MacBookのバッテリー継続時間
MacBookのバッテリー継続時間についてです。
フルチャージで2時間しか持ちません。これあきらかにおかしいですよね。
アップル指定の修理店でバッテリーとロジックボードとファンを交換してもらいましたが改善されませんでした。
何か対策をご存知の方、教えて下さい。
MacBookのバッテリー継続時間についてです。
フルチャージで2時間しか持ちません。これあきらかにおかしいですよね。
アップル指定の修理店でバッテリーとロジックボードとファンを交換してもらいましたが改善されませんでした。
何か対策をご存知の方、教えて下さい。
>完全充電時容量 : 5008 (今日はなぜか若干低め。通常は5100程度はあります。)
今のリチウムポリマー電池は金属缶入りじゃなくてラミネート・タイプでしょ?
容器の材質上、円筒型(鉄缶)や角型(鉄缶、アルミ缶)に比べて、電圧/温度の変化で外形や寸法も変わりやすいでしょ? 過充電耐性がある一方、厳密な内圧制御がむずかしいのでは?
安全上、充電制御回路では「4.2Vまでしか充電しちゃダメ」と設定していても、リポ電池には本当はもっと高い電圧まで充電が可能です。(危険だからしないだけ)
だから実際には、毎回フル充電(100%充電完了)の表示が出るたびにセル電圧がきっちり「4.2V」になっているとは限らず、その近辺(4.18Vとか4.21Vとか)かもしれないのです。Mac側の計算誤差やバッテリー周辺の温度変化の影響もありますので、その差が「完全充電時の容量」に表われて、表示される値が日によって若干増減するのだろうと思います。
セル自体のSoH(State-of-Health:内部抵抗やインピーダンス、電極材の酸化の進み具合など)も、当然「完全充電時の容量」を変動させます。
いずれにしろ5000mAhもあればヘッチャラよ。
リチウムイオン電池がふくれるのは過充電で盛大に膨張する時だけではなく、サイクルに伴って角型やラミネート型は自然に厚みが増してゆきます。厚さ5mmの角型リチウムイオン電池が100サイクルのフル充電/放電後に6mmになることもあり、ラミネート型リポ電池の膨張は(許容範囲内でも)それ以上だということです。
ある程度ふくらんでもいいように、バッテリー・パックは少しゆとり(隙間)を持たせて作ってあります。このスペースにおさまらないほどふくれ上がってくるとMBやMBProのトップケースが変形します。爆発しないうちに交換してもらいましょう。
>iBook 6時間56分、MacBook 3時間26分というのは実際の継続時間なのですが、これについてはどう思われますか?
CPUの違いに加えて、電池の特性が違うと思います。
iBookに使用されている電池とMacBookのそれとでは、同じリチウムイオン蓄電池系でも化学構成/性能が変わっているはずです。
MB用のリチウム(イオン)ポリマー電池は、CPUの高性能化と放熱対策の甘さが重なって、昔のリチウムイオン電池よりも高温にさらされる時間が長く、その分、熱による劣化が激しいような気がします。(たいていの電池系と同じく高温でのパフォーマンスは一時的に向上するものの、継続的な高温環境での使用/保管には弱いような、酸化も早いような…)また、使用環境が高温になるほどエネルギー・ロスの割合も大きくなります。
リチウムイオン系は皆そうですが、特にフル充電かそれに近い充電レベルでバッテリーを保管し、且つ定格に近いような大電流で放電(電流消費)する使用パターンでは、劣化が非常に早く使用時間も短くなるという印象です。
リチウムイオン蓄電池の開発当初に弱点とされていた大電流放電が、ある程度できるようになったことは事実ですが、それがちょっと裏目に出ているのかもしれません。
「高性能ならCPUが消費電流を多く使うのは当たり前」とありますが、それに対応できてアップルが6時間という結果をだしたからこそスペックにそう書いてあるはずですよね。そうでなければ4時間(努力しているけどこのマシーンは消費量が多いので)と書かなきゃまずいでしょう。とにかくiBook G4のようにスペックに書いてあるものに近い数字を自分のMacBookで見てみたいのです。「私のMacBookはその数字がでるよ」という方は周りにいらしゃらないでしょうか?いらっしゃるならその時のフルの状態からスリープに至るまでのデータ、環境、テストのやり方を教えて欲しいです。そういうMacBookが存在すればそれはスペックに書いてあることは正しいわけで、私のMacBookがおかしいという証明にもなると思います。私のテストのやり方が誤りでなければですが.......。ちなみにテストのうちの一つは特別な消費を何も必要としない環境で行ったと思います。アプリケーション全てOFF、AirMac&Bluetooth (iBook G4はD-Link) どちらもOFF、モニターの明るさはミニマム (左からひとつだけON)、バッテリー寿命優先という環境でした。
>「高性能ならCPUが消費電流を多く使うのは当たり前」とありますが、それに対応できてアップルが6時間という結果をだしたからこそスペックにそう書いてあるはず
まずこの認識は根本的に間違っています。例えば車で考えると分かりやすいです。最高時速160 km/h 出る自動車があったとしましょう。一方その車の燃費は 15 km/l であると公表されていたとしましょう。しかし、誰が、その燃費で時速160 km/h で走ることができると思うでしょうか。コンピュータも同じです。高性能な cpu をフルに能力を発揮させれば、電池が短時間しか持たないのは当たり前です。車の場合は、燃費を測定するときの走り方が詳細に規定されているため、あまりそういうことは問題にならないかもしれませんが、コンピュータの場合には、電池の持ちをどういう条件で規定するのかの決まりはないと思います。もしあったとしてもとても抽象的で、素人には一体何を意味しているのか分からないのではないかと思います。ま、そこが混乱の元なのかもしれませんけど。
最近の cpu は仕事量に応じてクロックを自動的に変える(クロックが高い方が電力消費は格段に大きい)など、昔の cpu にはまねの出来ないことをして省電力に勤めています。しかし、これは昔の cpu より電力を食わない、ということではありません。何とか、昔の cpu より電力消費を少し大きい程度で抑えているだけです。今の cpu をフル能力で動かせば、このような省電力機構は効きませんので、消費電力はとても大きくなります。
しかし、T-Max さんの場合は、とにかく消費電流が大きすぎます。そこが問題でしょう。それが(使用環境も含めて)使い方によるのか、ロジックボードの本質的な問題なのか見てもらった方がいいと思いますけど。
単なる印象です。
デジタル表示の場合、一般に、高精度と思われがちですが、元々の計測精度が悪い場合、表示数値の桁数が多くても、精度が低いことにかわりありません。例えば、4桁の表示でも、下2桁乃至3桁は単なる計算上の結果であって、計測精度上は誤差内という場合もありえます。
バッテリやCPUは、製造した後でどの範囲で使用できるかを決めるいわば農産物に近い製品です(最近は、狙った性能のものを作れるのかも知れませんが)。
バッテリの残量や継続時間は、固体的なばらつきの多い充放電特性の微分で計測しており、印象的には、10%ぐらいの計測誤差はありそうと思っています。なおかつ、最近のパソコンは、電源管理が緻密(不要な箇所への電源供給を微細に制御している、CPUのクロックと電源電圧を動的に制御している)ですので、バッテリの残量計測精度は更に、低くなります。
従って、バッテリの残量や継続時間は、単なる使用上の目安にしか過ぎないと思ってます。
また、intel CPUは明らかに、PowerPCにより電力食いですし、既に種々、報告されているように、電力関係っぽいトラブルが多数報告されています。intelの設計指針に従ってはいるのでしょうが、実際の設計にはそれなりのノウハウが必要でしょうから、熱設計が悪いほうにぎりぎりになっているんじゃないでしょうか。その点で、T-MaxさんのMacBookが、他で報告されるトラブルが出現するぎりぎりのところかも知れません。
どちらにしても、消費電力の多い原因を突き止める方向でmacbookをお調べになるのが良いのでは、と思います。その原因が、製品としての不良につながるものであれば、それなりの修理をアップルに主張できると思います。また、デフォルトの状態での消費電流(消費電流の検出精度は充分に高いと思います)が他の固体に比べて異常に多ければ、その固体の不良と判断できるやもしれません。バッテリは、バッテリ単体で性能がチェックされているでしょうから、やはり本体を先ず疑うべきではないでしょうか。
ちなみに、あまり使っていなかったpowerbook 12を最近、引っ張り出して、毎日使うようになったところ、この1ヶ月で、フル充電時の容量が時間表示で、3時間以上から1時間強に急減しました。airmac、メール、ブラウザ、ウィルスチェックしか使ってません。年数的にバッテリがへたりつつある頃に、背中を押したことになったのかも知れません。リチウム系バッテリは、かなり脆弱だ(劣化しやすい)という印象です。
"T-Max さんの場合は、とにかく消費電流が大きすぎます。そこが問題でしょう"
そのようですね。他の方のマシーンと比べて違うのは消費電流でしょうか。
"例えば車で考えると分かりやすいです"
これ全くの誤認だと思います。この車の燃費の公表は15 km/l 。この数字は例えばエアコンやライト等を一切使用せずに晴天無風の状態で時速40kmのスピードを常に保ちつつ、一定時間フラットな場所を走らせた(現実的な速度で最も燃費がよくなる数字をだすための環境下)結果の統計をとったものでしょう。こういう燃費のテストが時速いくらで行われるのか知りませんが、少なくとも最高速度でテストは行われません。この車(MacBook)はこの状況下で1時間を15 km(6時間)走行したからこそスペックにそう書かれているわけです。最高時速80 km/hの車(iBook G4)であろうが最高時速160 km/hの車(MacBook)であろうがそういう環境、条件のもとでなら15 km/l (6時間)走るということです。最高時速(最速処理能力)と燃費(継続時間)は別の問題です。ボクがテストを行った環境は車の燃費のテストと同じだと思っています。つまり室内、気温約20度、アプリケーションOFF、AirMac&Bluetooth OFF、モニターの明るさはミニマム、省エネ優先......です。"....高性能な cpu をフルに能力を発揮........" させてはいないのです。iBookは15 km走りましたが、ボクのMacBookはエアコンやライト等を使用せずに晴天無風の状態で40kmのスピードを常に保ちつつ、1時間フラットな場所を走らせても7, 8kmしか走らないようなのです。原因は......... スイッチをオンにしていないのに何かが作動している?それがエアコンなのかライトなのかを突き止めて修理すればよいということなのでしょうかねぇ。
T-maxさんへ.
>それがエアコンなのかライトなのかを突き止めて修理すればよいということなのでしょうかねぇ。
まさにその通りだと思います。喩えの妥当性を論じても、解決には結びつかないと思います。
スペックを見ますと、メモリが増えてるのと、ハードディスクが換装されてますが、それらによる消費電力の増加の可能性はどうでしょうか。
USBマウス、 USB機器、USBハブ、LAN等もすべて取り外し、アプリケーションOFF、
AirMac&Bluetooth OFF、モニター輝度ミニマム、省エネ優先の
ノロノロ運転だと-800 mA前後まで消費電力が落ちました。
完全充電時の容量(mAh): 4523 (1割どこへ行った?)
…ですが…5時間以上の残り時間が出ましたよ。
HDDは60GBです。
T-Maxさんの場合、何かが電気を食ってるみたいですね。
HDDはスリープしてますよね。
なにか動いてないかアクティビティモニタで監視してみてはどうでしょう?
AirMac ON
Bluetooth ON
起動アプリMail、iTunes(AirTunes使用)、Safari、他バックグランドで小さいアプリが動いている状態。
照度Max、音量Max
アダプタを外したときの残り時間3時間7分
システムプロファイルの状態
バッテリー情報:
バッテリーが装着されています: はい
最初の低レベル警告: いいえ
完全充電時の容量(mAh): 5204
残りの容量(mAh): 5189
アンペア数(mA): -1654
電圧数(mV): 12379
充放電回数: 19
HDD120GBのものに換装。5400rpm。
メモリー2GB搭載。
でこんな位のアンペア数ですのでやっぱり電源喰いすぎですね・・・。
お礼とお詫び
問題解決しました。
setoさんの提案「なにか動いてないかアクティビティモニタで監視してみてはどうでしょう?」をやってみました。全然予期していなかったものが動いていました。iBookから移動させておいたPalm関連のソフトです。これをオフにしているにも関わらず電力を食っていました。使わないので削除してみると継続時間がiBook並になりました。setoさん感謝です。アクティビティモニタの存在を知りませんでした。sariさん&はにさん他「消費電力」を指摘していただいた皆さん、何度も「テスト」に付き合っていただいたN10416さん、それからその他この問題に意見を寄せていただいた方々、ありがとうございました。
無知のせいでかなり遠回りしましたが、理系でもなくコンピュータにも詳しくない私が問題解決できたのもみなさんのおかげです。お礼申し上げるとともにお詫びいたします。お騒がせして申し訳ありませんでした。
途中色々ありましたが、・・・・良かった!ですね。
色々な方の書き込みで、僕も勉強になりました。
解決してなによりです。
私もこのトピックとみなさんのおかげでバッテリーについて
いろいろ知ることが出来ました。
ありがとうございました。
>iBookから移動させておいたPalm関連のソフトです。
こっそり電気を食っちゃうとは…そんなウィルスあったらいやですね。
T-Maxさん、問題が解決して本当によかったですね!
理由なき「大喰らい」という誤解がとけてMacBookもホっとしていることでしょう。
これからもおふたり仲良くお暮らし下さい。
abcdefgさんへ
>バッテリの残量や継続時間は、単なる使用上の目安にしか過ぎないと思ってます。
そのとおりです! 理論値に振り回されてはいけません。
残量ゲージの測定誤差を最小限に抑える唯一の方法は、1Cの放電レートでフル・チャージとフル・ディスチャージをすることだけだと思います。(これを実行した場合、誤差を1サイクルにつき1%未満に抑えられるというカナダCadex社の報告があります。)しかし実際にラップトップを使う時は、1Cより低いレートで放電するのが普通ですし、常に定電流放電でもありません。
残量測定回路自体の物理的な誤差要因(クーロン・カウンタのオフセット誤差、ゲイン誤差、分解能誤差、直線性誤差など)に加え、ラップトップ使用時は上述のように消費電流のダイナミックレンジが広い(スリープ中の約10mAから起動中の約1〜6Aまで)ため、バッテリー残量の計算には(許容範囲での)誤差がつきものです。
更にリチウムイオン電池系では、浅い放電/継ぎ足し充電を繰り返すことで充放電電流量のトラッキング・エラーが重なり、実際の容量と残量ゲージの計測値がだんだんずれてきて、表示の精度が落ちてきます。
バッテリーの調整(キャリブレーション)を行うのは、時々クーロン・カウンタ(電流積分器)をリセットして、このトラッキング・エラーを補正する必要があるからです。キャリブレーションをまったくせずにエラーが累積すると、残量表示は「目安」としてさえ役に立たなくなります。
残量管理の正確さだけを求めるならば、電池の種類にかかわらず、毎回フル充電/フル放電をした方がよいのです。が、それではリチウムイオン/ポリマー電池の特長(メモリ効果がなく残量レベルにかかわらず継ぎ足し充電可能)が活かされず、フルレベルの充放電を何度も繰り返すほどに内部抵抗が増して劣化も早くなります。
それで、折衷案というか妥協策として、30〜40回の短いサイクルに一回の割合でキャリブレーションすることが推奨されているのです。
>バッテリやCPUは、製造した後でどの範囲で使用できるかを決めるいわば農産物に近い製品です
う〜ム…バッテリがナスやトマトに見えてきました。
MacBookのバッテリー継続時間