新生児 さんによる書き込み:
野尻さんの方法を試したところ、画面が上下に分かれ、本文も表示されてしまいました。
今回は幸いにして悪質ではありませんでしたが、「なりすまし」もあるということですから、やはり開く前に確認することは大事だと思います。
結局、どんなに用心しても不便で面倒くさくなるだけで、最終的に本文を確認しないで安全なメールかどうか判断する方法はないと思いますよ。ヘッダだけ確認しても、それすら危険であるわけですから。本文を開くだけで感染してしまうような悪質かつ巧妙なメールならば、ある意味交通事故に遭ったようなものではないでしょうか? 交通事故に遭うのが嫌だから車には乗らないと言うわけにもいかないでしょうし...。
私のメールボックスには毎日大量に職場の同僚の名前が差出人や同胞メールの宛先になっているスパムが届きますよ。全員 Windows ユーザーですが。きっと彼らのアドレス帳から私のアドレスも盗まれて私名義のスパムもネットを行き交ってるのだろうなと思っています。実際自分自身が差出人のスパムも届きますし。
交通事故に遭遇するのが嫌なら外出しない選択肢以外にはありません。それでもダンプが家に突っ込んできたり、飛行機が家の上に墜落したり、隕石が落下したりする可能性はありますが...。同様に、メールによる感染が嫌ならばメールを使わない以外の根本的対策はないと思います。
それに、仮にメールを使わずとも、ブラウザを使ったネットサーフィンも地雷だらけなわけですし、ネットも一切使えなくなってしまいますよね。
Thunderbird 等でメールを受信すると、ガチガチのセキュリティーで画像も何も表示されず、メールを貰っても全然美しくなく、楽しくもありません。またメールごとにいちいちブロックの解除を指示しなければならず、面倒くさいことこの上ありません。
最近、長生きをするために健康食品や健康法に情熱を傾けてらっしゃる方が増えていますが、それで実際に長生きできたとして(そんな保証は全くありませんが)、めでたく長壽を全うして天国の門についた時に大天使から「あなたは生前何をしてこられましたか? 何を成し遂げられましたか?」と訊ねられて「はい、長生きするための努力のみをしてきました」と答えたら洒落にならないでしょう。(...って天国を信じてるわけではありませんが。)
まぁ、こんなことを書くと「あなたみたいにセキュリティーに無頓着な人がいるから安全が脅かされるのだ!」と日本では批難されてしまいそうですが、欧米では(別にあっちが常に正しいわけではないけれど)、地震が来たら一定の割合で家は倒壊するもの、感染症が発生したら、一定の割合で発症してしまうもの、事故は 100 % 必ずいつか起こるもの、と言った割切った考え方をしています。問題が発生した時にどう対応するのが一番被害を最小化できるかの方に注力します。日本では問題は“絶対”に発生してはならないので、実は発生した時の対策が全く用意されてないのが一般的です。対策を講じること自体が、対策が不完全だと言うことを認めてしまうことになるからです。しかし一番大事なのは「手術は成功しましたが、患者は亡くなりました」では困ると言うことです。コストとの兼合いが大事なのではないでしょうか? ある程度のリスクは覚悟しないと...。
私は、Apple Mail の美しい画面を満喫しています。...って、ダメ?
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