DNSの逆引き設定について

OSX Server 10.4.x または 10.5.x では、クラスＣ未満の逆引きはGUIでは設定できません。また、正引きの設定から自動で生成してくれることもありません。確か10.3ではGUIで逆引設定もできたと思いましたが、10.4以降はなくなりました。これはサーバ管理アプリケーションの仕様です。

クラスＣ未満の逆引の書き方は上位接続先によってまったく異なりますので、接続先の指定に従ってゾーンファイルを手書きするしか方法がないと思います。ゾーンファイルの場所は /var/named/、bind設定ファイルの場所は /etc/named.conf。とりあえず正引きをGUIで設定してから、逆引ファイルをエディタで修正すればいいと思います（以後DNSの設定はGUIで変更してはいけません）。

クラスＣ未満での運用は諸外国ではあまり一般的でなく、日本独自の運用方法といっても良いかもしれませんね。

ところが、外部から見える逆引きは「5.0.444.33.22.in-addr.arpa」というように

「0が入ってしまっているのです。

ですから、クラスＣ未満では、この部分の記載方法が上位接続先によって違います。まず接続先の指定をウェブサイトやサポートデスクで確認するなりしてそれに従ってください。

たとえば、192.168.1.16/28 ネットワーク内の192.168.1.18のマシンの場合は、18.16/28.1.168.192.in-addr.arpa. などというようにサブネットを加えて記述するのが一般的ですが、接続先によっては、そこに決められたアルファベットを加えなければならなかったり、bind9では省略も可能だったり・・・いろいろです。そういう意味でOSXサーバのGUIアプリケーションだけでは対応できないということなんです。

また、

ISPからもクラスC未満での設定がされていない、ということでしたので、

ということから考えると、named.confに逆引ファイルの指定が記載されていない、もしくは指定したファイル名が間違っているなどの原因も考えられます。これも上位接続先で記載方法が指定されていますから、確認して従ってください。