Pentium vs PowerPC

Shir さんは ”トピック: モトローラチップ” で以下のようなことを書かれています。話の私の興味が違うところにあるので、新たに質問させてください。
Intel ではCPUでの処理を細分化し、クロックスピードを上げることを良しとするポリシーで Pentium を設計しています。ただし、処理を細分化するという事は、1クロックで処理できるタスク量が減る事になり、必ずしも高速動作=高速処理とはなりません。これがクロックスピードで5割増しの Pentium 4 が Pentium III に比べて全く速くなっていない理由です。もちろん、Intel も発熱量を押さえるために低電圧化を行うなどの努力はしていますが、基本的に高クロックを目指している以上、発熱問題はどうしようもないのです。
 これに対し PowerPC では1クロック当たりのタスク処理量をある程度確保し、低クロックでも十分なアプリケーション速度を出しています。発熱の少ないマシンを設計するためには、CPUの基本設計としてこちらの方が有利である事は明らかでしょう。
私の興味は、熱ではなく処理速度です。結局いまのところ、同じ価格帯でのパソコンの比較で、同じような(たとえばMicrosoft Powerpoint とかExcel)ソフトを走らせた場合、MacとWindowsの競合コンピュータ製品ではどちらに処理速度の軍配が上がるのでしょうか?検索したけれど情報量が多すぎてわかりません。お教えください。また、PentiumとPowerPCの現在の勢力関係と動作の特徴もお教えくだされば幸いです。

投稿日 2001/06/09 22:16

返信: 6

2001/06/12 09:09 Community User への返信

こんにちは。
PowerPCでも現在発売されているG4に限れば、ベロシティーエンジン対応ソフトで、1GHz以上のPentiumパソコンと同程度の処理速度だと思います。ただ、マイクロソフトのオフィスはVEに対応してないし、Pentiumパソコンの方が断トツ速いです。また、Adobe Potoshop等のMacの方が処理速度有利と言われているグラフィック系のソフトも、1.7GHzPentium4が出荷され、状況的に不利です。(AdobeもPentium4に最適化すると発表してたし)
単純に考えてみると、99年9月にG4発表してから今までの約2年間にクロック速度は500→733MHzしか向上してない。(G4自体の内部構造が変更されたため、一概に比較するのは良くないが)
それに比べPentiumは99年当時600MHz程度だったものが今では1.7GHzまで向上しています。(Pentium3からPentium4になって内部構造が変更になったため、クロックだけ並べるのナンセンスだとは思いますが、Pentium3でも1.13GHzです)
どれだけPentiumの速度向上率が速いか、逆にPowerPCG4の開発速度が遅いかわかると思います。
でも、PowerPCがダメなわけじゃなく、それだけ開発が遅れていてクロック周波数が上がらなくても処理によってはPentium4に匹敵する能力があるのがPowerPCのすごいところだとは思います。
また、OSXではマルチCPUが完全サポートされるようになり、低クロックの穴埋めとして何個もCPU乗っけて並列処理を行うことができるのも、これから期待できます。
来年1月のエクスポでは、G4 1GHz×4個を搭載したパソコンが出るなんて話もあるくらいですから、そのようなパソコン出たらウィンドウズパソコンも含め最速パソコンになるでしょう。まあ、対価格性能比でPentiumパソに勝つのは無理だと思うけど。(笑)
>また、PentiumとPowerPCの現在の勢力関係と動作の特徴もお教
>えくだされば幸いです。
勢力関係はWindowsがこれだけ普及されているので、明らかにPentiumが多数を占めています。(PowerPCはMac全機種と一部のサーバーetc.に使用されてます)そのためインテルは研究開発費もたくさんかけれるし、薄利多売で今後も次々低コストの高速CPUを出してくると思います。
でも、PowerPCの開発元は天下のIBM(とモトローラ)です。IBMの開発能力は頭一つ飛び抜けており、銅配線、SOI等業界に先駆けて新技術を導入し量産体制に入ってきました。IBMとモトローラの競争も激化してるようですし、数の上ではPentiumに到底勝ち目のないPowerPCですが、新技術で勝負できる先進性のあるチップ(低消費電力・・・)が今後も登場することは間違いないです。
長々書いてしまいましたが、現時点では、オフィス使用目的ならPentiumパソコンが断然速いです。

2001/06/13 01:13 Community User への返信

なにか、ベロシティーエンジンについて、みなさん誤解しているようです。この回路は、浮動小数点演算を高速化する付加回路です。そのため、3DCGやフォトショップのフィルタなどに、使われます。なので、オフィスには、関係ない部分です。また、PPCの開発の足かせになっているのも、この回路が原因です。つまり、足並み揃えて動いているところに、突然わりこまれるようなもので、回路設計上問題になっています。IBMとモトローラで開発上意見がわかれるのは、そのためです。
さらに、インテルは64ビットCPUを正式に発表しました。この辺は、雑誌などが取り上げると思いますので、そちらを参考にされた方がいいと思います。なにせ、図がのせれないので・・・
ま、PPCとPentiumでは、構造がまったく違うので比較できません。また、某CEOのデモでは、OSが違うので、あれは、まったく参考になりません。
最後に、MACが好きなら、何でもいいでしょう。もし、仕事でお使いなら、冷静に速い方を選べばいいでしょうね。

2001/06/17 07:10 Community User への返信

umzさん, アルフォンスさん情報をたいへんありがとうございました。
 無理矢理比較したらどうなるか?ということなんですが、昔、パワーマックが出始めのころ、たまたまウィンドウズと比較できるような環境にあったころを思い出しました。ソフトの立ち上がり、ウインドーの開き具合どちらをとってもウィンドウズパソコンのほうが2-3枚くらい上手でしたが、今でも変わっていないみたいですね。まあ、ブライドのタイプさえできない私としては、どちらも猫に小判といったところかもしれませんが。きょうはじめてOSXをつかってみましたが、なんであんなに遅いんでしょうね。猫にだって発言権はあるぞ。どこかのレスには(バグで犠牲になった)「人柱にも報酬を」(笑い)とありました。
 お二人のご意見はかならずしも一致していらっしゃらないようなので、追加のご意見等ありましたらお願いします。

2001/06/17 10:27 Community User への返信

「Pentium パソコンの方がダントツ速い」
とおっしゃるのは、どのPCとMacでどのような
処理を実行した場合でしょうか。
おそらくわたしのCube はふつうの速さのマックで
しょうが、左記の環境でExcell2001は、3秒
くらいで起動します。Macもようやく、PCなみの
グラフィックチップが搭載されはじめ、描画も速く
なりました。スクロールも、これ以上速いとPCの
ように使いづらいですね。(性能の差?)
確かに数年前までは、マイクロソフトが意地悪して
Windowsにだけ最適化された製品を作っているのでは
ないかと思われるくらい、速度差があったのですが、
現在、エクセル程度のアプリでそんな大きな差がある
のでしょうか。(よほど重いマクロを実行するとか)
PCの最速機でエクセルをいじったことがないので
わかりませんが、ネタのないパソコン雑誌がコンマ
数秒の違いを列挙して、速い、遅いということはあっ
ても体感速度では、もはや中級機以上だとどのマックも
どのPCも変わらない気がするのですが。
いかがなものでしょう。

2001/06/17 22:24 Community User への返信

こんにちは。
自分の読み返すと、インテル寄りの発言でしたかね。(笑)
体感速度ですか?確かに、「ない」です。
これだけMac、Winとも高速パソコンが出てきている時代に、一般的なオフィス系ソフトの操作、処理で違いがある訳ない。
「優劣つけるとすれば」と言うことで、重い処理(複雑なマクロとかね)したときには、やっぱり最速Wintelパソコンが速いってことです。
Macはオフィスも普通に高速だし、画像処理速度は最速Wintelに僅差で勝ってます。おそらく!
7月のエクスポ新製品、高速Macが楽しみですね!
では。

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