DTPとOSのバージョンについて

　私も同業者ですが、原田さんがおっしゃるとおり、アプリのバージョンとフォント環境には注意していますが、OSのバージョンで問題が起きたことはありませんし、特別に気にもしていません。
漢字Talk7.X時代のデータも修正して使う事だってあります。実際そうでないと、OSのバージョンアップごとに、それ以前のファイルが全て使えなくなってしまう訳ですから、そうだったら仕事になりません。（まあ、DTP関連業ではOSのバージョンアップには消極的ですよね。）弊社では現在、「9.0.4」を使っています。印刷会社とのデータ受け渡しでも問題は起きていません。
　御存じのことと思いますが、問題があるとすれば、データの受け渡しで使うディスクのフォーマットだけです。おそらく、MOなどをを用いて納品されていると思いますが、そういったディスクのファーマットに「Mac OS 拡張（HFS Plus）」というフォーマットを使用していると、Mac OS 8.1以前のOSでは読み書きできないという問題があります。市販のMO等は「Mac OS 標準（HFS）」フォーマットですので、ご自分で「Mac OS 拡張（HFS Plus）」でフォーマットし直さないかぎり問題は起きないと思います。
　
Mac OS Xでは構造が大幅に変わるので、ちょっと不安に思っています。まだ、Mac OS X対応のDTP関連のソフトが発売されていないのでわかりませんが・・・

心強い情報ありがとうございます。同じ条件の方がいて安心しました。
おっしゃる通り入稿データのメディアにはMOを使っています。しかし、フォーマットについては全く注意していませんでした。旧機種を使っている外部スタッフもいるので、今後気を付けたいと思います。
また、OS Xに関してですが、Classic環境での作業であれば問題ないのでしょうか？起動しないQuarkはともかく、IllustratorやPhotoshopのデータは一見大丈夫に見えるのですが？
わたしはデザイン専門でアナログ時代から生き延びてきた者です。デジタルへの抵抗はもう無くなりましたが、情けないことに専門書を通読するほどの基礎知識も集中力もありません。うっかりした質問、初歩的な相談事も多いかと思いますが、今後ともぜひよろしくお願いします。

今の段階で、お仕事用MacにMac OS Xを導入して、Classic環境で作業することはあたしは控えたほうがいいと思います。
ただ、
・複数台のMacがあって、実験的使用をする余裕がある。
場合は別ですけど。
システムが、UNIXへと変わり、システム自身の安定性は増すと思いますけど、Classic環境はあくまで、Classic環境。あたしは「エミュレータ」と思っています。
って言うことは、エミュレータじゃなくって、直接動いているほうがいいと思いませんかぁ？
Mac OS Xを使う必要があって、Classic環境も必要な方であれば別ですけど。
今後、Mac OS Xでなければっていう作業が増えるかもしれません。
でも、お仕事で利用されている以上、支障が出ては困られるでしょうから、余裕（実験Mac）のない環境での導入はまだ意味がないと思います。

私もDTP作業者です
うちの会社も仕様書にOSバージョン記入欄がありますけど、我々作業者にしてみればOSバージョンなんて気にしてません。
むしろアプリケーションのバージョンの方が重要です。会社で使用しているMacはPM9500/132mh・PM8500/250mh等でOSは8.0/8.1という環境です。なのでPhtoshop6.0/Illustrator9.0等は使用できません。データをデザイナーに戻しバージョンを落としてもらうこともしばしばです。EPS形式で保存されていて、直し無し・一発下版となればいいのですが、直しが入った場合こちらで直せませんからね。

私もOSのバージョンは気にならないと思います。
話が変わってしまいますが（いつもすいません言ってみたかった）
個人的にはアクロバットのPDFが気になっています。PDFでの入校といったノウハウもまったくありません。ですが、ワープロでも表計算でもだいたいPDFは作成できるアクロバットは、入校段階フォーマットとして、ソフト別、OS別の統一されたフォーマットのひとつとして便利になりそうなので気にしています。（想像）
将来はPDFを完全に修正できるソフトも追加されれば怖さはないのですが。
どうなるのでしょう？KAPPA-01-05

OSのバージョンは本当に気にしなくて良いのでしょうか？
カーニング情報は OS 8.1と OS 8.6以降とで完全に同一なのでしょうか？ 不安があります。
それはともかく、PDFは入校用フォーマットとして既に実用域に入っています。というか、私の周辺では PDFでのデータ入稿が一般的になりつつあります。色管理も問題ありません。
海外でフィルム出力＆印刷する需要が増えているので、フォントを埋め込めるPDFが有利です。今後は PDFでのデータ納品が増えてゆく感触です。（NewCIDフォントを買わなきゃなぁ）
WindowsではTrueTypeフォントを埋め込み可能ですが、私のところではViewFontを使って編集することで対処しています。この場合、出力側に同一のフォントが必須です。
>将来はPDFを完全に修正できるソフトも追加されれば怖さはないのですが。
これは、怖い。本当に怖い。（修正不要な仕事をしろって！＞自分）

リプライをありがとうございました。
入校の時に仕様書みたいのを出していたので、印刷の方々のそういったフォローを気にしないでいました。サービスビューロでもセッター？がOCFどうのこうので、CIDはアウトライン化してください。とか言われますよね？
OSの違いのは問題は、不安が残りますということに訂正します。
サービスビューロのホームページでPDFで印刷というものを見かけたことはありましたが、一般化していたことは知りませんでした（私のところは遅れているのでしょう）
もしトライする機会があったらがんばってみます。
野尻さんへ、ありがとうございます。KAPPA

>OSの違いのは問題は、不安が残りますということに訂正します。
OSのバージョンを正しく伝えてあげてください。出力する側が安心します。
>一般化していたことは知りませんでした
「一般的になりつつ」ね。なりつつ。(笑)
こちらとしてはイヤなんです。不可解なトラブルが発生するので。トラブルはPDFに限りませんが、従来の工程にはノウハウがたまってます。
ところが、海外印刷を利用したい（＝印刷・製本代が安い）お客様は、気軽に「PDFでフォントを埋め込んでね」と言う訳です。危険性は説明しますが、あまり理解してもられません。

「一般的になりつつ」ですね失礼しました。
でも、それだけ注目されているということで楽しみにしています。
ありがとうございました。KAPPA-01-05

ありがとうございます。現在OS Xをインストール可能な機種は7台ありますが、すべて実務(DTP)で使用できる様に調整されており、実験用の端末は特に確保していません。OS XはわたしのMacのみパーティション3つの内の一つにインストールしてあります。しかし、いくらパーティションで区切っていても所詮は1枚のハードディスクなので「それでも危険」という意見もあります。OS Xによってハードディスクまたは別パーティションのデータが損傷することもあるのでしょうか？
OS Xはあくまでもわたし個人が実験的に使用しているだけで、実務での必然性は全くありません。おっしゃる通り本来は業務用Macなので、これによる損害が発生した場合は大変なことになってしまいます。今のところ外部メディアにマメにデータのバックアップをとることで安全策としていますが、もし本当に危険なことなら今後OS Xはアンインストールしようと思っています。
ご親切なご意見ありがとうございました。

同業者の方、ありがとうございます。わたしの会社でも入稿の際に「データ入稿シート」なるものに記入しなければなりません。（これを自動記入するソフトって無いのでしょうか？）今までもOSバージョンの記入欄はあったのですが、いつも適当に書いていました…。しかし、これでバージョン違いを指摘されたことはありません。やはりあまり気にしなくて良いのでしょうか。
アプリケーションのバージョンの件ですが、Photoshopに関してはepsまたはTIFFで保存してQuarkでレイアウト入稿しています。画像自体はどのバージョンでも開けるので、特に気にしていませんでした。ホントはいけなかったのでしょうか？

KAPPAさま、いつも参考になる投稿ありがとうございます。PDFに関してですが、以前得意先に送信したところ、フォントの関係で「文字化け」して開けなかった事がありました。このときは面倒だったのですぐ諦めてしまいまいしたが、フォントのすり合わせをしたり、レイアウトやイメージビジュアルを画像化して送信することで使用可能だったはずです。今後はもう少し積極的に使っていきたいと思います。実際にはレイアウト上でテキストの修正などをしてもらえるとありがたいのですが…。

出力側（？）に立っての貴重なご意見ありがとうございます。確かにカーニング情報でのトラブルがこれまで一番多く、QX(QuarkXPress)文字環境設定の「標準emスペース」のチェックの統一。AI(Adobe Illutrator)のカーニング情報がバージョンによって違うため、フォントを含むAIデータのバージョン変更の禁止などの制約を付けています。しかし、これ以外でも「OS」によってカーニング情報が違ってくる可能性があるのでしょうか？とりあえず、今後はできるだけOSやフォントごとに仕事を分けるようにしたいと思います。
PDFに関してはまだ勉強不足で実務には使用していないのですが、最終的にはメディアに落とさずにオンラインで入稿できるのでしょうか？ページ物や大判ポスターなどはかなりの大容量なのですが、これも可能になるのですか？質問ばかりですみません。とりあえず文字校正用にプルーフの代用として使うことから始めたいと思います。

数々のトピックやリプライをありがとうございました。
私は表面だけをかじっている者なので何とも言えないのが本音なのですが、
PDFだとある程度、色の確認やFAXよりもきれいですからね？
確認用ならば小さいサイズにできるので通信も楽です。
＞「文字化け」して
完全に想像で情報交換の意味で、送信先がPSプリンタの場合はアクロバットの
・「表示」→「ローカルフォント使用」（これで書類に使われたフォントを使うようになります）
・「プリントダイアログ」→「日本語フォントのダウンロード」
私のところではこの辺がコツのようでした。
ほとんどノウハウが無いので、参考までにしてください。
ありがとうございました。KAPPA

リプライをありがとうございました。
私は表面だけをかじっている者なので恐縮です。
PDFだとある程度、色の確認やFAXよりもきれいで、
お客様でも好きになる方も多かったです。
確認用ならば小さいサイズにできるので通信も楽です。
＞「文字化け」して
場合が違うと思うのですが、
送信先の環境がPSプリンタの場合にアクロバットの
・「表示」→「ローカルフォント使用」（これで書類に使われたフォントを使うようになります）
・「プリントダイアログ」→「日本語フォントのダウンロード」
私のところではこの辺がコツのようでした。
ほとんどノウハウが無いので、参考までにしてください。
ありがとうございました。KAPPA