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QTSSでQuickTimeムービーを配信するときの音ずれの問題

Mac mini サーバにてwebサービスとQTSSサービスの立ち上げをしています。
サーバの設定はサポートチームの丁寧な指導によって、両サービスとも起動しているのですが、
僕が用意したQuickTime ムービーのストリーミング配信に問題が発生して困っています。


まずは基本情報から


【マシン】
Mac mini MC408J/A(マシンスペックはデフォルト)
Snow Leopard 10.6.4


【ネット環境】
光ブロードバンド100M


【コンテンツ制作】
ビデオ撮影した素材をFinalCutEx(FCE)で編集
QuickTimeムービー H.264 ファストスタートで素材を複数用意

QuickTime Proでこれらを結合した素材を書き出す
設定:ムービーからQuickTimeムービー H.264 ストリーミングにチェックON
サイズ:同じ素材を3種類用意、640×480 480×360 320×240
再生ビットレート:640×480は約1500  320×240は約400 前後でしょうか


これらのコンテンツをサーバにアップロードし、ストリーミング再生させてみるのですが、
再生はされるものの、映像と音がずれて再生されてしまい困っています。
音のずれ方は、映像と音声が常に一定時間ずれるわけではなく、映像の初期はズレが小さく
最後の方になるとそのズレが累積され大きくなるという現象です。
つまり、長編のコンテンツほど問題が大きくなります。
再生スライダーバーを使って後半を再生させるとズレは大きく、前半に戻すとズレは小さくなります。


書き出しの設定を変えたコンテンツを様々用意して試してみるものの、この現象は解消されません。


不思議なのは、このコンテンツをQuickTimeプレーヤで直接開いて再生させると
まったく音ずれは起こりません。コンテンツそのものの音ずれはないよで、これを
ストリーミング経由で再生させると音ずれが発生することがわかっています。


Appleのサポートチームにも問い合わせをしたのですが、現象が再現されないとの回答でした。
また、音ずれを起こすとう事象そのものがあまり報告されていないようです。


問題を解決する方法をご存知の方がおられましたら、ご指導よろしくお願いします。

Mac mini, Mac OS X (10.6.4)

投稿日 2010/07/15 13:56

返信
返信: 6

2010/07/15 14:14 gaichi への返信

gaichiさん、こんにちは


gaichi による書き込み:


Mac mini サーバにてwebサービスとQTSSサービスの立ち上げをしています。
サーバの設定はサポートチームの丁寧な指導によって、両サービスとも起動しているのですが、
僕が用意したQuickTime ムービーのストリーミング配信に問題が発生して困っています。


QuickTime Proでこれらを結合した素材を書き出す
設定:ムービーからQuickTimeムービー H.264 ストリーミングにチェックON
サイズ:同じ素材を3種類用意、640×480 480×360 320×240
再生ビットレート:640×480は約1500  320×240は約400 前後でしょうか


QuickTime Proで書き出す際の設定ですが、オプションの設定は「ヒントストリーミング」になっているでしょうか?

もしも、ファストスタートのままならそれが原因かと存じ上げます。


さらにアドバイスすると、ヒントストリーミングの設定で「サーバー用にヒントを最適化(より大きいファイル作成)」を選択しておくと、サーバーの負荷が軽減されます。

2010/07/15 21:08 アイスクリーマ への返信

ご回答ありがとうございます。


書き出しオプションの設定は「ストリーミング」としオプション設定も「サーバー用にヒントを最適化」をチェックして
試していますが、音ずれは解消されていません。
(ご指摘の「ヒントストリーミング」は設定項目の中にありませんので「ストリーミング」のことだと想像しています。)


一つだけ問題のないファイルがあります。FCEで作成した最初のコンテンツ(最高画質)のものをストリーミング用に圧縮せずに
QuickTimeProで「ムービーからヒントムービー(サーバ用にヒントを最適化チェック)」で書き出したコンテンツは音ずれが起こりません。
しかしこれにも問題があります。まず想定サイズが640×480であるにもかかわらず720×480で再生されてしまいます。(不思議なのはQuickTimePlayerで直接開くと640×480で表示されるものの、ストリーミング経由では720×480のサイズになってしまいます。)またファイル容量が大きすぎてストリーミング用コンテンツとしは大きすぎて適していないと考えています。


環境の問題かとも考えてみました。

現在サーバを設定している場所が超がつくど田舎でして

そこにローカルネットワークを構築して作業を進めています。

具体的には無線LANルータの下にimac(無線)、macbookpro(無線)、macminiserver(有線)3台が接続されています。

QTSSのテストを行っているのがこのローカルエリア内のimacになります。したがいまして、アクセスアドレスもドメインではなく

macminiのIPアドレスを使ってwebやQTSSのサービスをテストしています。

この環境が音ずれに影響するものなのでしょうか?


可能ならば、外のネットワークからのアクセスで実験したいところなのですが、まわりにインターネット環境を持っている友人がいないため

東京の自宅にもどるまでは比較検証ができない状態です。

2010/07/15 22:12 gaichi への返信

ヒントストリーミングというのはQuickTime Pro Windowsでの表現でした。回答したときMacOS Xの環境じゃなかったのでWindows版の表現をそのまま使ってしまいました。(同じ表現にしてくれれば良いのに)


さて、懸案の音声の遅延の件ですが、下記の記事を発見しました。この方も長年遅延に悩まされていたそうですが、見事に解決したそうです。


結論は「トラックヒンターの設定」をクリックして「RTP Playload エンコーディングの設定」を「常に QuickTime のエンコーディングを使う」に設定する事だそうです。私も勉強になりました。


http://www.jizo.net/mt/archives/000684.html


また、今回の件とは直接関係はありませんが、私がDSSを構築する際に参考にしたサイトを紹介しておきます。


CentOS 5.4 にDarwin Streaming Server 6.0.3 をインストール


このメッセージは次により編集されています: アイスクリーマ

2010/07/18 13:45 アイスクリーマ への返信

検証に時間がかかったため返事が遅くなりました。結果を報告させていただきます。
見事問題が解決できました〜!アイスクリーマさん、本当にありがとうございました!🙂
同じ問題で悩んでいる方のために状況を整理しつつ解決策などをまとめてみました。


まず元々の素材(コンテンツ)はファイナルカットエクスプレス(以下FCE)で作成した容量の大きなファストスタートのムービーを多数制作していました。このコンテンツをネット配信するべく、ストリーミング用のムービーに書き出し(同時に圧縮)、サーバにアップロード。今回の音ずれの問題が発生することが確認されたのです。


これらの問題の原因をモニタすることができる場所があります。
QuickTimeプレーヤPro(以下QTP)のメニューの 『ウインドウ/ムービーのプロパティを表示』 でトラック情報を確認します
。基本的にサウンドトラック(以下ST)とビデオトラック(以下VT)があるはずです。
ストリーミング用のコンテンツにはさらにHinted Video Track(以下HVT)、Hinted Sound Track(以下HST)のヒントトラックが必要になるようです。


最初にFCEで作成したコンテンツのトラックはSTとVTのトラックだけしか存在せず、ストリーミング配信できません。
次にストリーミング用に圧縮をかけたビデオにはST,VT,HVT,HSTのトラックがありますが、HVT,HSTは有効にチェックが入っていない状態(つまり無効?)になっています。しかし、このコンテンツはサーバにアップロードするとストリーミングはされます。しかし音ずれの問題が発生します。これらの問題を解決するために、以下の方法を試してみました。


【試行錯誤】
■HVT,HSTの二つを有効にチェックして保存しテスト(作業は数秒)。ストリーミングされるが音ずれは解消しない。


■元のコンテンツをアイスクリーマさんのご指摘を参考に再度書き出してみる。設定で重要なのはご指摘の通り「書き出しオプション」設定の中の「インターネットストリーミングを準備」を「ストリーミング」選択し、設定項目を開き「サーバ用にヒントを最適化」を選択、さらにその中の「トラックヒンターの設定」を開きRTPトラックの設定を「常にQuickTimeのエンコーディングを使う」を選択してビデオを書き出してみる。出来上がったビデオのトラックにはなぜかHVTはあるがHSTがない!試しにサーバにアップロードしてストリーミングテストをすると予想通り、映像はでるものの音声がでない(QuickTimeプレーヤで直接再生すると映像音声ともに再生される)。HST付きのコンテンツの書き出しができないか、いろいろ試すも、結局すべて失敗に終わり行き詰まってしまう。


しかし、解決の糸口が見えてきたのであきらめずにさまざまな設定でテストを繰り返すと、僕の環境下では以下の方法で音ずれが解消されることがわかった。


【成功事例】
●元のコンテンツを「書き出しオプション」設定の中の「インターネットストリーミングを準備」を「ストリーミング」選択しその他の設定はデフォルトの状態でいったん書き出す。できあがった素材をさらに「ムービーからヒントムービー」で再度書き出す。ここで重要なのは書き出しオプションの中のオーディオサウンドのトラックヒンターの設定はデフォルトのままとし、ビデオのトラックヒンターの設定のPayloadエンコーディングを「QuickTime」選択し書き出しをする。ビンゴ!音ずれしないストリーミングに成功しました。


この方法では2度の書き出し(書き出し時間が1.2倍)が必要となり、非常に面倒ではあるが、この「ヒントし直す」という方法が音ずれしないコンテンツをつくる一つの方法であることは間違いないことがわかりました。


【結論】
ストリーミング用ムービーの必須条件はST,VT,HVT,HSTのトラックが存在すること、また音ずれが起こらないコンテンツの必須条件はHVTのPayloadの種類が「X-QT/2997(QuickTimeエンコーディングだと想像)」になっていることであると思われます(あくまで素人予想)。HSTのPayloadの種類が影響するかどうかは不明だが「mpeg4-generic/32000/2」でうまくいくことだけはわかっている。(ド素人の解釈なので誤っている可能性があります。しかし、このあたりをうまく調整することが解決の糸口になることは確かだと思われます。)


音ずれのしないコンテンツの生成方法は様々あるのかもしれません。しかし、僕の元映像から生成する方法は先に紹介した成功事例の手順一つしか見つかっていません。できれば一回の書き出しでできるといいのですが…。




思えば、この問題に最初に直面したのが2ヶ月ほど前、日々悪戦苦闘するもよい結果はえられず。たまらずアップルコールセンターにSOSを発信。しかし、現象が再現されないという返事で結局路頭に迷い、しばらく放置してコンテンツの制作に没頭。しかし、この現象を経験する人がほとんどいないということは、普通にコンテンツ制作すれば普通に配信できるはず!と確信してから再びネットなどで検索開始。しかし、この現象に関する記述はほとんど見つけられず困り果てていました。
アップルコールセンターの方に、このディスカッションボードで呼びかけてみたらどうか…という最後のアドバイスがあり、だめもとでディスカッションを開始したのが3日前のことでした。正直、半年後に返答があればいいのかなくらいの気持ちでいましたが、即日回答があったのにはびっくりしました。しかも、見事問題解決!! 本当にアイスクリーマさんには感謝の気持ちいっぱいです。


この問題があまりクローズアップされない理由の一つが、もしかするとQuickTimeでストリーミング配信すること事態がマイナーな選択なのかもしれないと感じています。映像配信が当たり前になってきた昨今、主流はウインドウズメディアなどなのでしょうか。


ようやく階段を一つ登ることができました。ありがとうございました。😁

2010/07/17 14:25 gaichi への返信

gaichiさん、こんにちは


解決されて何よりです。


解決してうれしいのはお察ししますが、タイトルは「Re:解決しました!!」ではなく、元のタイトルを変更されないようにお願い致します。


というのも、ここに訪れる人はタイトルを見てどのような問題が話し合われているのか判断する材料としているからです。もちろん、解決している事を明示する為に「Re:QTSSでQuickTimeムービーを配信するときの音ずれの問題(解決しました!!)」等とするのはかまわないと思います。


それにしても、よく頑張りましたね。


頭が下がります。

2010/07/17 16:56 アイスクリーマ への返信

アイスクリーマさん、こんにちは。

タイトルの件了解しました。


これからまたビデオ書き出しの毎日です。

ただ先行きが見えないなかでの作業から開放されたので

ようやく気分よく仕事ができるようになりそうです。


本当にアドバイスありがとうございました!

QTSSでQuickTimeムービーを配信するときの音ずれの問題

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