NFS経由でFAT32のディスクへ読み書きしたい

>同じ状況下であっても、HFS+でフォーマットしている外付けHDDは、何の問題もなく、マウントされます
これは、すでにその外付けHDはexport済みということですよね？実は、テストしてみてわかったのですが、どうもOSXのNFSサーバは、複数のexportができない気がします。/etc/exportsに２行のエントリを書いても、最初の１行目のエントリはマウントできますが、２行目のエントリは「Permission denied」になります。そういう設定になっているのか、バグなのか、わかりませんが、複数のexportを設定されているようなら、FATのディスクだけにして再度トライしてみてください。
なお、LINUXマシン（RedHat7.2）では複数行でも問題なくすべてexportされます。

> 最初の１行目のエントリはマウントできますが、２行目のエントリは「Permission denied」になります。
う〜ん、私がmsg # 5.1.1.1.2.1.3.3でやったのは、２行目のエントリーですね。
もともと"/Users"をNFSでexportしていたマシンのexportの２行目に、USBフラッシュメモリーを追加したんですが、HFS+フォーマットのときはクライアントにマウントできましたが、FAT32フォーマットだとマウントできませんでした。

NO9さんの環境では、HFS+なら複数のexportができているのですね。私のところでは、HFS+でもダメです。ホームディレクトリ下の２つのディレクトリを、両方とも「-mapall=nobody」だけを指定して/etc/exportsに書いているのですが、showmount -eでみると、最初のエントリのみしか示されません。行を入れ替えるとexportポイントも入れ替わります。
う〜ん、よくわかりませんね。もっとも、両方ともexportできたとしても、FATはダメかもしれないですけどね。NO9さんのエラーは、どういうエラーでしたか？

> 「-mapall=nobody」だけを指定して
私のところではmapallを指定していません。"/Users"を丸ごとexportして、クライアントマシンの起動時に自動マウントさせて、exportした"/Users"がクライアントマシンの"/Users"になるようにしているので、サーバ・クライアントでuidを同一にしてmapallを指定せず使ってます。
> NO9さんのエラーは、どういうエラーでしたか？
私のところはクライアントもMacのみですので、"移動"・"サーバに接続"、"nfs://(サーバ名)/(パス)"で接続したところ、"ユーザ名もしくはパスワードが異なっていて接続できません"みたい（すみません、正確に覚えていないのですが、こんな感じでした）なダイアログが帰ってきました。
それと、USBメモリーをexportしているときは、（export自身は止めていませんが）"/Users"をマウントしているクライアントマシンはなかったです。
サーバはPowerMac G4 FW800 Dual 1.42GHz / Mac OS 10.3.9で、PowerBook G4 15" FW800 1.25GHz / Mac OS 10.3.9がクライアントです。

Mac OSX Server 10.4のヘルプの「ＮＦＳ共有ポイントをエクスポートする」には、
注記
　複数の NFS 共有ポイントをワールドにエクスポートした場合、クライアントから利用できるのは最後にエクスポートした共有ポイントだけです。単一のサーバボリューム上に複数の NFS ワールドエクスポートを作成しないでください。
とあります。これは関係しませんか。

kawabeさん、NO9さん、abcdefgさん、ありがとうございます。
返信が遅くなり、失礼致しました。
アドバイスに従い、exportsの項目を１つだけにして再挑戦してみましたが、結果は同じでした。やはりFAT32およびHFSジャーナリングについては、同様にPermission Deniedのエラーが返ります。
同じようにnameだけをHFSのディスク名にすると、問題なくmountされます。
仕様的にだめなんでしょうか。。。
よろしくお願いいたします。

HFS、HFSジャーナリング、FAT32それぞれの場合「showmount -e」ではどう表示されますか？少なくとも、これでexportポイントが表示されないなら、設定自体がおかしいことになります。システムログにmountdのエラーメッセージがでていないか、チェックしてみてください。
exportを行うメインのプロセスはmountdですので、exportパラメータを変更した後、「sudo kill -HUP `cat /var/run/mountd.pid`」を行うと、システムを再起動せずに変更パラメータを適用できます。（いろいろ設定を変えてテストするなら、NetInfoを使うより/etc/exportsを変更する方が簡単です。）
また、いったん「sudo killall mountd」でmountdを終了させ、再度「sudo mountd -d」すれば、デバッグモードで起動できます。exportの処理を段階的に追うことができるかもしれません。
showmountの出力に問題なければ、IRIXからではなくlocalhostでマウントテストしてみてください。
実は10.4.4のPMG5マシンで同じように複数のエントリをテストしてみると、こちらは問題なく両方ともexportでき、localhostでのマウントもHFS（ジャーナリング）なら問題ありません。しかし、USBメモリでは、今度は「Operation not supported」エラーになってしまいます。やはり、OSXではFATはダメなのかもしれません。
ちなみに、10.3..9と10.4.4ではmountdのソースファイルにかなり違いがありますので、両者で仕様が変わっていても全く不思議ではありません。

Kawabeさん、毎度のアドバイス、ありがとうございます。
> 「showmount -e」ではどう表示されますか
HFS,ジャーナリング、FAT32いずれも、Macについては表示されません。。他のUNIXマシンのexportsは表示されました。
にもかかわらず、HFSは問題なくマウントされます。
> システムログにmountdのエラーメッセージ
これもエラーは記録されていませんでした。
> IRIXからではなくlocalhostでマウントテスト
初歩的な質問ですいません。。。これは具体的にはどうすればよいのでしょうか？？
> OSXではFATはダメなのかもしれません
Kawabeさんのところでもダメと言うことになれば、仕様の可能性が高いようですね。。

>HFS,ジャーナリング、FAT32いずれも、Macについては表示されません。。他のUNIXマシンのexportsは表示されました。
ちょっと具体的にどのようなコマンド＋オプションを入れられたのか、よく分かりません。「showmount -e」だけで実行すればローカルマシンでexportされているものだけが見えるはずなのですが、これをMacと他のUNIXそれぞれでやってみられたのでしょうか？それともMacで実行したら、他のUNIXのexportが見えたのでしょうか？
>にもかかわらず、HFSは問題なくマウントされます。
念のため確認ですが、これは、HFSの外付けHDをMacに接続して、そのボリューム内をexport設定した状態で、他のマシンからmountができている、ということですよね？プロトコルはNFSに間違いないですね？
とすれば、さっぱりわかりません。「showmount -e」の結果がブランクなら、何もexportされているはずがないのですが。
>これは具体的にはどうすればよいのでしょうか？
clients設定を外した状態で、Macで「sudo mount -t nfs localhost:/export_point /mount_point」を実行してマウントできるか調べます。
実は、10.3.9のマシンでFATのCFをマウントするテストをしていたら、どえらいことになってしまいました。突然sudoができなくなり、調べてみるとルートディレクトリ以下すべてのファイルのowner:groupがroot:wheelではなく、自分自身:unknownに変わってしまってるではありませんか！システムとしてなんとか起動はできるものの、機能拡張がほとんど読み込まれず、やむなくインストールDVDから起動し、外付けHDにバックアップしてあった少し前のシステムから、全体を復元するはめに陥りました。ユーザデータは無事なので、なんとか復旧はできたのですが、一仕事でした。実はこれが発生したときは、このNFSテストが直接原因とは考えておらず、翌日もう一回テストをして、また同じ現象を発生させてしまうというおまけつき！
単に/etc/exportを変更し、mountdをHUPで再起動していただけでこんなことが起こるとは、かなりおかしなバグがあるように思います。ちょっと懲りたので、10.3.9システムでのFATのNFSテストはやめることにします。
10.4.4の方はとりあえずテストは無事にできるようですが、うまく行かない状態には変わりありません。
デバッグモードでmountdを起動したときの結果を教えていただこうと思ってましたが、このような危険があり得るので、FATボリュームに対してはやめた方がよさそうですね。HFSの場合だけで結構ですから、よろしければお願いします。

Kawabeさん、親身に相談に乗っていただき、誠にありがとうございます。
> ちょっと具体的にどのようなコマンド＋オプションを入れられたのか
すいません。。。showexportsの使い方を間違えていました。UNIX側でだけチェックする機能なのかと思っていました。
Macの方でもチェックしてみます。
> どえらいことになってしまいました
（絶句)本当に申し訳ありません。。。そんなことになるとは。。
仕事で使っているマシンでそんなことになるとは、ちょっと私のスキルでは恐すぎなので、FAT32については調査をやめることに致します。
HFSジャーナリングについて、わかればこちらへ記します。
よろしくお願いいたします。

調べてみました。
> 「showmount -e」ではどう表示されますか
どのフォーマットで出力しても、ちゃんと表示されました。
ただし、内臓ディスク（HFSジャーナリング)につくったフォルダをexportsさせようとした場合は、表示がされませんでした。
これは当たり前のことでしょうか？
> localhostでマウントテストしてみてください
こわごわやってみたところ、やはりFAT32はだめでした。。。
エラーは「can't get net id for host」でした。
HFSジャーナリングについては、USBメモリで試したところ、IRIXでもlocalhostでも正常にマウントされました。
内臓ディスクにつくったフォルダで試していたのがエラーの原因だったようです。

みなさま、多くのアドバイス、誠にありがとうございました。
素人の私にでもできるように、非常に懇切丁寧にアドバイス頂き、大変勉強になりました。
残念ながら、FAT32はダメだと言う結論になってしまいましたが、私一人ではとてもじゃありませんが、結論にまで到達することはできなかったです。
Kawabeさん、abcdefgさん、NO9さん、はにさん、ししゃもさん、isseさん、本当にお世話になりました。

当方も興味があって勉強しながらですので、お役に立てず残念です。
もう一つ解決案をあげておきます。IRIX側でネットワーク越しにFATシステムをマウントする方法として、Sharityが使えるかもしれません。MacではOS9のシステムでSMB共有を実現するソフトとして知られているシェアウェアです。IRIX側にインストールするのが許されればの話ですが。

Kawabeさん、ありがとうございました。
> お役に立てず残念です
とんでもありません！！Kawabeさんの情報はとても役立ちました。さらに、今後のシステム管理業務にいろいろ役立つと思います。
> Sharity
現段階で、これはちょっと厳しいです。。でも、また他のシステム経由で使えるかもしれません。情報、ありがとうございました！