ＰＭ６３００のクロック表示がおかしい！？

親父さんからPowerMacを譲ってもらったなんて羨ましいです。
さてさて，聞いたことの無いトラブルです。
多分，興味のある方もたくさんいるはずです。
なので，「システムプロフィール」のファイルメニューから「新規レポート」を選び「システム特性」をチェックして，書き出したレポートを，このボードに載せておいてくれませんか？
それと「Norton Utys」のベンチマークをお持ちでしたら，クロック数を計測してみてください。
ちなみに，お父上。新しい何かMacを購入されたんですか？
いやっ，どうでも良いんですけどね。

親父さんからPowerMacを譲ってもらったなんて羨ましいです。
さてさて，聞いたことの無いトラブルです。
多分，興味のある方もたくさんいるはずです。
なので，「システムプロフィール」のファイルメニューから「新規レポート」を選び「システム特性」をチェックして，書き出したレポートを，このボードに載せておいてくれませんか？
それと「Norton Utys」のベンチマークをお持ちでしたら是非計測を。同機種の方と比較してみられるかも知れません。
ちなみに，お父上。新しい何かMacを購入されたんですか？
いやっ，どうでも良いんですけどね。

私もPM6300/120が手元にあったのでチェックしてみました。
その結果は、AppleシステムプロフィールはPowerPc603e/120mHzでしたが、Norton UtilityのSystem Infoでは、PowerPC603e@112MHzになっていました。
そういえば、以前からNortonではこの表示だった気がします。
ただの間違いだと思って気にしていませんでしたが、変な話ですね。
Tsunodaさんのご提案にしたがって、参考までにシステムのレポートを以下に示しておきます。
Appleシステムプロフィールの情報
概要
機種： Power Macintosh 6200/6300 シリーズ
機種 ID： 42
Finder： バージョン 8.1
System： バージョン 8.1 日本語
プロセッサ： PowerPC 603e / 120 MHz
動作中の Enabler： なし
OpenDoc： なし
内蔵メモリ： 64 M バイト
仮想メモリ： 切
メモリ合計： 64 M バイト
ディスクキャッシュ： 入、2048 K バイト
起動ディスク： 内蔵 ATA：、ID： 0、Macintosh HD
ボリューム情報
合計： 1
名前： Macintosh HD
種類： ハードディスク
サイズ： 1.1 G バイト
空き容量： 242 M バイト
バス： 内蔵 ATA
ID： 0
マウント済： はい
書き込み保護： いいえ
場所： internal (ATA 0, v3.08)
Norton System Infoの情報
機種の概要
機 種： Power Macintosh
Macintosh 名： PowerMacintosh
システムバージョン： 8.1
CPU タイプ： Power PC 603e @ 112 MHz
FPU タイプ PowerPC 内蔵
MMU タイプ： PowerPC 内蔵
物理RAMサイズ： 65536 K
論理RAMサイズ： 65536 K
モダンメモリマネージャ： オン
Color QuickDraw バージョン 2.4.1
仮想メモリ： オフ
アドレス指定モード： 32ビット
ディスク (RAM) キャッシュ： 2048 K
AppleTalk バージョン： 60
ファイル共有： オフ

ビデオ
内蔵ビデオ (主画面)： 832 X 624, 8 ビット

ボリューム

ボリューム名： Macintosh HD
SCSI ID： なし
ドライバ名： .ATADisk
サイズ： 1251568 K
アロケーションブロックサイズ： 19968 バイト
空き容量： 247903 K

crashardiscoot さん、ご参加ありがとうでざいます。
システムプロフィールではクロック数が「120MHz」で、Nortonでは「112MHz」とは？
何だか面白くなってきました。
さて、「112MHz」ってのがヤケにキリが良い数字で興味深いですねえ。
「120MHz」は、多分マザーボードの周波数40MHzに30を掛けた数字で「120」でしょ。
「112MHz」なら、同じく40MHzに28を掛けた数字で「112」です。
そうすると、まんざらデタラメな数字でもなさそうですよ。
CPUのクロック数が何かの原因で突然「7％ダウン」する減少が、２件も確認されました。
他にも6300をお持ちの方はいませんか？
これは早速、計測です。

早速のレスを頂いて心強いです、ありがとうございます。
以下が僕のMacのシステムレポートです。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
リポート作成日：01.11.22, 8:04:58 PM
ソフトウェア概略
Mac OS 概略
Finder： 8.5
System： 8.5 日本語
動作中の Enabler： なし
At Ease： 未インストール
QuickTime： 3.0.2
ファイル共有： 切
注意：起動ディスクが選択されていません。
メモリ概略
ディスクキャッシュ： 2 MB
仮想メモリ： 切
内蔵メモリ： 64 MB
場所 容量 メモリのタイプ
J8 (2) 32 MB SIMMs
J9 (2) 32 MB SIMMs
外部 L2 ： 256 KB
ハードウェア概略
機種 ID： 42
機種名： Power Macintosh/Performa 6200/6300 シリーズ
キーボードの種類： Apple キーボード II (JIS)
プロセッサ情報： PowerPC 603e
マシンの速度： 112 MHz
FPU： 内蔵
製品情報
ROM revision ： $77D.26F1
装置とボリューム
内部 ATA 0
ID = 0
ハードディスク
ドライバのバージョン： 3.1.3
Mac OS パーティション： 1
取り出し可能： いいえ
製造元： QUANTUM
Revision 番号： A63.0G00
プロダクト ID： FIREBALL1280A
製造番号： 822613847506
最大容量： 1.19 GB

Macintosh HD
フォーマット形式： Mac OS 標準（HFS）
最大容量： 1.19 GB
空き容量： 886.88 MB
使用率： 27
書き込み保護： いいえ
ファイル共有： いいえ
SCSI バス 0
ID = 3
CD-ROM ドライブ
ドライバのバージョン： なし
Mac OS パーティション： 0
取り出し可能： はい
製造元： MATSHITA
Revision 番号： 4.0i
プロダクト ID： CD-ROM CR-8005A
製造番号：

ディスクは挿入されていません
フロッピー
ディスクは挿入されていません
ビデオ
ディスプレイ
画面の大きさ（ピクセル）： 800 x 600
グレイ／カラー： 256
解像度（dpi）： 72 x 72
追加情報： メイン画面
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ところで、
僕はNortonを持っていないので、
Nortonでのベンチマークはお知らせすることができません。
そこで先程、"PPC Clock Speed"というフリーソフトで
クロックスピードを計測してみました。
以下がその結果です。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
Clock Specifications
CPU Type: PowerPC 603e
CPU Clock Speed: 112.45MHz(8.8ns)
Bus Clock Speed: 37.500MHz(26.6ns)
Clock Multiplier: x3.0
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
本来ならバスクロックが40MHzと出るはずですよね？
ますます謎が深まりました(-_-;

G4 Cube を“Gauge PRO”（newer 製）で調べてみたところ
CPU Speed：　448.3 MHz
Bus Speed：　99.6 MHz
と表示されました。
Pioneer MPC-GX1（PowerPC 601/80、PowerMac 6100 互換機）を“Gauge PRO”で調べると
CPU Speed：　79.8 MHz
Bus Speed：　39.9 MHz
という風に表示されていたと記憶しています。
“Gauge PRO”はココからダウンロード出来ます。
（newer technology は倒産してしまったので、マックメム さんのサイトを書いておきます）
http://www.macmem.com/memtest.shtml

そもそも“Apple システム・プロフィール”自体が結構アバウトなようで、Mac の ROM データ（機種 ID など）を元にしてそれに符合するデータを表示しているだけようです。（上記の G4 Cube も“Apple システム・プロフィール”上ではちゃんと「450 MHz」と表示されています。）
ところで jay さんの使っている“Apple システム・プロフィール”は OS のバージョンに合致していますか?
本来の OS に付属したもの以外（別の Mac OS からコピーしたやつなど）を使うと正しい情報が表示されない場合があるのかもしれません。

G4 Cube を“Gauge PRO”（newer 製）で調べてみたところ
CPU Speed：　448.3 MHz
Bus Speed：　99.6 MHz
と表示されました。
Pioneer MPC-GX1（PowerPC 601/80、PowerMac 6100 互換機）を“Gauge PRO”で調べると
CPU Speed：　79.8 MHz
Bus Speed：　39.9 MHz
という風に表示されていたと記憶しています。
“Gauge PRO”はココからダウンロード出来ます。
（newer technology は倒産してしまったので、マックメム さんのサイトを書いておきます）
http://www.macmem.com/memtest.shtml

そもそも“Apple システム・プロフィール”自体が結構アバウトなようで、Mac の ROM データを元にしてそれに符合するデータを表示しているだけようです。（上記の G4 Cube も“Apple システム・プロフィール”上ではちゃんと「450 MHz」と表示されています。）
ところで jay さんの使っている“Apple システム・プロフィール”は Mac OS のバージョンと合致していますか?
本来の OS に付属したもの以外（別の Mac OS からコピーしたやつなど）を使うと正しい情報が表示されない場合があるかもしれません。
Mac OS 9.2.1 の場合、「Mac OS 9.2.1 用の Apple システム・プロフィールは Mac OS 9.1 では使えない」といった感じの事が ReadMe の類いに書いてありました（どこに書いてあるかは忘れてしまいました）。

タイトルだけを見て勘違いしないで下さいね (^^;)。 >>>PowerMac 6300/120 を所有している方へ。
“Power Macintosh 6300/120”という商品名は確かに存在します。
「端から CPU が 120 MHz ではなかった」ということです。（一応、仮説ではありますが…）

ナゾを解く鍵は、jay さんが
─────────────────────
　CPU Type: PowerPC 603e
　CPU Clock Speed: 112.45MHz(8.8ns)
　Bus Clock Speed: 37.500MHz(26.6ns)
　Clock Multiplier: x3.0
─────────────────────
と書いているところにあります。

現在の PowerPC（G3 と G4）のクロックスピードは、バススピードの最大 8 倍までに対応していますが、PowerPC が世に出たばかりの頃、PowerPC のクロックスピードはバススピードの 2 倍止まりでした（PowerPC 601［初期型］と PowerPC 603）。PowerPC 603e の登場により、バススピードを 3 倍以上に設定する事が可能になりました。
“Power Macintosh 6300/120”の一代前のモデルを思い出して下さい。
“Power Macintosh 6200/75”というモデルがありました。CPU は PowerPC 603 で、クロックスピード：75 MHz、バススピード：37.5 MHz、クロックとバスの比率は 2 対 1 、というスペックでした。
この PowerMac 6200 のマザーボードを使い、CPU を PowerPC 603e に変更し、クロックスピードをバススピードの 3 倍に設定すれば 112 MHz になります。
つまり商品名が“Power Macintosh 6300/120”であっても実際には“Power Macintosh 6300/112”だったワケです（本来ならば“Power Macintosh 6200/112”とでもするべきだったのかも）。

Power Macintosh 6300/120 をお持ちの皆さん、とりあえず仮説ですから… (^^;)。

あるいは…
当初 112 MHz で発売するはずが、企画変更とかで途中から 120 MHz に仕様が変更になり、その中に試作型が紛れ込んだとか…。

「112MHz試作型が紛れ込んだ説」とか「商品名のサバ読み説」なんて、だんだん都市伝説みたいになって来ましたが、僕的には「BusSpeed: 37.500MHz×3＝CPUSpeed: 112.5MHz」を根拠に「商品名のサバ読み説（nakayama氏提唱）」で納得しました。
Norton Utility,System Info＝PowerPC603e/112MHz（多分、正確でしょう）
MacOS8.1,システムプロフィール＝PowerPc603e/120mHz（ROM情報を参照しているカモ？）
MacOS8.5,システムプロフィール＝PowerPc603e/112mHz（ROM情報じゃなくてマジに計測するようになったトカ？）
なんでこんな差がでるのかも、
nakayama氏が先に書かれた
>そもそも“Apple システム・プロフィール”自体が結構アバウトなようで、
>Mac の ROM データを元にしてそれに符合するデータを表示しているだけよう…
の説が一番しっくり来ましたね。
後はjay氏が納得されるかですが…。
いかがでした？

マザーボード裏面のバスクロック設定の抵抗が実装されている場所を確認してみて下さい。
マザーボードを本体側に挿すコネクタを手前にしてひっくり返します。
すると背面中央のやや手前よりに、ボードがシャーシに接触しないようにする丸い板バネがあると思います。
その板バネの左側にPM6300等のシステムバスクロックを決める抵抗があります。
その抵抗が実装されている組み合わせで、システムバスクロックが決められています。
　・33.3MHzの場合：R158、R177、R184、R191
　・37.5MHzの場合：R158、R176、R185、R191
　・40.0MHzの場合：R157、R176、R177、R191
このように実装されています。
確認してみて下さい。
なお、クロック設定等の詳細を知りたい場合は、「ASCII社 今井 隆 著 Macintosh改造道 増補版2001」や「文化社 米田 裕 編集 DOPING MAC」を御覧下さい。

ご無沙汰しております、jayと申します。
皆さんからの沢山の助言、本当にありがとうございます。
その後粕谷さんからの助言をもとに色々と調べてみました。
まず、僕が所有しているPM6300のロジックボード裏面を見てみると、
バスクロックが40MHzであることを示す場所にちゃんと抵抗が付けられていました。
っとここで一度落胆したのですが念の為に他のキーとなる抵抗も調べてみました。
すると本来なら着いていないハズのR158,R184,R185と示されている場所にも抵抗が付いているではないですか。
しかし良く見てみるとその３箇所についている抵抗は他の場所に付いている緑や茶色の、しかも抵抗の数値が数字で記されているものとは違うのです。
というのもその怪しい抵抗の色はクリーム色で、また数字も何も記されていないものだったのです。
試しにそのクリーム色の抵抗をハンダを使って取り去ってみたのですが、やはりＣＰＵのクロック表示は１１２ＭＨｚのままでした。
（たぶんクリーム色のそれは絶縁体か何かで付いていもいなくても問題ないものだったのですね。）
結局、クロック表示がおかしい謎は解けずじまい。
本体前面のモデルナンバーは6330/120なのに、クロック表示は１１２ＭＨｚなのは何だか悔しい今日この頃です。
もし、もしもですが本当は１１２ＭＨｚのマシンを１２０ＭＨｚとして売っていたのだとしたら、ちょっと悲しいですね。
以上、最近の奮闘記でした。