タイトルだけを見て勘違いしないで下さいね (^^;)。 >>>PowerMac 6300/120 を所有している方へ。
“Power Macintosh 6300/120”という商品名は確かに存在します。
「端から CPU が 120 MHz ではなかった」ということです。(一応、仮説ではありますが…)
ナゾを解く鍵は、jay さんが
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CPU Type: PowerPC 603e
CPU Clock Speed: 112.45MHz(8.8ns)
Bus Clock Speed: 37.500MHz(26.6ns)
Clock Multiplier: x3.0
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と書いているところにあります。
現在の PowerPC(G3 と G4)のクロックスピードは、バススピードの最大 8 倍までに対応していますが、PowerPC が世に出たばかりの頃、PowerPC のクロックスピードはバススピードの 2 倍止まりでした(PowerPC 601[初期型]と PowerPC 603)。PowerPC 603e の登場により、バススピードを 3 倍以上に設定する事が可能になりました。
“Power Macintosh 6300/120”の一代前のモデルを思い出して下さい。
“Power Macintosh 6200/75”というモデルがありました。CPU は PowerPC 603 で、クロックスピード:75 MHz、バススピード:37.5 MHz、クロックとバスの比率は 2 対 1 、というスペックでした。
この PowerMac 6200 のマザーボードを使い、CPU を PowerPC 603e に変更し、クロックスピードをバススピードの 3 倍に設定すれば 112 MHz になります。
つまり商品名が“Power Macintosh 6300/120”であっても実際には“Power Macintosh 6300/112”だったワケです(本来ならば“Power Macintosh 6200/112”とでもするべきだったのかも)。
Power Macintosh 6300/120 をお持ちの皆さん、とりあえず仮説ですから… (^^;)。