医者がMacを使わなくなる?
12-13年前から、日本人の医者は学会発表や患者の診断画像の処理、データベースにMacを使ってきました。大体どこの病院に行っても医局にはその時代のflagshipモデルがドンと置いてあり、photoshopやエクセル、persuasionが動いてました。これで統計をまとめて表を作り、患者の写真を切り張りしてスライドに貼り、35mmに焼き付けて現像所に持っていきました。
Windows以降にパソコンは一般にかなり身近になりましたが医者はまだMacを使う人が多いのです。やはり使い慣れた環境を簡単には変えられませんし、わりと新しいモノ付きで小金持ちが多いのもその理由かも知れません。日本人の医者はappleにとってとってもいいお客です。
ところが、最近学会ではプレゼンテーションに動画を出すべく、power pointを使ったcomputer presentation:cpを採用するところが増えました。もう、35mmスライドを用意する必要はありません。この一年でほぼどの科の学会もcpで行うようになりました。日本の場合、大体はアメリカの学会に準じたやり方を採用します。たとえば日本循環器学会はアメリカのAHA:american heart associationのやり方に準じた学会となります。
学会の議事がスムーズに流れるためにはやはりcp中フリーズしないことが大事です。学会の主催者側は、windowsとMacの両方のコンピュータを用意してくれることは無く、現在はほぼ100% Windows+power pointで無くては受け付けてもらえません。つまり、学会は完全にMacを締め出したのです。現在私もG4を買おうか、Vaioなどのwin機に乗り換えようか非常に迷ってます。 見てくれも大事ですが安定した動作、高性能でなくては仕事では使えず、Macはいつまで経っても高価なhobby computerの域を超えることはないでしょう。 医学会でのMacの復活を願ってやみません。