って Podcast を作成することができますか？Podcast の音声レコーディングを最適化するのに「iTunes」を使用できますが、云々。との行があります。
どう最適化されるのかは分かりませんが、音声主体のソースに使うことを想定しているようです。

いろいろと勉強になりました。
英語のテキストをiTunesに入れてiPodで聞いているのですが、
そういう音声系のものをリッピングするときに”ON”にして
、ふつうの音楽音源の場合は”OFF”として使うようにしようと
思います。