「その気になればすぐ直るはず」と思ったのは理由があります。
ちょっと実験をしてみました。
例として送信者「日本文字」さん、宛先「日本文字」さん、件名「日本文字」、添付ファイル名「日本文字」として、MacとWindowsからメールを送信しました。「本」はJISコード$4B5Cで「$5C」を含むので、Macから送ってWindowsで受けた添付ファイル名は「日吠源?・.dat」と文字化けします。
しかし、送信者も宛先も件名も文字化けせずにちゃんと「日本文字」と表示されるんです。
下記は、その比較のためにメールソースを関連部分だけ取り出しました。
1.Windowsから送信の場合
From: =?iso-2022-jp?B?GyRCRnxLXEo4O3obKEI=?= <…アドレス…>
To: =?iso-2022-jp?B?GyRCRnxLXEo4O3obKEI=?= <…アドレス…>
Subject: =?iso-2022-jp?B?GyRCRnxLXEo4O3obKEI=?=
↓ 以下添付ファイル情報
name="=?iso-2022-jp?B?GyRCRnxLXEo4O3obKEI=?="
filename="=?iso-2022-jp?B?GyRCRnxLXEo4O3obKEI=?="
2.Macから送信の場合
To: =?ISO-2022-JP?B?GyRCRnxLXEo4O3obKEI=?= <…アドレス…>
From: =?ISO-2022-JP?B?GyRCRnxLXEo4O3obKEI=?= <…アドレス…>
Subject: =?ISO-2022-JP?B?GyRCRnxLXEo4O3obKEI=?=
↓ 以下添付ファイル情報
name="日本文字" ←※これはJISのまま
filename*=ISO-2022-JP''%1B%24BF%7CK%5CJ8%3Bz%1B%28B
どうでしょう?Windowsでは、To,From,Subject,name,filenameで同じ文字はみな同じくエンコードされていますが、Macでは添付ファイルに関するname,filenameは違っています。これがWindowsで読むときに文字化けしているものと推定できます。
つまりこれは、文字コード体系の問題ではないのです。
MacのMailの送信で、To,From,Subjectと同じエンコードをしてくれれば問題は起こらないと思うのです。
「MacとWindowsどちらの問題か」という議論は全くするつもりもないのに、そんなコメントがあったのは、私の説明が悪いかもしれません。
今重要なことは、「JISコード表で確認して$5Cの含む文字はWindowsに送る添付ファイル名には使用しない」ということです。