アンチウイルスソフトはどうされてますか？

CNET や Intego を始め，多くのサイトで紹介されていたことは真っ赤な嘘です。Apple は１年以上前からウイルス対策ソフトの利用を推奨していました。
http://web.archive.org/web/20080113164722/http://docs.info.apple.com/article.html%3Fartnum%3D4454
意味的にはいろいろと対策ソフトを使っていた方が，ウイルス作者（？）の手間がかかるのでよいというくらいの文書です。

>Apple encourages the widespread use of multiple antivirus utilities
ちょうど ars technica のブログでも採り上げられていますね。
http://arstechnica.com/journals/apple.ars/2008/12/02/apple-says-several-antivirus-apps-necessary-to-protect-macs
謎を呼ぶ multiple ですが(笑)、まぁ、訴訟対策の予防線という読みでそんなに外れてないのかも。

http://www.macworld.com/article/137267/2008/12/antivirusremoved.html
古い記事を更新しただけ（ソフトのバージョンアップ等）だったのに、大騒ぎされたから取り下げたみたいです。（笑）

>という状況でも、感染しますか？
ネットワークにつながっているなら、何もしなくても感染する可能性はあります。
色々な悪さをするソフトの中には、ネットにつながっているPCに片っ端からアタックをかけて、セキュリティホールがあるPCに侵入するものがあります。
Windows Updateをこまめにかけていれば、アタックされるリスクは減りますが、アップデートが遅れると入り込まれる可能性は否定できません。
インターネットとPCとの間にセキュリティ機能がしっかりとしたルータが入っていれば、かなり安心になります(だからといってウィルス対策ソフトが不要ということにはなりませんけど)。
#以前にWindows 2000を新規インストールしてWindows Updateをしている数時間の間に侵入されたことがあります(他のソフトは入ってませんし、Update以外の作業はしていません)。

Mac OS X になってからよりも classic OS 時代の方がウイルスの類は多かったかな？と思うも
http://www.iantivirus.com/threats/
を見ると分からない（もっと多かったはず）。
Apple はウイルスに対して何も言ってこなかったかというと
http://support.apple.com/kb/TA37952?viewlocale=en_US
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=50569
ときちんと言ってました。
Viruses Are Not Unique to the Macintosh
という状態だったんですね。

トピックの本題に戻ってきました。
今日 iAntiVirus のライセンスを購入しました。１ライセンスで３台までインストールできるので，お手頃かなと思ったからです。
家庭で用いるのと家庭がオフィスになっている場合は利用は無料です（商用利用は有料）。その場合でも細かいサポートが必要であれば，ライセンスを購入するとよいです。
今のところアンチウイルスソフトにありがちな副作用は経験していません。

> iAntiVirus
Snow Leopard での動作確認が済んでいました。他のソフトでも次々と動作確認が取れているので，予想より早く雪が降りそうですね。

Snow Leopard対応，Nortonでも早くして欲しいですね。
突然割り込んで，初歩的な質問ですみません。
アンチウイルスソフトは，Mac対応のものでもWinのウイルスを検知できるのでしょうか？

> アンチウイルスソフトは，Mac対応のものでもWinのウイルスを検知できるのでしょうか？
Macのみ対応を謳っているもの（iAntiVirusなど）は対応していません。
Mac上で動いてWindowsのウイルスにも対応しているのは，Nortonの他に
・ClamXav（Windowsのウイルスにほぼ対応，Mac用は数例を除いて未対応）
・Sophos Anti-Virus for Mac OS X
・McAfee VirusScan for Mac
・avast! Mac Edition
・Kaspersky for Mac（ベータ版）
・VirusBarrier X4,X5 （Windowsのウイルスに一部対応）
などがあります。

> Mac上で動いてWindowsのウイルスにも対応しているのは，Nortonの他に
情報ありがとうございました。とても参考になりました。
職場では，仕事柄ＵＳＢメモリを多様するのですが，最近ＵＳＢメモリを介したウイルスが猛威をふるっているのでとても心配です。どこから持ち込まれるのか分かりません。
そこで，職場にあるインテルiMac に入れているNortonを使って，メモリのウイルスチェックをしてから，WinのPCで使ってもらうことを考えています。WinのPCで直接使うよりもリスクが少なくなるように思います。
Winには，バスターも入れているのですが，挿しただけで感染してしまうものもあるようです。（自動再生はオフにしていますが。）
このアイディアは有効と言えるでしょうか。

> このアイディアは有効と言えるでしょうか。
無効とまでは言えませんが，有効かどうかと言うと少し疑問が残ります。
私ならこうするというのは，
・検疫専用のWindowsマシンを用意する。業務用に用いているものでもよい。
・最新の定義ファイルを入れた常駐型のウイルス対策ソフトと非常駐型のウイルス対策ソフト（BitDefenderのフリー版等）を入れておく。
・そのマシンをネットワークから切断した後，USBメモリを刺して検査する。
・問題がなければUSBメモリを外して，ネットワークにマシンを再び接続する。
という手順です。
もっともこんな事が必要ないように信頼のあるWindows用のウイルス対策ソフトをもれなくクライアントマシンに入れて，定義ファイルのアップデートと，ソフト自身のアップデートができるようにしておくのが筋かなとは思います。

> Winには，バスターも入れているのですが，挿しただけで感染してしまうものもあるようです。
ウィルスバスターを更新していなかったり、有効にしていなかったり、Virus対策ソフトを入れていない場合、の話かと。最新の状態できちんと動作していれば、基本的にはUSB Memoryを挿した時点で感染させようとした場合、ウィルスバスターが反応します。
厳密にしたければたまちゃんさんが書かれたようにネットワークから切り離したWindows PC等で一度検査してから利用する、のような事をした方が良いかな。

私の勤める会社では、検疫専用のスタンドアローンPCが常備してあります。
USBメモリ等、FDも含めたリムーバブルメディアそのものの使用自体を禁止に
するか否かという議論もあったようですが、業務上データ交換で必要な場合が
あるため、妥協策としてそうなったようです。
世間ではUSBメモリばかりに注目が集まっているようですが、媒体感染は
それに限らないのでは、と思う今日この頃・・・
私は職場でも比較的早い時期からUSBメモリを使用しておりまして、情報
管理部門から冗談半分の苦言を呈されたことがあります。が、「それなら
職場のすべてのPCからFDDを撤去してください」とやり返しました。