みなさま
投稿に間があいてしまい申し訳ありません。
結局、サードパーティのソフトウェアを使って、部分的に復旧させることができました。
みなさま、色々とアドバイスをありがとうございました。いただいたコメントは精神的な支えでした。
このフォーラムの趣旨にあっているか自信がないのですが、まとめと、同様のトラブルを抱えた方への情報として、私が行った復旧作業の内容をお知らせします。
方針:
A. 問題発生から遡って1ヶ月以内に作成、変更を加えたファイルのリストを取得する
B. それらのファイルを復旧する
C. 復旧できなくても、Aのうちどのファイルを失ったか分かればよしとする。
作業1:DiskWarrior4.2 英語版を使用
日本語版の最新版をすぐ手に入れられる環境になかったため、やむなく開発元のAlsoftのサイトで購入。
ソフトは購入後すぐにダウンロードできる。起動用DVDは米国向け送料プラス$3で世界中に発送可。
DiskWarriorは個々のファイルを復旧させるというよりも、HDD全体のメンテナンスをするという方針のソフトのようです。
復旧目的で使うには、イメージファイルをコピーしてから作業した方がよいです。
正常なFileVault以外のディスクイメージはこのソフトのメニューから選択できないようで、
sudo hdiutil attach -nomount MyAccount.sparcebundle
コマンドが必要。これにより復旧したいイメージを認識させて、"Rebuild"を実行。
あっというまにイメージ(~60GB)の検査が終わり、修復後のpreviewも見ることができる。
"Replace"ボタンを押すと実際にイメージへ変更を書き込むので要注意。(メンテソフトなので当たり前ですが)
この時点で、イメージディスクのマウントが可能になり、ディレクトリ構造の完全な修復に成功。
findコマンドでファイルリスト作成。方針Aは達成。
しかし、喜びもつかの間、アクセスできるようになったファイルは、ことごとく破損。
まともに開けるファイルはなに一つありませんでした。
問題発生直前にコピーしたイメージファイル、発生後に他アカウントを使用してコピーしたもの、結果は同じです。
作業2:Drive Genius 2 デモ版
そのソフトの「情報」メニューではattachされたイメージを"ドライブ"として認識するのですが、「修復」メニューではハードとして存在する"ボリューム"しか選択できませんでした。
これがデモ版による制限なのか、このソフトの仕様なのかは、よく分かりませんでした。しかし、他のデモ版による制約はその旨表示されるので、ソフトの仕様と判断、購入には至りませんでした。
作業3:Data Rescue 3.0.0
このソフトはメンテ系のDiskWarriorとは違い、個々のファイルの復旧に力を入れたソフトのようです。
イメージファイルを認識させるには、「詳細ビュー」から「ディスクイメージを表示」にチェックを入れる必要があります。
実際のイメージのスキャンには、60GBで3時間ほどかかりました。(USB外付けHDD使用)
認識できたディレクトリ構造は、大雑把に総ファイルの半分くらいでした。
ディレクトリ構造・元のファイル名が不明で、ファイルタイプだけ判別できたファイルもリストされます。
そこから必要なファイルを選択して実際に復旧します。(復旧ソフトですので上書きはしません)
復旧成功率も約半分といったところで、コピーに成功しても開けないファイルも多数ありました。
(イメージファイルの破損状況によるのでしょう。そのようなファイルには大抵赤いラベルが付けられるのでこのソフト自身も認識しているようです。)
全ファイルの復旧は無理でしたが、DiskWarriorで作成したファイルリストを基に、どうしても必要なファイルは運良く全て復旧させることができました。(方針Bをほぼ達成。)
この他、メールはIMAPを使っていたのですべてサーバ側に残っており、添付して送ったメールから回収できたファイルもありました。ネットからダウンロードしたカタログファイルなどは、再ダウンロードで済ませました。写真などは、デジカメのメモリーカードから復旧できました。
それからズボラな性格が幸いし、最近のファイルは多数Dropboxディレクトリに放り込んだままであった、ということも判明、はずかしいやら、うれしいやらでした。(方針Cを達成、ここから遡って方針Bを補完することに成功)
私の場合、過去1ヶ月分のファイルのみで構わなかったのと、DiskWarriorであらかじめ復旧したいファイルが分かっていたことが功を奏したようです。
まとめさせていただくと、DiskWarriorでどうしても必要なファイルを絞り、Data Rescueにてピンポイントで復旧、が有効でした。
その際、sudo hdiutil attach -nomount MyAccount.sparcebundleコマンドは必須です。私の場合幸運にも、このコマンドでattach及び復号化が可能でした。
どちらのソフトも驚くほど優秀なソフトでしたが、得意・不得意があるようなので組み合わせるといいようです。
その際、それぞれのソフトでなるべくイメージファイルはオリジナルに近い状態から復旧を始めることが重要でした。
みなさま、色々とアドバイスをありがとうございました。何か補足等必要でしたら、追記致しますのでご指摘ください。
今回の私の経験が誰かのお役に立つことを願って、書き込みさせていただきました。
コメントをいただいたみなさま、本当にありがとうございました。