EGWORDの使用感あれこれ

EGWORD 12.0.5を使用しています。
デフォルトフォントの指定は可能です。Command+spaceで行き来も可能（私、USKBユーザーです(笑)）。
ルビについては使ったことがなかったのですが、ヘルプを検索するとありました。どの文字についてもルビはふれる、ただし既存の文字に対してルビを設定するのであってこれから入力する文字をルビ付きでは入力できない、ルビをふった文字を消せばルビも消える、等々書いてあります。
ヘルプによれば、脚注も可能ということです。
不満は…フォントの自動切り替えがうまく行くときといかないときがあること。私は英文にTimesを好んで使います。和文を入力していってCommand+spaceでU.S.に切り替えると、まず間違いなくフォントはTimesに切り替わってくれます。ところが、途中を編集していて和文の後ろに挿入ポイントを移動すると、フォントも和文フォントに変わってしまいます。これはいいのですが、その後にCommand+spaceで英文に切り替えてもフォントが変わってくれないのです。以前に電話でエルゴソフトに問い合わせると、その部分の不具合は認識しているがまだ解決できない、という返事でした。
次に、"が開始も終了もまっすぐ立ってしまうこと。これは、Classic環境で愛用していたNISUSがちゃんと開始と終了を区別していてくれたので、可能なはずなんです。
３つ目は、英文・和文の混じった部分を選択して、英文フォントに変更すると和文の部分までフォントが変わる→化け文字になってしまうこと。これも、NISUSなら英文の部分のみフォントを変えて和文はそのままだったので、不満です。
４つ目は、段落ごとに書式を管理できないこと。これもNISUSの機能だったのですが、段落（enterからenterまで）の先頭に定規のアイコンのようなものが表示されて、それ自体をcut/copy & pasteできましたし、どこからどこまでが同じ書式なのか非常に分かりやすかったのです。
最後に、フォントを英文/和文別に設定できると書きましたが、サイズは別々に指定できないこと。これもNISUSでは可能でした。
で、これだけ不満たらたらなのになぜNISUSを使わずEGWORDを使っているのか。それは安定しているからです。

t.naoyaさん、早速のレスありがとうございます。なんというか、僕が知りたいことのまさにポイントを押さえたご返答、とても助かりました。実は僕もナイサスユーザーです。OS 9の上で、アップグレードもせず未だにヴァージョン４を使っています。しかし、論文等の長文、特にローマ字と和文との混合文書にはこのワープロはすばらしいです。かゆいところに手が届くというか・・・。しかし、残念ながらOS X版が出ません。うーん、作るつもりないのかなあ。いずれにしろ、こっちはただ待っているわけにもいかないので、ひとまずWORD Xを使ってますが、・・・使いにくい。余計な機能ばかりでかゆいところはかゆいままです。そんなわけで、古くからマック用のワープロソフトであるEGWORDに手を伸ばしてみようかと思いました。ルビはいいですが、t.naoyaさんがご不満として書いている点は、いちいち僕も引っかかりますね。これは困ります。それではWORDとたいして変わらない。他ソフトとの互換性という点でWORDを選択した方がいいようにも思えます。「安定している」と書かれていますが、他のものと比べられたんですか？

乱入失礼します。
>論文等の長文、特にローマ字と和文との混合文書には
>このワープロはすばらしいです。
まったくおっしゃるとおりの理由で、私もNisus Writerが手放せません。
>しかし、残念ながらOS X版が出ません。うーん、作る
>つもりないのかなあ。
今号のMacPowerでも少し紹介がありましたが、ついに登場しそうです。
http://www.nisus.com/products/NisusWriter/SneakPeek/

僕の場合、Mac導入と同時に使い始めたのはEGWordの方だったんです。System6.0.7の頃でしたが、あの頃は必要十分な機能を搭載した軽いワープロでした。その後、SoloWriter（今のNisus）を知り、文書編集にはまさに「かゆいところに手の届く」道具として愛用していました。
7.5.xのころだったか、時折フリーズが頻発するようになったのが、Nisusへの不満の第１です。突然、タイプ中にフリーズされるのはたまったものでないし、ノートで使っていてNisusがフロントに来ているとディスプレイを閉じてもスリープしてくれないのもイヤでした。
iBook(DUAL USB)を購入して数ヶ月後、9.2.1から10.1に移行したとき、Nisusは長い間新バージョンが出ていなかったので選択肢としてはEGWordしかなかったのです。Nisusのもつ優れた点にはかなわないとは言え、普通に使う分には過不足ないソフトだと思います。Wordのように「右のわきばらがかゆいのに左足の裏をくすぐってくれる」もどかしさはありませんし(笑)。
とりあえず、NisusCompactというフリーのソフトは本家のページから落としました。SoloWriter時代よりもさらにシンプルな感じです。いくらなんでもちょっと、って感じですね。Classicなのでほとんど使うこともありません。
MacPowerの記事は僕も読みました。発作のようなフリーズ頻発の記憶のせいでちょっと腰は引けてますが、やっぱりあの使い勝手の良さは魅力ですからね。＞Nisus

私もNisus使っています。時々不安定なのが玉に瑕ですが、良いですよね。職場は未だにOS9なので重宝しています。OSX版、いよいよ登場ですか。嬉しい限りです。
EGWORDは家の方に入れています。でもあまり使っていません。何故なら、英語でログインすると起動出来ないからです。そろそろ新しいのが出ますが、この問題が解決したらアップグレードしようかと思っていました。しかし、Nisusが出るなら要らないかな。もう少しTextEditだけで済まします。
Wordは職場だけでたくさんです。見たくないです（笑）。

inuさんの情報、嬉しい限りです。僕はその記事はチェックしていませんでした。そうですか、ようやく出ますか。そうなると、EGWORDはやめようかなあ。僕のNisus v.4は今のFileMaker Proと相性が悪いようで、同時に起動しているとフリーズします。両方使うために、わざわざ切り替えるたびに起動と終了を繰り返して同時起動をしないようにしているほど、つまりそれほどNisusが好きなのです。皆さんがおっしゃるように、他の場面でも不安定なこともあるんですが。過去Pascal、Orgaiなどをはじめ、EGWORDを除いてたいていのワープロを試していますが、Nisusを凌駕するソフトはありません。
もう少し悩んでみます。他の方も、EGWORDの利点・欠点書き込んでくれると嬉しいです。
それにしても、＜Wordのように「右のわきばらがかゆいのに左足の裏をくすぐってくれる」もどかしさ＞との表現は笑ってしまいました。

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横から失礼します．
EGWORD Pureからアップグレードしたユーザーです．現在はWORDと併用しています．図表も数式もつかわず，単純にテキスト入力のみ必要だったので当時は購入を迷いましたが，脚註機能・WORDとの互換・.pdfでの書き出し・unicodeにひかれてアップグレードしました．
不満点から先にあげますと，私は各ページに脚註を記載するのが好きなのですが，（1）WORDでは文章と脚註とをへだてる線が比較的短いのにたいして，EGWORDでは一直線にページを横切る長い線をもちいる．（2）WORDでは長い脚註が複数ページにまたがるのにたいして，EGWORDではそれができない　の二点が気になっています．（1）は視覚的な好みかもしれませんが，（2）は長い註はすべてつぎのページにまわしてしまうため，当該のページの下方がすかすかになってしまいます．それから，ヒラギノフォントに傍点をつけると，WORDでは文字との間隔を自動的に調整するのにたいして，EGWORDではそれぞれがくっつきすぎます．
不満点からあげてしまいましたが，それ以外にはEGBridge共々，総体的に満足しています．今度のバージョンアップも申し込みました．上記の不満点の解消は，おそらく期待できませんが．ちなみにNISUSは未体験です．

脚注の仕様については、商品パッケージでも（あるいは雑誌の紹介記事でも）
ほとんど詳しく説明されることがないので、興味深く拝見しました。私もかねてから
興味がありました。
せっかくですから、いくつか情報を追加します。
「文章と脚註とをへだてる線」
Nisusでも、文章と脚註とをへだてる線は短いです。
Word (X)では、書類の（正確には文字を表示する領域の）左０％から約30％までの
部分に区切り線が引かれますが、
Nisusは10％から30％の部分に線があります（左側の数文字分には線がない、
つまり、脚注部の脚注番号位置と左揃えする形で区切り線が始まる）。
「長い脚註が複数ページにまたがる」
これもNisusでは、Wordと同様、またぐことができます。
同じ文書をこの二つで処理して、比較すると面白いかもしれないですね。
EGWORDが「長い註はすべてつぎのページにまわしてしまう」というのは、
購入を考えていただけに残念です。かつてのマック版の一太郎もこういう
仕様だったことをなつかしく思いだしました。
上記の点にとどまらず、脚注機能について、もうすこしカスタマイズできる
汎用ワープロアプリケーションがあればいいのですが。

nekoniさん、inuさん、脚注に関する情報ありがとうございます。僕にとっても脚注機能は非常に重要なので、たいへん役に立ちました。しかし、nekoniさんの挙げられていた２点は大きなネックになりますね。長い脚注がまたがないというのは結構致命的です。ただ、WORDとの互換とありましたが、たとえば、EGWORDで作った書類をWORDで開くと、脚注はきちんと連れて行ってくれますか。こんなことを聞くのは、もちろん互換性がないからなんですが、NISUSからWORDでは脚注は完全に置いてきぼりになるからです。逆もまたしかりです。nekoniさんの書かれている互換性とは具体的にどういうことなのでしょうか。それから、細かいことですがNISUSでは脚注番号に丸括弧()付き数字や角括弧[]付き数字が使えましたが、EGWORDはどうでしょうか。WORDは英数字だとノーマルの半角か全角かしか選択できなかった気がします。

互換性について，オフィシャルな見解は
http://www.ergo.co.jp/promac/egw12.html#msword
にでているようですが，実際の使用感からして，脚註の互換性は完全とはいえないとおもいます．WORDに書き出した後も脚注の文章自体は受け継がれるのですが，ときに文中の脚註番号のフォントが狂ったり（右上に小さくぶら下がるはずの番号が，文中と同じフォントの大きさになる），脚註編集がうまくいかなかったりします．因果関係はわかりません．基本的に脚註機能はそれぞれのワープロに依存ということなのでしょうかね．
脚註番号はEGWORDには8種類用意されていて，1)　1]　(1)　[1]　*1　※1　注1　1　から選択可能です．漢数字も使用可能です．
もちろん，前回と同様あくまでもEGWORD12上での所感ですので，今月のアップデートでの改善・改良は，一ユーザーとして期待したいところです．

nekoniさん、ありがとうございます。とてもよくわかりましたし、参考になりました。新バージョンもおっしゃるとおりだとすると、EGWORDはやはり選択肢の一つです。特別に急いでいるわけではないのでNisusを待ってから考えます。ありがとうざいました。